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March 2007

Mar 30, 2007

もはやイージスだけではない BMD

週刊オブイェクトで、「反戦軍事学」の「イージス vs テポドン」関連について突っ込みが入りまくっているので、さらに追い討ち。

BMD 能力を持つ軍艦というとイージス艦ばかりが連想されますが、実はそうじゃありません。オランダ海軍の De Zeven Provinciën 級ミサイルフリゲート (*1) とドイツ海軍の 124 型フリゲートが装備する、APAR (Active Phased Array Radar) を中核とする対空戦システムについても、Thales Nederland 社の手で弾道弾迎撃能力を持たせる構想が進んでいます (*2)。
すでに、De Zeven Provinciën 級の HrMS Tromp が昨年、米海軍の弾道ミサイル迎撃試験に参加しており、弾道弾の探知・追跡と追跡データの Link16 経由の送信をテストしています。同艦は SMART-L 対空捜索レーダーに ELR (Extended Long Range) モードを新規に開発・追加して、レンジを 480km まで延伸しました (*3)。

さらに、イギリスでも 45 型ミサイル駆逐艦こと Daring 級 (*4) の対空戦闘システム・PAAMS (Principal Anti-Air Missile System) に弾道弾迎撃能力を持たせる研究をしています。ただ、APAR は 4 面固定式のフェーズド・アレイ・レーダーですが PAAMS の SAMPSON は回転式アンテナですから、場合によってはちょっと不利かも。

*1 : Naval Technology - De Zeven Provincien Class Air Defence and Command Frigate
*2 : JDW 2006/1/18 "Netherlands looks to Thales for frigate-based TBMD upgrade"
*3 : Kojii.net 「今週の軍事関連ニュース (2006/12/15)
*4 : Naval Technology - Type 45 Daring Class - Anti-Air Warfare Destroyer

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Mar 28, 2007

"RAF グッズ" だって

Royal Air Force Merchandise Soars Into Stores

英空軍が "RAF グッズ" の販売に乗り出すそうです。ド級戦艦、アングルド・デッキ、スチーム・カタパルト、地震爆弾、パンジャンドラム、民間委託の積極活用、アパッチ攻撃ヘリによる兵員輸送など、なにかと革新的なことを考えるイギリス軍ですが、今回の試みが吉と出るか、凶と出るか…

The RAF Collection

そういえば、以前にどこかの会社が「カラシニコフ」ブランドのスポーツ用品を発売するというニュースがありましたが、その後、どうなったのかは不明です。どなたか御存知ですか ?

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Mar 25, 2007

安比高原凸凹ガイド

安比高原に行ってきました。

「直線番長で、どこのコースも同じに見える」なんてことをいわれますが、なにせ規模が大きいので、案外といろいろなバリエーションを楽しめます。もちろん、コブ斜面もあちこちにあります。

◎オオタカコース 第 4 区間
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なぜか、私が行ったときには、優しい感じで滑りやすいコブができていることが多い場所。昨日も、基本に忠実に「腹を削りながらズルズルドシン」をやるには、とてもいいコンディションでした。でも、これは私が行くタイミングが降雪とかち合いやすくて、コブが育ちすぎていないせいかもしれません。
距離が長すぎないし、第 4 リフトで効率よく回せるので、コブの練習にはいい場所です。下半分の整地区間で、基礎トレーニングをやれますし。

◎第 2 ザイラー A コース
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脚自慢が集まるコース。出だしの斜度が急なのと、なにしろ距離が長いのとで、私みたいなヘタッピのコブ初心者には向かないところです。でも、もっと上手くなったら制圧しに行きたいところです。ザイラークワッドで効率よく回せます。

◎セカンド第 1 コース
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ビスタクワッドの降り場よりちょっと下から第 2 ザイラー B コースが分岐するところの手前まで、コース左手にラインが 1 本できるのは毎年の恒例です。ピッチが狭い溝コブになるので、ちょいと手強いです。下半分なら斜度が緩いので、バンクを滑る練習をするのに向いていると思います。
ただし、1 本滑る度にビスタクワッドかザイラークワッドの乗り場まで降りないといけないので、ここだけ回すことを考えると、効率はイマイチ。

◎オオタカコース 第 3 区間
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第 3 リフトの降り場より少し、リフト沿いにモーグルバーンが 2 レーンできます。私みたいなコブ初心者が行くところじゃありません (凹)

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Mar 21, 2007

「反戦軍事学」という本

最近、あちこちで話題の「反戦軍事学」という本があります (紹介している記事の例 1, 紹介している記事の例 2)。

書かれている内容が間違ってるんじゃないの、とかいう類の突っ込みはすでに各所でなされているので、私がわざわざ出ていくことはしません。それよりむしろ、私はこの本のコンセプトや構成に疑問があります。とりあえず、amazon に載っている目次を見てみましょうか。

第 1 部 入門編 - 基礎知識なくしては、議論のはじめようもない
 軍隊って何?
 こんな兵器で平気かな?
 自衛のため、海を越えて行く

第 2 部 中級編 - 軍事問題は、それほど難しくない
 誤解されやすい軍事用語
 海軍の基礎知識
 イージス艦 VS. テポドン
 軍事用語はなぜややこしいか

第 3 部 上級編 - 愚かしき軍事談義を論破する
 元防衛庁長官の恐るべき論理
 欲しがりません、核なんて
 なにも知らないおばはんのための靖国問題
 東京裁判をめぐる笑えない漫画

第 4 部 応用編 - 市民の安全なくして「国防」なし
 憲法改正論議、ここがポイントだ
 世界基準で語る憲法改正
 平和戦略の再構築を
 視野を広げれば、道は開ける

うーむ。
なんというか、こう、あれですね。「反戦派」の人達が好んで取り上げる論点に対して、助け船を出したいという考えで構成を決めたんじゃないの、という印象が拭えません。だから、「軍事学」と銘打っている割には、軍事というものを体系立てて説明する構成になっていない。そんな印象があります。

え、「本文を全部読めば分かる」? いや、本を買うときには普通、目次をパラパラと眺めてみて買うかどうか決めることが多いでしょう。だから、目次や全体の構成ってすごく大事なわけですよ。いちいち本文を全部読んでから本を買うかどうか決める人が、どれだけいますか。


いわゆる「反戦派」の旗色がよくない根本的な理由は、彼等が「結論先にありき」で物事を語ってしまい、とことんリアリズムを欠いているところにあるわけです。つまり、こういう本の必要性以前の問題だということは、以前に本館の方で書きました。それをいいだすと話が始まらないのですが。それにしても。

北朝鮮のミサイル試射や核実験、その他のきな臭いニュースいろいろ、という状況の中で、「これで我々の安寧な生活が守れるんだろうか ?」という不安感があり、それに対して「反戦派」が明快で説得力がある回答を示すことができていないところに、彼等の旗色が悪い一因があります。以前だったら「9 条で日本の平和が守られた」とかいう類の抽象的・イデオロギー的・宗教的な主張でも受け入れられていたけれど、最近では「そりゃ違うんじゃないの」ということで。これは、いわゆる「無防備」についても同じですね。

でもって、反戦派が説得力のある回答を示すことができないのは、もちろん安全保障問題に関する正確な知識の欠如もあるわけですが、それだけじゃなくて「どうやって安全を守るのか」という根本的な理念を欠いているせいでもあります。それであれば、まずは「軍事力とは何で」「何ができて」「何ができないのか」というあたりから話を始めないとダメでしょう。それが、この見出し一覧からは伝わってこない。入門編のセクションひとつで済む話とは思えないんですけれど。

兵器のスペックやコードネームがどうだとか、イージス vs テポドンだとか、陸自の小銃のメンテに関する話だとかいう枝葉末節は、とりあえずどうでもいいんですよ。その気になれば、後からなんぼでも調べられるから。それよりもまず、国際政治のパワーゲームにおける軍事力・経済力・政治力の位置付け、相互の関連や影響の度合、地政学的なモノの考え方、といった話からちゃんとやらないと、先に進めないのと違いますか。

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Mar 19, 2007

μ770SW

「レンズバリアオープン、耐ショック・耐水防禦、バッテリ充電 100%、波動砲発射」
(ちーがーうー)

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3 年に渡って酷使してきた PowerShot S50 が、レンズ繰り出しがらみの「E18」エラーを多発させるようになったので、仕方なくコンパクトデジカメの代替に踏み切りました。携帯デジカメとしては、S50 はちょっと大きかったし。

譲れない条件は「屈曲光学系で、レンズを繰り出さないこと」。さらに、防水構造や MIL Spec 準拠の耐衝撃構造、氷点下 10 度でも動作する耐寒構造 (真冬の安比高原でも大丈夫♪) が決め手になり、ちょいと高めのお値段や、マイノリティの xD ピクチャーカードを使用している点には目をつぶりました。メモリカードを何枚も買い足すのは嫌だったので、思い切って SanDisk の 1GB カード (\4,980-)、それとバッテリの小ささを補うために予備バッテリを一緒に買いました。

当初、画質にはあまり高い期待はしていなかったのですが、実際にいろいろ撮影してみると、コンパクトデジカメとしては十分満足できる内容かと思います。一度だけオートホワイトバランスがトチ狂って変な発色になってしまいましたが、それ以外では発色も OK です。使い勝手にも、致命的な難点はありません。後は慣れの問題でしょう。

強いて欠点を挙げるならば、合焦する直前に液晶ディスプレイの表示が「モワッ」となるところと、ズーミングが行き過ぎる傾向があるところでしょうか。でも、この機種はとにかく「頑丈さは七難隠す」というところがあるので、タフなデジカメを求めている人なら「買い」だと思います。

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Mar 17, 2007

DEMO XR 出直し編

場所 : GALA 湯沢
天候 : 雪
バーン状況 : 固く締まった圧雪に新雪がふんわり
乗り手 : SAJ 2 級、身長 169cm、体重 47kg (公称)
重視しているポイント : 軽快感としなやかさ、ひねり操作のやりやすさ。

◎SALOMON DEMO XR 162cm (117-67-99, R=12.9)
整地では、ますます際立つ軽快感。手に持ってみても、滑ってみても、羽が生えたように軽快。
ただし、エッジを立てて切っていこうとするとトップが外に逃げてしまって上手くいかないのと、急斜面でひねりを入れようとするとテールが食いついて、いうことを聞いてくれないのが問題。
緩斜面で、プルークスタンスの片足だけエッジを立てて走らせてみたら、ターン前半は挙動が穏やか過ぎるくらい穏やかなのに、後半になっていきなり、テール側からキュンと回り込んできたので納得。トップと比べると、テール側のグリップが強いということの様子。

…ダメだこりゃ。

追記 :
この板の名誉のために書いておくと (をい)、緩・中斜面で新雪がふんわり載ったところを、浅回りのショートターンで落差を取ってぶっ飛ばすと、なかなか気持ちよかったのです。でも、気持ちよかった場面はそれだけだったので…

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Mar 16, 2007

政治ポジションテスト

http://seiji.yahoo.co.jp/feature/toitsuchiho07/position/kekka.html?px=5&py=5

「保守的かつ小さな政府を目指すタイプです」

とりあえず、日頃の言動とは一致しているような希ガス。

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Mar 14, 2007

新着のお仕事

アスキーさんの「蘇るPC-9801伝説 永久保存版 第 2 弾」で、うちの秘蔵コレクションから一部を選んで、私が書いた原稿付きで公開することになりました。といっても PC-9801 のハードウェアじゃないんですが、「よくもまあ、こんなモノを後生大事に抱え込んでるな」という感じではあります。(ちなみに、PC-9800 シリーズ以外でもいろいろ抱え込んでるのは秘密です)

パソ通や PC-9801 全盛の時代って、今から比べると信じられないぐらい不便なことも多かったけれど、なんだか訳の分からない「熱気」や「夢」みたいなものがあったかもなあ、と思ったりもします。はい。

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Mar 11, 2007

ニューモデル試乗会 (2007/3/11, #2)

場所 : 富士見パノラマ
天候 : 雪後晴
バーン状況 : 新雪モサモサ、後にぷちコブだらけ
乗り手 : SAJ 2 級、身長 169cm、体重 47kg (公称)
重視しているポイント : 軽快感としなやかさ、ひねり操作のやりやすさ。

☆乗り手の体格がものすごく特殊なので、どちらかというと女性の方に参考になるかもです。

◎SALOMON DEMO XR 162cm (117-67-99, R=12.9)
ATOMIC ばかり 3 台乗った後、というせいもあろうけれど、とにかく軽快。ポジショニングは DEMO 9 と同様のデモ系セカンドモデルながら、手持ちの DEMO 9 3V と比較すると、ちょっと張りが強めで手強い感じ。'06 の Rush N゜10 でも感じたことだけれど、軽くて妙に張りが強いのが最近のサロ ?
DEMO XT とは基本的に同じで、インターフェイスが変わっているとのこと (XR が PROTRAK コンポジット、XT が SMARTTRAK) 。そういうことなら、自分にはフレックスが柔らかめの DEMO XT の方がいいかも。ただ、XR でも XT でも、162cm の下が一挙に 154cm というのは極端すぎないか。150cm 台の後半があればなあ。
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◎SALOMON DEMO X Lady 154cm (116-70-104, R=12.1)
DEMO XT は試乗会に出てきていなかったので、「それでは代わりに」ということで乗ってみたのがこれ。インターフェイスは DEMO XT と共通の SMARTTRAK で、ちょっと太めにして、長さを全体的に短い方向にシフト。DEMO XR と共通する軽快さに加えて、短さが効いて好きなように振り回せるけれど、その分だけ綺麗なたわみを感じにくかった。154cm ではなくて 159cm なら、また印象が違うかもしれない。
ところで、昨年の "どピンク" ほどではないにしろ、この品のないコスメはどうにかならんか (←完全に主観丸出し)。
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◎FISCHER AMC776 164cm (120-76-106, R=16 (170cm))
午後に乗ってみたのがこれで、この日に乗った中では、もっとも好印象の一台。手持ちの AMC600 と同様の軽快感や扱いやすさはそのままに、いくらか "しっかり感" を増した感じ。AMC600 はグラスファイバーだけれど、AMC700 や AMC776 はカーボンファイバーだから、その違いが効いているのか。センター幅が '07 モデルから一挙に増えて 76mm もあるので、悪雪での安定感は増したかな ?
ただし 164cm だと長すぎてバンク滑りがやりにくいから、自分にとっては 158cm がベストチョイスか。サイドカーブがきつ過ぎないのがいい。
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ニューモデル試乗会 (2007/3/11, #1)

場所 : 富士見パノラマ
天候 : 雪後晴
バーン状況 : 新雪モサモサ、後にぷちコブだらけ
乗り手 : SAJ 2 級、身長 169cm、体重 47kg (公称)
重視しているポイント : 軽快感としなやかさ、ひねり操作のやりやすさ。

☆乗り手の体格がものすごく特殊なので、どちらかというと女性の方に参考になるかもです。

◎HEAD i.SuperShape Magnum 163cm (121-71-107, R=13.5m (170cm))
SuperShape の追加モデルで、センターを太目にした (71mm) サンドイッチ構造の板。とにかく重戦車のような板で、乗った感じからしてドッシリ、新雪ボコボコの重たいバーンでも構わず突き進んでくれる。その代わり、振り回そうとすると重いので、なんとなく扱いにくいという印象が。体重とパワーのある人なら違うだろうけれど…
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◎ATOMIC FR 10 166cm
そこで「もうちょっと軽快なのがないですか ?」といったら出てきたのがこれ。確かに "ATOMIC の板" という先入観の割には、重たい感じはしない。ただし、張りの強さはやはり ATOMIC。凸凹に乗り上げるとポンポン飛んでしまう。ちょっと長めなせいもあり、新雪モサモサのところで振り回そうとすると、テールが引っかかって扱いにくかった。
全体的に細身でサイドカーブが緩く、乗り味がしっかりしていてよく走るので、整地限定で大回り専用機として使うと面白そう。でも、そんなシチュエーションが年に何回あるかが問題。
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◎ATOMIC FR-S 163cm
FR 10 のサイドカットをきつくした、どちらかというとショートターン志向 (?) の板。「という割にはズレますよ」(スタッフ談) という言葉の通り、ズレも切れもいける感じ。ただし、FR 10 にも共通する張りの強さが、体重の軽い人間にとっては辛いところ。これもやっぱり凸凹でポンポン飛んでしまう。整地限定ならいけるかな ?
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◎ATOMIC NOMAD Whiteout
FR-S に乗った後で「実は体重が 50kg 割れで」と白状したら出てきたのがこれ。長さは書いていなかったので不明ながら、163cm ぐらい ? 「ニューコンセプトな板」なんだそうで、要は基礎とかレースとかいうよりも、オールラウンド性を重視したということの様子。ただし、FR10 や FR-S と比較するとモッサリした乗り味で、なんだか面白くない。
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Mar 10, 2007

レキサー JumpDrive Mercury

レキサーの JumpDrive Mercury 1GB (JDMC1GB-431) を買いました (\5,480-)。

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ThinkPad T42 で ReadyBoost を試してみたかったのと、データバックアップ用の USB フラッシュメモリを兼ねるのが目的です。もともと、T42 のバックアップ手段としては CF を使っていて、アダプタを介して PC カードスロットに取り付けていたのですが、いくつか不具合が出ていたので仕方なく放棄、USB フラッシュに頼ることにした次第です。それならついでに ReadyBoost 対応にしちゃえと。

ReadyBoost 対応の USB フラッシュメモリを取り付けると、ReadyBoost 用に割り当てるディスク領域を指定できます。本当は、メインメモリと同量を指定するのが良いそうですが、うちでは 700MB を割り当てて、残りをバックアップ用にしました。

この製品が面白いのは、使用済みの容量をバーグラフ表示する機能が付いているところ。ReadyBoost 用の領域を指定した時点でキャッシュ用のでかいファイルを使ってしまうので、写真でもバーグラフ表示がかなり、満タンに近付いています。

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Mar 05, 2007

nexter って知っテル ?

朝日新書『反戦軍事学』を読む~戦車のお値段編~」(週刊オブイェクト) のコメント欄を眺めていて思い出した話。

フランスに「nexter」という防衛関連企業があります。名前だけ見ると通信機器メーカーみたいですが、実はこれ、元の GIAT Industries。昨年秋に、組織の再編と一部事業の売却によるリストラをやったときに、社名を変えました。

なにせ景気の悪い会社で、1990 年頃には従業員が 12,000 名もいたというのに、今ではその 1/5 かそこらしかいません。看板商品だった Leclerc 戦車は、自国と UAE 以外以外はすべて売り込みに失敗、しかも UAE 向けは安売りセールをやったので、儲かったとは思えません。それなのに追加受注を獲得できず、もちろん会社は赤字続き。数年前、久しぶりに黒字になったら「GIAT が黒字を計上した」と、JDW 誌でニュースになってしまったぐらいです。
一応、フランス陸軍向けに新型装甲車 VBCI (Véhicule Blindé de Combat d'Infanterie) や自走砲 CAESAR (Camion Equipe dún Syste'me dÁrtillerie) の受注はあるものの、前者はまだ開発中、後者はそんなに数が出ず、というわけで散々です。つぶれちゃ困るので、フランス軍もいろいろとメンテの仕事なんかを出して支援しているのですが。

同じ「親方三色旗企業」では、艦艇建造所の DCN がひとあしお先に、Thales と艦艇関連部門の事業統合に乗り出しています。ひょっとすると、AFV 分野でも業界再編があるかもしれません。イギリスで、AFV メーカーがみんな合併して BAE Systems だけになってしまったように。

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いいモバイル ?

最近、新宿や秋葉原の家電量販店なんかで、イー・モバイルの宣伝をものすごい勢いでやっています。

うちではお出かけ用の通信手段として AIR-EDGE を使っていて、ネット 25 契約で月額 \3,402- (いろいろ割引を使っているのでこうなる) を支払っています。これで 128kbps (W-OAM が使えれば、もっと速い場合もあり得る) ですから、スピードだけ見るとイー・モバイルのサービスは魅力的。

でも、サービスエリアを見ると東名阪・関東甲信越・北海道と九州の一部に限定されているので、「こりゃダメだ」となってしまいました。おいおい拡大していくことになるのでしょうが、PHS を代替できるところまであまねくカバーできるようになるには、相当に時間がかかるはずです。移動体通信で厄介なのは、ある程度の範囲をカバーした後で、細々した「圏外」エリアをつぶしていく作業で、それには相当な手間と経費がかかるでしょう。

もちろん、都市部でだけ使えれば OK という人にとっては魅力的なサービスですが、私はどちらかというと「どこにいても使える」ことを重視するので、とりあえず見送りです。はい。
(AIR-EDGE ですら、未だに場所によっては使えない状況だったりしますからねぇ…)

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Mar 01, 2007

T バー

「T バー」でググったら「T バールーフ」ばかりがヒットしてしまい、ガックリきている今日この頃。皆様、いかがお過ごしでしょうか。

普通、リフトというと椅子が支曳索にぶら下がっている「チェアリフト」か、あるいは「ゴンドラ」を連想するものですが、搬器を直接身体に引っかけて、雪上を滑走しながら運び上げられる「シュレップ」もあります。海外に行くとよく使われているそうですが、日本ではあまり多くありません。

このうち、1 人用のものは丸い搬器を股ぐらに引っかけて使います。普通、「シュレップ」といえばこれです。さらに 2 人用もあって、こちらは T 字型の搬器を逆さに使い、左右に 1 人ずつ乗り (?) ます。正確には、乗ろうとすると失敗するので、搬器を足の付け根あたりに当てて引きずってもらう感じです。こちらは「T バー」といいます。

その T バーが、安比高原にあります。日本で T バーが現存するのは、ここだけかもしれません。チェアリフトやゴンドラよりも強風に強い利点がありますが、ずっと立っていないといけないので、移動している間も気が休まりません。しかも安比の T バーと来たら、1,254m もあるんです。
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T バーもシュレップも、搬器はワイヤーでぶら下がっていて、乗るときだけ引き下ろします。力がかからない状態では巻き上げられます。ですから、降りるときに搬器を身体から離すと、自動的に上の方に巻き上げられます。

実は、私が初めて安比で T バーを使ったとき、巻き上げられる搬器がジャケットの裾にひっかかってしまい、ひっくり返った状態で引きずられて緊急停止させてしまいました (凹) それに懲りて、先日に T バーに乗ったときには、降りるときに搬器を左手 (自分が右側に乗っていたので) に放り出すようにしたら、うまくいきました。

でも、1 人で乗っているときはいいけれど、両方に人がいたら、どうやって降りればいいんでしょうね ? 一斉に降りるのは難しそうだから、まず片側が降りて、他方が搬器を放り出すようにして降りればいいのかな ?

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