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Nov 25, 2007

欧州航空機メーカーの生き残り

http://mltr.free100.tv/faq23.html#10055

 【質問】
 欧州航空機メーカーは今どれだけ生き残っているの?

 【回答】
 ドイツの航空機工業は DADS に集約されました,
 そしてそれも今はヨーロッパ航空コングリマリット EADS の一員です.
 イギリスの航空工業もほぼ BAe に集約されました.
 イタリアまだ幾つか独立した航空機会社があります,アレニアとかマッキとか.

 UK・ドイツ・イタリア共同開発機:パナビア・トーネード
 上記+スペイン:ユーロファイター・タイフーン

えーと、DADS じゃなくて DASA ですね。
それはそれとして、これだけだとちょっと大雑把なんで、「よくぞ生き残ったる我が精鋭達よ」(谷隼人風に) のメンツを並べてみると。 (後で書き忘れがあったら加筆するかも)

  • イギリス : BAE Systems
  • イタリア : Alenia Aeronautica, Alenia Aermacchi, ATR, AgustaWestland (いずれも Finmeccanica 傘下)
  • フランス : Dassault Aviation
  • 多国籍 : EADS (登記地はオランダ), Airbus, Eurocopter (いずれも EADS 傘下)
  • スペイン : EADS-CASA
  • オランダ : Stork Fokker
  • ベルギー : SABCA
  • ノルウェー : Kongsberg Aerospace
  • スウェーデン : Saab
  • スイス : RUAG Aerospace
  • ポーランド : PZL
  • チェコ : Aero Vodochody
  • ルーマニア : IAR, Aerostar
  • トルコ : TAI
  • ギリシア : HAI

中には、現在ではコンポーネントしか手掛けていないところも含まれてますけれど。

あと、特定機種のためにジョイントベンチャーを作った例が、Eurofighter GmbH (英独伊西, 登記はドイツ)。 ただし、製造は BAE Systems・EADS・EADS-CASA・Alenia Aermacchi で分担するわけです。 Airbus Military も、このパターンに入れていいかな。

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Comments

でも意外と上げてみると残っているなあて感じですねえ。
とは言うものの各国の会社が集まって共同開発しないと無理なんでしょうが。
グリペンも確かスウェーデンの大手企業が大同団結して開発してますよねえ?
日本のP-X/C-Xと同じ様な感じですねえ。
しかし、C-Xは今の件で印象悪そうですが、A400Mより安いですよね。まして納入も遅れそうなので。そちら系のイカれた方々じゃない限り、A400M導入しろ!なんて世迷い言は言えないでしょうが。
ドイツのそっち系御用達やA400Mに関わって無い一般市民の方々がC-Xの値段聞いたら複雑でしょうね。

Posted by: 井上さん二人分の重さの男 | Nov 25, 2007 at 05:54 PM

C-X は、いい意味で無理してないと思うんですよ。だから、派手なセールストークには向かないけれど、ちゃんと結果は出ると。それで要素技術をガッチリ作っていけば、海外メーカーと協業する際の武器にもなるんじゃないでしょうか。

共同開発が増えたのは、需要の割に開発費がかかりすぎる、というのが大きいですね。だから参加国を増やして開発費の負担を軽減しないといけない。でも、度が過ぎると船頭ばかり増えて船がモンブランに登ってしまう。だから、単独開発以上にマネジメントが大変だと思います。技術的な話以前のところで。

Posted by: 井上 | Nov 25, 2007 at 06:49 PM

ちょっとおかしな文面だったので、補足。
納入が遅れそうなのは、A400Mの方の意味です。
(C-Xもちと遅れますが、今回のゴタゴタでそっちの理由でもっと遅れそうですね。)
で確かに船頭多くしてモンブランはそうですね。
タイフーンはフランスが出て行ってそのフランスのラファールの方か早く出来たり、A400Mも当初は現在のC-X計画なんて影も形も無い時の計画がアメリカが抜けてグダグダになって色々有ってイギリスも抜けたりして現在に至るでしたよね?
なかなか難しいですな。

Posted by: 井上さん二人分の重さの男 | Nov 25, 2007 at 07:35 PM

いや抜けたのはイターリでブリテン人は主翼周り担当してる。
まぁエンジンに大人しくトレント使わなかったりトルコに製造分担させたり主翼にCFRP使ったりと、炎上するには十分過ぎるだろうなと。
ていうかCFRP使ってる癖に自重が重過ぎると思うんだが、一体あの飛行機は何がどうなってるのやら。

Posted by: CHF | Nov 26, 2007 at 01:20 AM

 アグスタウエストランドはああ見えても多国籍企業ですorz>まあ、合併した上に更に親会社が存在するややこしい会社ではありますが。

Posted by: ooi | Nov 26, 2007 at 02:06 PM

>自重が重過ぎると思うんだが、一体あの飛行機は
>何がどうなってるのやら。

そりゃ、計画参加国からの期待が重いんですよ。

>アグスタウェストランド
これ、ちょっと悩んだんですよ。で、Finmeccanica の顔を立てて (ぉ
そういう意味では、EADS-CASA の扱いも微妙なところがあったりして。

ちなみに、Dassault Aviation を入れ忘れたままライブしそうになって、冷汗をかいたのは秘密です。

Posted by: 井上 | Nov 26, 2007 at 03:50 PM

CHFさま>
失礼いたしました。イタリアですね。^^;
しかし、生産予定数はC-Xより遥かに多い筈なのに何でこんなに高いのか。
本当に輸出出来たらC-Xて幾らになるのでしょうか?
輸出価格100億切ったら結構引き合い多そうですね。
何か勿体無いなあ。

Posted by: 井上さん二人分の重さの男 | Nov 26, 2007 at 05:40 PM

ただし現実問題としては、「安い」「性能がいい」というだけでは売れないのが兵器輸出の世界。特に、そこそこ工業力がある相手だと、まず間違いなく「技術移転しろ」「ライセンス生産させるか、コンポーネント製造に参画を」と要求される上に、オフセット率 100% は当たり前、ヘタすると 120%・130% という世界。

我が国に、そういう環境下で商売するノウハウがあるのかいな、という話は以前に本館で書いたとおりです。

Posted by: 井上 | Nov 26, 2007 at 08:11 PM

確かに販売ノウハウ無いから厳しいですねえ。
素人考えだとUS-2の様な他の国が扱っていないニッチな物(これも売れる国は限られてますが、消火用なら売れる国は少しは増えるかな?)とか、本編でも触れられた中古護衛艦艇とかしか無いですねえ。
C-Xも一番良いのは中東の王族に輸送機マニアいたらなあ(笑)

Posted by: 井上さん二人分の重さの男 | Nov 26, 2007 at 10:09 PM

>そりゃ、計画参加国からの期待が重いんですよ。

誰が巧いこと言えと(ry

まぁノウハウは値段を武器にこれから得ていくと前向きに考えるとしても、売り込み先をちゃんとした国家戦略に基いて選択できるかどうか。
ていうか川重の生産能力考えるとラ国要求は逆に願ったり適ったりな気もするが。

Posted by: CHF | Nov 27, 2007 at 12:35 AM

仰るとおりで、兵器の輸出は外交戦略を忠実に反映します。というか、しないと困ります。買ってくれるなら誰にでも売る、なんて節操のないことをやっていると、後で叩かれる原因になります。

相手国に生産させれば、こちら側の負担は減りますけれど、長期的にはライバルを育てる結果になりやすいのが痛し痒しですね。もっとも、日本も同じ目で見られる立場にあるわけですけれど。

Posted by: 井上 | Nov 27, 2007 at 10:15 AM

> C-X は、いい意味で無理してない
 仰るとおりで。ここのところの疑獄事件ですっかり味噌を付けてしまいましたが、エンジン選択は鉄板そのもの。
 性能もニッチな方向を狙った結果、意外にも今までにはなかった、予想以上に良いものが出来たと考えます。そのため、仰るとおり派手さはないけれど、価値の分かる人には分かると言うことで。

 下手に輸出しようとすれば大やけどをするでしょうから、オファーが有れば自分ではやらず、適切なところでライセンス生産をしてもらえばいい(ただ、どこでもまともに作れる、簡単な作りでは無さそうですが)と思いますです。
 少数生産なら民生仕様の最小限のドンガラ(こちらの方は付けないだけで済むため簡単でしょうが)にして単純に輸出、輸出先で改修でしょうが、武器輸出3原則に抵触しかねないのが何とも。
 予想外に良い子が出来ると、扱いに困る希有な例でしょうか(笑)。

Posted by: へぼ担当 | Dec 02, 2007 at 11:43 PM

そもそも、武器輸出三原則そのものも見直す必要があると思うんですよね。どちらかというと経済的な理由から。

もちろん、誰彼かまわず売っていいようにしろとかいう話じゃなくて。利害関係が近い同盟国との共同開発や輸出については、解禁してもネガはないんじゃないかと思ったりもするわけです。スウェーデンやスイスのやり方は、参考になると思いますよ。

Posted by: 井上 | Dec 03, 2007 at 10:43 AM

> 利害関係が近い同盟国との共同開発や輸出について
 御意に。
 今はもうポシャったのかも知れませんが、米国AMC-X(次世代先端機動コンセプト)に直接合致しないにしても、ベースモデル含みで、C-Xをボーイングあたりに格安でライセンスすれば、意外に行けるのかも知れませんね。

 国内メーカーが海外へ打って出るにはサポートが欠かせず、現実問題として欧州がA400Mに流れている以上、米国メーカーに流すしか無く、ロッキード・マーチンはC-130Jを抱えていますから、ボーイングあたりが適当かと。
 まあ、その場合は相当分買いたたかれるのでしょうが、少数生産で単価が上がるより、輸出可能なら万々歳、ライセンスで多少でも回収できれば恩の字ということで、どのようなものでしょうか。
 価格設定にも依りますが、検討の価値はあるのかも知れませんね。

Posted by: へぼ担当 | Dec 08, 2007 at 07:43 AM

なんか、逆 FS-X という感じではありますが、実績がある海外企業と組むのは必須かと愚考します。販売のノウハウやサポート体制の問題もありますし。

Saab も、Gripen の輸出に力を入れるために BAE Systems とタッグを組みましたが、賢明だったと思います。あの「オフセットばらまき攻勢」が誰の発案なのか、ちと興味のあるところですけれど (をひ)

Posted by: 井上 | Dec 08, 2007 at 07:59 PM

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