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Apr 27, 2007

それはちょっと強引かも ?

先日、ヤマハさんのお仕事で講演したときに、「ネットワークがプラットフォームになっている」という話をしました。そのとき、ネットワーク中心ということで NCW (Network Centric Warfare) を引き合いに出したのですが、そこで私がブチ上げた珍説。

NCW とは Web 2.0 と似たような考え方である。

Web 2.0 の定義が人によっていろいろ分かれているので、これが正しいと思う場合でも間違いだと思う場合でも、もめそうな気がします。でも、ネットワークを介した集合知の利用、とこじつけると、あながち間違いとはいえないと思うんですけれど。

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Comments

web2.0の概念はマルチメディアと同様まだ完全な統一定義がないという点で、まぁ、NCW≒web2.0という端折った説明をしても大きな問題はないでしょう(笑)。

ただし、NCWの実態とオライリー御大の"web2.0とは何か?(和の意訳)"という小論文に基づく定義とを合わせて見ると、似ているのはユーザーサイドデータの利用という部分だけで、大凡のベクトルは同一象限内にはあると言えるかも知れないかな?という程度の相関性はあるけれども、実態は別のベクトルに向いていると考えて良いでしょう。

NCWの理想像はともかく、現実の実装形態を見ている限りでは、少なくともNCWの集合知は非常に限定的(needs to know)であり、そしてデータフローは中央集権的ですらありますから。

Posted by: あっさむ。 | May 02, 2007 at 09:00 PM

そうですね。現状、完全に分散型のネットワーク環境を作るにはインフラが追いついていないし、ひょっとすると、永遠に追いつけないかも知れない。集合知といっても、やはり指揮・統制なくして軍隊は成立しないという制約要因もありますし。

もっとも、最初にブチ上げた大構想が部分的な実現にとどまりつつ、こけた分の遺灰が次につながっていく… というのは、この業界ではよくあることですけれど。

Posted by: 井上 | May 02, 2007 at 09:45 PM

インフラ能力不足は何時まで経っても解消されそうにないですね。イラク駐留の米軍ですら現在のバックボーン(約1.5Gbps)じゃ足りん、今の10倍なきゃ仕事にならんと報告してるくらいですし。

でも、これってTCP/IPベースのようないい加減な通信だからこの程度で済むのであって、これがHDLCとか現在仕様の策定中である工業用イーサネット規格(RT TCP/IP)の様な高信頼性通信でN:N接続した日には…このままではNCW=インフラ運営資金の確保と受け取られても仕方ない事態になりそうな…(笑)。

実はこの話、ビークル内部バスも似たような話があって、53Bの遅さに全米軍が泣いている状態です。53Bにはまともなフローコントロルがなく(知っている限りでは何故かフロー制御は物理層でも通信層でもなくデータ層に依存している)、データを垂れ流しにする傾向があり、下手なプログラムを書くと直ぐトラフィック飽和を招くんですが、このせいで拡張性に難がありと考えてる人が多数います。だからストライカーの試作車なんか暗号化IEEE1394aチップをテキサスに作らせて、それをもってメインバスに据え、IFFのみ1394a-53B変換器(マイコン)を経由して通信させちゃう実験をしちゃったくらい。

中も外も、もう大変って感じですね。

Posted by: あっさむ。 | May 04, 2007 at 09:40 AM

ファイルサーバもネットワークも、「あればあるだけ使ってしまう」のは、どこでも同じですね。

1553B だけじゃなくて、最近では「Link 16 じゃ遅いんじゃね ?」なんて声も出てきていますし。

Posted by: 井上 | May 04, 2007 at 01:00 PM

Link-16は、、、まあ、下位周波数に合わせているから仕方ないでしょうね。それにしたって規格値上限の半分で設計されてるの大杉鱒って感じがありますが。うらみまーす(泣)。まあ、通信規格自体非常に強靱に出来ているので、その代償と思えば、、、ちょっとは泣けなくはないか。なあ。

でも、これが衛星通信のみで規格化されると通信速度に関して"のみ"格段に性能が向上しますが、今度はリアルタイム性に欠き、最新かつ大量の過去情報に基づいて現在・未来を予測しなければならなくなります(例えばこの部分を代表とするのがイージスのドクトリンデータベースに基づく脅威度判定機能を代表とした未来行動予測システム等になります)。

電波モノは中々に難しいです。もっとも、電波に限らず本当のリアルタイム情報を得るのは非常に難しい訳ですが。

この辺を考えれば、日本がFCS-3(多分知ってると思いますがFCS-3は概念であって厳密には装備品そのもの指しません)の構成品として開発しようとしていた自立型戦術支援システムという名のモノ(謎)を是が非にでも開発したいと考えるのも頷けると思いますね。(と、話をちょっとずらしてみました)

Posted by: あっさむ。 | May 07, 2007 at 09:02 PM

周波数ホッピングって、帯域幅だけはやたら食いますからねえ (そういう問題か ?)

イージスでも何でも、メカ部分よりも、その中身のアルゴリズムやデータ蓄積の部分が大変だし、それこそが最大の「秘」なんでしょうね、きっと。

Posted by: 井上 | May 08, 2007 at 01:27 AM

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