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Jul 10, 2007

個性は尾部に出る ?

最近ではあまりいわれなくなりましたが、昔は「航空機メーカー (または設計者) によって、垂直尾翼の形に個性が出る」なんてことをいったものです。

そういわれてみれば、B-17E/F/G と B-29 の垂直尾翼は似たような形をしていますし、ミラージュ III とミラージュ F1、ミラージュ 2000 とラファール、といった具体に、似たラインの持ち主がいます。イギリス機がみんな、なんか垂直尾翼まわりがゴチャゴチャして垢抜けないのも、いわゆるひとつの個性でしょうか (マテ)

そうやってみると、ボーイングの旅客機とエアバスの旅客機も、それぞれ、尾部まわりのデザインにメーカーごとの雰囲気があります。
当初の想像図では、従来になく曲線的で、あまりボーイングちっくじゃないなあと思っていた B.787 ドリームライナーですが、ロールアウトした機体の写真を見てみたら、ピンと突っ立った垂直尾翼といい、尾部胴体の絞り込み加減といい、やっぱりボーイングでした。

しかしこれ、構造材の多くがカーボン複合材ですけれど、尻餅をついたりして壊したら、セクション単位で総取っ替えってことになるんでしょうかね。

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Comments

炭素素材の飛行機はコスト安と言う風潮がありますが、F-16のチョコチョコ落っこちてたとかクラックが発生したとか言う話もありましたよねぇ・・・

Posted by: にゃんこ | Jul 11, 2007 at 07:09 AM

落下やクラックは材質というより、設計、あるいは製造の問題かと思いますけれど、製造現場の状況を考慮しないで理想論だけを追求した設計が破綻するのは、事実ですよね。

F-35 の主翼で一体成型を取り入れなかったのは、個人的には戦闘時の損傷修理を考慮したためじゃないかと睨んでいるのですが、はてさて。

Posted by: 井上 | Jul 11, 2007 at 09:21 AM

> カーボン複合材
 一般に言われるメリット以外にも、民航ではFAA (Federal Aviation Administration:アメリカ連邦航空局)の認可が下りたかどうかまでは承知しておりませんが、一部損傷の場合でも修復方法の目処が立ったことも、新型機への大幅採用に踏み切ることが出来た要因となっているようです。
 とはいえ、修復方法の他にも疲労損傷の問題など、これまでの経験則が果たして通用するのか否か。まだまだ完全に実証されたとは言い難く、これからも知見を広く集めていかなければならないのは事実。
 製造・検査方法の改善も含め、今後の推移が注目されますね。

> F-35 と主翼の一体成型
 答え:F-2でさんざん懲りたため。<マテ
 冗談話はともかく、戦闘時の損傷修理は軍用機にとって重要なファクターでしょうね。その他含め、実機が順調に飛び始める頃には面白い話が聞けるかもしれませんが、枢要なノウハウの固まりと言える部分ですから、もどかしくもミステリアスで興味深い所なのでしょうね。
 ちなみに愚弟の口は近頃さらに固くなっているところです(謎)。

Posted by: へぼ担当 | Jul 14, 2007 at 03:31 AM

大戦中ならアルミ板で継ぎを当てれば済みましたが、超音速で飛ぶジェット戦闘機で同じことはできませんし。
ふと思ったんですが、ぶっ壊れたレーシングカーの修理に通じるものがあるかもしれません。マクラーレン MP4 以来、カーボンモノコックが当たり前ですし。

そういえば、複合材じゃありませんが、B-58 や B-70 も損傷したら大変そうな造りをしていたかと思います。

Posted by: 井上 | Jul 14, 2007 at 01:10 PM

カーボンって天日の下に置けないと聞いた記憶が・・・

故にググるアースで三沢基地の米軍エリアは格納庫だらけとか・・・

昔小耳に挟んだ話なので本当かどうか分かりませんが・・・

HNDを見る限り、露天駐機ばっかりなので787はどうなるんだろう・・・

Posted by: にゃんこ | Jul 14, 2007 at 08:02 PM

ちょっとググってみました。

紫外線にさらされると劣化するので、塗装などで防護措置を講じる必要があるということのようですね。
よくよく考えると、成層圏まで舞い上がれば地上よりも紫外線が強いのですから、それなりの対策は考えられているはずだと思います。じゃないと、機体構造材になんて使えませんから。

Posted by: 井上 | Jul 14, 2007 at 08:23 PM

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