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Dec 15, 2006

カナダってこんな国

ちなみに、カナダにまつわる最近の話題いろいろ。

  • カナダはアフガニスタンの ISAF に 2,000 名規模の部隊を "海外派兵" しています
  • そのため、今年初めには ISAF 派遣部隊用として 2 億カナダドルの緊急装備調達を決めました
  • さらに、"海外派兵" を容易に実現できるようにするために、大型軍用輸送機 C-17A×4 機と中型軍用輸送機 C-130J×17 機の調達を決めました
  • ところがヨーロッパからは、そのカナダに対して「C-130J の代わりに、ウチの A400M 輸送機を買わんかね」と売り込み攻勢をかけられています
  • カナダは先日、アメリカなど 9 ヶ国が共同開発している新型ステルス戦闘機・F-35 Lightning II の量産に向けた MoU に調印しました
  • 米陸軍がイラクなどで使用しているストライカー装甲車、それと米海兵隊が使用している LAV-25 装甲車は、カナダの General Dynamics Land Systems Canada 社が手がける製品です
  • 米軍のパイロット訓練用シミュレータには、カナダの CAE 社が手がけた製品が含まれています
  • イギリス海軍の原潜が使用する新型指揮管制装置・SMCS NG では、ディスプレイ表示用のビデオカードとしてカナダの Matrox 社製品を使っています
  • カナダはアメリカと共同で NORAD を編成・運用しています。年末になると、サンタクロースの追跡もやっています :-)

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Comments

意外とカナダも色々作っとるんですね、知らなんだ。

>サンタクロースの追跡もやっています
人工衛星とかまで動員するやつですね(笑

Posted by: 人狩 | Dec 15, 2006 at 04:47 PM

>トナカイ
Avro CF-105って、ほんとういろものですよね。
あれは当時にしてみれば、PAC3くらいの野心作

Posted by: sionoiri | Dec 15, 2006 at 07:57 PM

CANadian Deuterium Uranium炉を開発し、独自の動力炉発電炉を自主開発。パキスタン、韓国、インドへ輸出。カナダが供給したサイラス研究炉からプルトニウムを抽出して原爆を作ったのはインド。原爆といえば、カナダも参加者のひとつだった。

Posted by: sionoiri | Dec 15, 2006 at 08:05 PM

カナディアンマンの出身地・・・と言うのはさておいて

カナダも結構アメリカに対して敵愾心があるという話を聞きました。まあ世界各国、お隣同士は仲悪いのは当然ですね。ただ、アメリカとカナダは併合した・侵略されたとか言い合う歴史は無かった(・・・ですよね。)し。

で、カナダ軍は国の公用語が英語と仏語のダブスタなので軍装備のマニュアルも両言語で存在すると聞いたのですが・・・なんかめんどくさいですね。

Posted by: にゃんこ | Dec 15, 2006 at 10:50 PM

そういえば、核開発がらみでそのネタがありましたね。カナダの先生が聞いたら、どういう反応が返ってくるでしょう。

公用語が複数ある国というとベルギーもそうですが、さらにアメリカ製の装備は T/O が英語になっていると思われます。これは大変そうです。

Posted by: 井上 | Dec 15, 2006 at 11:37 PM

カナダ型重水炉(CANDU)については以下の所で十分かと。
http://mext-atm.jst.go.jp/atomica/dic_0026_01.html
http://mext-atm.jst.go.jp/atomica/02010105_1.html
 このうち核不拡散上、重要な観点は、
>CANDUの特徴は(中略)運転中燃料交換を採用したことにより、天然ウランを効率よく燃やせる
(注:ただし現在ではNPTの点で運転中の燃料交換は行っていない)
ということにあります。

 つまり、非常に難しいプロセスであるウラン濃縮をしなくとも、天然ウランを加工するだけで良く、なおかつ(ここが一番重大なところですが)、悪用しようとの意図があれば、核兵器開発に最適の状態で燃料交換を行うこともできるということで。
<何故最適なのか説明は長くなるのでいったん省きます。

 元来、プルトニウム生産用として設計された原子炉の、大型化版であるRBMK炉(チェルノブイリで有名)とは出自も事情も異なり、あくまで善意で開発したカナダにとって、インドの核実験の衝撃は大きく、その後の政策にも大きな影響を与えていますので、同一視するのには酷な面がありますが、ある意味原子力政策も結果責任。どのように考えられるのやら。
<「私は原子力の平和利用にも反対です」の一言で片づけられる気もしますが、以上のことは十分承知の上で追求してみても良いかもしれません。ただ、私自身その責任は負えませんが(大汗)。

Posted by: へぼ担当 | Dec 16, 2006 at 12:40 AM

カナダといえば、自分の中ではADATSですね。費用対効果で米軍に敬遠されたけど、戦闘車両のマルチロール化で対戦車ミサイルと防空ミサイルを別々に搭載した戦闘車両をひとつにまとめてしまえて全体の戦闘車両の数を少なくできるという利点もあるような。

大戦略系等のゲームで最大ユニット数が決められたゲームでは、最大ユニット数まで欲張って生産して他に生産したい兵器類の為に、対空と対地兵器を一体化されたADATSは、対空と対地兵器の車両を別々に生産するより、少ないユニット数の生産で済むので便利でしたね。

Posted by: 通行人 | Dec 16, 2006 at 04:12 AM

アブロカナダがVZ-9アブロカーという空飛ぶ円盤の開発を、本気でやっていたことを忘れてはいけませんね。

Posted by: さはらあきら | Dec 16, 2006 at 06:01 AM

>運転中の燃料交換
(((( ;゚Д゚))))ガクガクブルブル
いろいろな意味で、あまり普及して欲しくない方式ですねぇ… なんにしても、カナダ侮りがたし。

>ADATS, アブロカー
最近のネタから拾ったので、ADATS やアブロカーは失念していました。そういえば大戦中には、モスキートのライセンス生産もやっていましたっけ。

Posted by: 井上 | Dec 16, 2006 at 07:55 AM

>普及して欲しくない方式
何をおっしやる。「「ふげん」の燃料取扱設備は、原子炉運転中に原子炉下方から燃料交換可能」Pu24Oができると、AmがふえてTURの処理が大変(わら)綺麗なプXxを…
http://mext-atm.jst.go.jp/atomica/03020209_1.html

Posted by: sionoiri | Dec 16, 2006 at 10:05 AM

Posted by: sionoiri | Dec 16, 2006 at 10:11 AM

> 運転中の燃料交換
 sionoiriさんご紹介のように「ふげん」でも実施されている方式ですし、むしろ、いわゆる「圧力管型」の原子炉では一般的でセールスポイントだったりします。

 蛇足とは考えますが、以下、簡単にまとめます。
 メリットとしては、燃料の配置(配分)を最適化でき、余分な燃料は交換することで、原子炉の諸特性(余剰反応度・熱的制限値他)をより安全側にできたり、運転サイクルの延長が容易にできたり、炉心の放射能(インベントリ・高次のPuやTRU・MA含む<これはsionoiriさんご紹介のとおり)を最小化する炉心設計ができたりと、自由度が広がることが挙げられます。
 ただし、当然の事ながら、燃料交換機は放射線や熱の遮蔽・除去などを考慮しなければならず、複雑化してトラブルの原因ともなりかねないこと。燃料取り出しの際にかかる熱的な変化から、取り出し燃料に対する影響(健全性評価)を考えなければならないこと。などなど、課題もあるため、メリット・デメリットを天秤に掛けることとなります。
 ただ、重要な観点として「圧力管型」の原子炉の場合、原子炉で最も重要な機器である原子炉圧力容器が「圧力管の数」だけあることになるため、製作、維持、保修コストがかさむことは避けられません。そのため、燃料に天然ウランなど、比較的対象を選ばない(=実用・許容範囲が広い)柔軟性と、そのコスト(燃料処分などのバックエンドも含む)との比較検討は避けられない訳で。
 電源開発が大間に計画していた原子力発電所が、本来ならふげんのATR(一時はCANDUも検討していたようですが)の拡大版となるはずだったところ、コスト高を理由にフルMOXのABWRに変更されたのも、それが理由だったりします。
 以上、長くなり恐縮ですが、ご参考まで。

Posted by: へぼ担当 | Dec 16, 2006 at 11:51 AM

うわー不勉強を晒してしまった (汗)
原子力の世界は奥が深いです。もっともっと精進しないと…

Posted by: 井上 | Dec 16, 2006 at 07:01 PM

>"海外派兵" を容易に実現できるようにするために、
だから、川崎のC-Xをボンバで作って貰えば(罠)
http://square.umin.ac.jp/pb165/CX060507.html

Posted by: sionoiri | Dec 17, 2006 at 10:27 AM

つまり、C-X の開発にボンバを相乗りさせればよいということかも (マテ)。

そういえば、米陸軍の UH-72A こと LUH は元をたどると BK117 で、これは MBB と川 (以下自主規制)

Posted by: 井上 | Dec 17, 2006 at 11:13 AM

「カナダは、『えり抜きのニッチ市場』で画期的な高品質の航空関連製品とサービスを提供して世界的に定評を得ています」と大使館が[えばって]どうする?!カナダの人は日本語もやるべきかもしれない。
http://www.canadanet.or.jp/a_d/index.shtml
防衛産業についてはカナダ航空宇宙工業会(AIAC)によるPPTファイルもリンクされています。

Posted by: sionoiri | Dec 17, 2006 at 11:23 AM

「えり抜きのニッチ市場」にわろた。よく分かっていらっしゃる。
そういえば、NATO 加盟国の合同パイロット訓練に場所を貸しているのもカナダですね (NFTC : NATO Flying Training College)。

Posted by: 井上 | Dec 17, 2006 at 11:36 AM

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