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November 2006

Nov 30, 2006

能動的な放送

以前だと、電車が発車する際に「ドアを閉めまーす」と放送するのは京浜急行の専売特許で、JR や京急以外の在京私鉄では「ドアが閉まりまーす」と放送するのが普通だったと思うのです。ところが最近、JR 東日本でも「ドアを閉めまーす」と放送する車掌さんが増えているような気がします。

「ドアが閉まりまーす」だと他の誰かが勝手にドアを閉めるみたいだから、車掌さんがドアスイッチを扱う以上、「ドアを閉めまーす」と能動的に放送する方が筋は通っています。それにしても、この変化の背後に何があったんでしょうか。

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Nov 28, 2006

対アフリカ兵器輸出

ホワイトバンドが話題になったときに、

「ホワイトバンドを仕掛けた本家本元のイギリスは、アフリカに兵器を売りまくっている。つまり、ホワイトバンドとは債務免除で捻出した資金でイギリス製の兵器をアフリカ諸国に買わせるための運動なのだ」

という陰謀論が囁かれていました。それに対して私は、「イギリスに、アフリカの貧困国に買わせるような品物があるかよ」と否定的な見解をとっていたのですが、面白い資料を見つけたのでメモ。

Conventional Arms Transfers to Developing Nations, 1998-2005 (PDF)

これは、アメリカの CRS (Congressional Research Service) がまとめた報告書なんですが、注目は 83 ページ目の表「Table.7 Number of Weapons Delivered by Major Suppliers to Africa」。これを見ると、アフリカ向けの兵器輸出では「ロシア、中国、英仏独伊以外の欧州諸国」が大半を占めている、という現実が一目瞭然です。

まあ、これは「輸出」の話ですから、軍事援助と称して無償供与した分はカウントしていないでしょうが、イカリング騒動のときに流布されていた内容に疑義を呈するためのネタ元としては、信憑性があるんじゃないでしょうか。と書くと、アメリカ議会がまとめたものだという点にイチャモンをつける人が出てくるのは想定の範囲内ですが、別にウソをつく理由もないですしねぇ。世界全体で見るとアメリカがダントツ 1 位、という数字はちゃんと出てるわけでして。

ついでに書いておけば、アメリカが FMS 経由で行う兵器輸出は DSCA (Defense Security Cooperation Agency) がいちいち議会に通告しているし、議会が反対なら阻止する権限もあるので、"すべて闇の中" ってことはないです。

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Nov 23, 2006

失敗と理想と現実と

イラク問題のこの頃/マブダチということ」(摂津堂テクスト)

詳しい内容についてはリンク先をみていただくとして、趣旨については禿げ上がるほど同意。
そりゃ、失敗しない方がいいに決まってますよ。でも、失敗したことない人なんていないでしょう。アメリカがイラクでやらかした失敗はいささかスケールがでかすぎるけれども、それを訳知り顔であげつらってるだけでは、何の解決にもならないわけですよ。

ましてや、「アメリカが撤退すればすべては解決する」なんて幻想を振りまくのは、もはや犯罪的。今の状態でいきなり手を引いたら、第二のアフガニスタンができて、後でもっと多くの血を流すことになるのは間違いないと思うのですけれど。(まあ、アメリカのイラク政策を批判している人の多くは「アメリカの悪口が言えればよかった。理由は何でもよかった」てことなのかもしれませんが)

理想を持つことは大いに結構。でも、それはそれとして、目の前の現実に対して、いかにして (夢想的にならずに) 現実的に取り組んでいくかが重要なんじゃないですかネ。現実が理想と異なるからといって、そこでヒステリーを起こしても事態は改善しませんって。

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Nov 19, 2006

大義名分より日々の生活 ?

日本の選挙に限ったことではないけれど。

「自由」とか「平和」とか「民主主義」とか、いろいろと政治の世界で持ち出される御立派な大義名分があるけれど、いわゆる一般市民のレベルでいうと、まずは普通に仕事があって飯が食えることが優先課題なんだろうなと。だから、

ちゃんと飯を食わせてくれる独裁者 >>>>越えられない壁>>>> 民主的に選ばれた指導者

なんてことも起こりうるわけで。とりわけ社民・共産の人は、そこのところが分かってないような希ガス。

アメリカのイラク統治にしても、もともとアメリカという国は民心掌握が下手であるという点を抜きにしても、せめて「治安」と「仕事&メシ」だけでもちゃんとできれば、また違った結果になってたかも。過去に「if」は禁物だけれど…

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Nov 17, 2006

ASW をめぐる駆け引き

「うめ吉ワラワラ」の次がこれか YO!
と突っ込まれそうですが、まあいいからいいから。

中国海軍の宋級潜水艦が、USS Kitty Hawk (CV-63) の近所まで探知されずに接近できたというので、一部で話題になっているようです。これに限らず、ディーゼル・電気推進の通常動力型潜水艦はノイズが小さい傾向があるので探知が難しく、さらに沿岸水域だと水測状態が悪いことが多いので厄介です。

ただ、このニュースをわざわざ米海軍が記者発表したのには、ちょいと裏があるようにも思えます。
何も対潜戦に限ったことではありませんが、センサーが何かを探知したからといって即座に対応行動を起こすと、こちらの探知能力を相手に知らせる結果になります。だから、たとえばパッシブ・ソナーが宋級を探知したからといって、即座に反応するのは賢くありません。いざというときに相手を驚かせる能力を隠し持っておく方が、頭のいい方法といえます。

だからといって放置プレイにすると、相手に余計な自信を与えてしまい、それはそれで問題があります。無難なのは、本来の探知距離よりも近くまで引き寄せておいてから、いきなりガンガン探信して相手を追い払う方法でしょうか。あ、探知できなかったのだとすれば大問題。

今回の件が「わざと」なのか「探知できなかった」のかは分かりません。ただ、一見したところでは失態に見える話を晒すことで、いろいろな波及効果が考えられます。

・議会に対して「中国に対する警戒心を解いてはならない」というメッセージ
・さらに、「リットラル対潜戦のために予算を出してよ」というアピール
・そして内輪に対しても「気を抜いてはいかんぞ」とネジ巻き

米中間の軍事的関係は、片手で握手しながら他方の手で小突き合うようなところがありますが、それを象徴するような事件かも。

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Nov 16, 2006

日本版ファニートラップ

痛いニュース(ノ∀`)ねむねむ子パンダ」を見ると、パンダの子供という名のハニートラップ ファニートラップで萌え死にそうになっている人が少なくないみたいです。が、日本にだって似たような風景があるんですよ。

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Nov 15, 2006

足が縮んだらしい

10 ヶ月ばかり前に、スキーブーツが緩いんじゃないの ? という疑惑が勃発、ICI に駆け込んで職人さんに足を見てもらった結果、選んでもらった REXXAM F-97 は一挙に 1.5cm もサイズダウン、という事件がありました (こちら)。

スキーブーツだけの特異現象かと思っていたら、普段履きの靴も緩く感じるんですね、最近。で、いま履いている靴のサイズを確認したら 24.5cm。これで緩いということは、24.0 か 23.5 にする必要があるわけで… 以前は 25.0-25.5cm でちょうどよかったのに、この有様。年を食うと足が縮むのか、それとも体重が減ったついでに足が縮んだだけなのか、謎です。

なんにしても、服だけじゃなくて、靴の選択肢まで狭まりそうな今日この頃。やれやれ。

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Nov 11, 2006

どこに 250 人 ?

ポカーン」の続編。

公式サイトによると、日比谷のイベントでは「約 250 人による STAND UP が行われました」だそうです。でもって、掲載された写真がこれ (公式サイトの画面をキャプチャ)。
Image2_3

ちょっと不審に思ったものですから、会場の写真を再確認してみました。
会場となった広場には、3 人掛けのベンチが横に 5 列、縦に 16 列置かれていました。つまり、ベンチがすべて埋まると、3×5×16=240 人という勘定になります。

でも、上の写真を見ると、どう見てもベンチが全部埋まっている様子はありません。みんす党・藤田氏の blog に載っていた写真でも、チラホラと空席が目立ちます。
まさか、わざわざ人が少ないところの写真を選んで掲載しているということはないでしょう。よしんば完全に埋まっていなかったとしても、写真のフレーム内に収まる範囲に集まってもらうとか、人が多く立っている部分の写真を掲載するとか、それぐらいの配慮 (おい) はあって普通です。

となると、ベンチが全部埋まっても 240 名分なのに、空白があっても「250 人」とはこれいかに ? ひょっとして、スタッフも全部カウントしたとか。それはそれで反則とはいえませんけれど、なんにしても謎な数字です。ギネスブックの人にはどう説明してるんでしょうか。

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Nov 07, 2006

なんとゆーことを…

渡辺一樹デモの日記より。

義之は低速で滑るのが上手くなったね、敬介はまだまだまだまだまだぐらいかな ?
娘さんたちは、まだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだ・・・ ぐらいだな。
最高峰の人達をもってしても、このいわれよう。実際、低速でキレイに滑るのって難しい。もちろん、超高速でぶっ飛ばすのも、それはそれで難しい。ほどほどのスピードで滑るのが、一番ごまかしがきくという説も。
そんなわけで自分の場合、低速での滑りは「まだ128ぐらいかなあ ?

それはそれとして。


ってことで今日は聖佳の2○歳の誕生日。
(中略)
聖佳を倒す刺客を作らねば・・・と思いつつも、聖佳の壁は厚い。
お化粧の壁は薄そうなんだけどね・・・

な、なんとゆーことを…

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Nov 06, 2006

ホットワックス中

だいぶ涼しくなってきたので、チューンから上がってきた DEMO 9 3V にワックスをかける作業を始めました。やっぱり、暑いうちにホットワックスはやりたくないです (苦笑)

今回はチューンに出すときにお願いして、トップ側とテール側のエッジを食いつきを抑えるように微調整してもらいました。もともとエッジグリップが強めで、しかもトップ幅がむやみに広いので、エッジが噛みすぎる傾向があったもんですから。こんな注文を出せるようになると、「ああ、自分も少しは発展したなあ」と自己満足。

ブラッシングしたときの感じだと、昨シーズンに作ったベースワックスが完全に抜けているわけでもなさそうで、そこそこ硬くなっている様子。これなら思ったより早く作業が済みそうです。なんにしても、チューンしたばかりでフラットが出ていて、そこにワックスをかけて黒光りするソールを眺めるのは、なかなか気持ちがいいものです。

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Nov 04, 2006

不労所得なんて !

⊂⌒⊃。Д。)⊃カジ速≡≡≡⊂⌒つ゚Д゚)つFull Auto | 親が金持ちで一生働かなくてもいいってやつちょっとこい
(障害報告@webry 経由)

いくらカネがあるからって、それをアテにして働かないようでは、人間がダメになっちゃうよ。
と、私は思うわけです。不労所得があるとか、宝くじで三億円当てたとかいう事情が仮にあったとしても、それはそれとして横に置いておいて、働いて稼いだ分の範囲内で暮らすようにしないと… と考える私は保守的すぎるんでしょうか。

特に、若いうちに「楽して大儲け」みたいないい思いをしてしまうと、それが後年になって悪影響をもたらして、人生をぶち壊しにするリスク要因になるんじゃないでしょうか。

よく、物書きを指して「夢の印税生活」なんてことをいいますし、MLM にハマったひとなんかも「印税的収入」なんて言辞を弄していますが、しかーし。現実問題としては、いちど本を出したらあとは印税収入で左団扇、なんていうのはレアケース中の、そのまたレアケース。特に IT 系の書籍は「書いては出し、書いては出し」の自転車操業な訳です。それはそれで、私みたいな新しがり屋さんには面白いですけれど。

なんにしても、楽していい暮らしをしようだなんて考えちゃいけません。そんな人ばかりになったら、日本は終わりです。

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Nov 02, 2006

ケリー失言騒動

例の「ケリー失言騒動」ですが、原文が気になったので CNN のサイトを見に行ってみました。

まず、問題の発言がこれです。


"You know, education -- if you make the most of it, you study hard and you do your homework and you make an effort to be smart, you can do well.
"If you don't, you get stuck in Iraq."

Microsoft Bookshelf で調べたところ、"get stuck" は「一生懸命になる」という意味の俗語です。これだと失言にはならないのですが、"get stuck in the mire" (苦境に陥る) という言い回しがあるので、意味合いとしてはそちらなのでしょう。「イラクに行って苦労するぞ」というところでしょうか。

で、この失言に関する日本の報道で、ケリー氏の言い訳が載っているわけです。


大統領がイラク戦争の勉強を事前に十分行わなかったからイラクで身動きがとれなくなったという趣旨だったと釈明し、「大統領こそ米兵に謝罪すべきだ」と反論した。(讀賣)
「大統領やその取り巻きを指した下手なジョークだった」と述べ、兵士らではなく、ブッシュ大統領らを指したものと釈明した。(産経)

CNN によると、弁明はこんな内容でした。


"I sincerely regret that my words were misinterpreted to wrongly imply anything negative about those in uniform, and I personally apologize to any service member, family member, or American who was offended," he said in a written statement.
"As a combat veteran, I want to make it clear to anyone in uniform and to their loved ones: My poorly stated joke at a rally was not about, and [was] never intended to refer to any troop," he said.

この手の海外記事の日本語訳では、微妙なニュアンスや訳語の選び方で、訳者の主観が入りこむ場合があります。陸自の派遣部隊がイラクから撤収してきたときに、毎日新聞が「撤退」という言葉を用いた件について、


「撤退」と「撤収」は、ほぼ同義である。英語ならwithdrawalだ。毎日新聞は、イラクからの外国の軍隊の引き揚げに言及する場合、凱旋(がいせん)か敗走かというニュアンスとは無関係に「撤退」という表現を使ってきた。

と説明していたのは記憶に新しいところです (でもこれ、後になって嘘だとばれたんですが)。
こういうことがあるから、海外がらみのニュースでは元ネタをあたることも重要ですね。

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今日の○と×

○ : ThinkPad X31 で使っていた Windows Vista 入りの HDD を ThinkPad T42 に付け替えたら、デバイスの再認識をやっただけであっさり使えた。もうすぐ製品版が出るというタイミングで、環境再構築の手間を知られなくて助かった。ライセンス認証はやり直しだったけど。

× : 朝、外を見たら晴れていたので、「天気予報と違うじゃないカー」といいつつ嬉々として布団を干したら、1 時間足らずでドン曇りになってしまった。


世の中、なかなか思うようにいくことばかりではないですね。ちなみに、このエントリは問題の T42 で書いてます。

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