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Dec 17, 2008

SMCS NG 導入完了

Royal Navy’s submarine command system installation programme completes ahead of time
(BAE Systems)

例の、「英海軍の潜水艦は Intel Inside」といって話題になった (?) 英海軍の原潜向け指揮管制装置・SMCS NG (Submarine Command System New Generation)  が、Trafalgar 級 SSN×7 隻、Vanguard 級 SSBN×4 隻、Swiftsure 級 SSN×1 隻への装備を完了したそうです。

そこで、初出時のスペックをおさらい。

  • CPU : Pentium 4/2.8GHz
  • RAM : 1GB
  • HDD : 120MB
  • グラフィックス : Matrox P650
  • ディスプレイ : LCD×2
  • ネットワーク : Ethernet
  • OS : Windows 2000

JDW (2004/7/21) に SMCS NG の記事が載ったとき、担当メーカーは AMS でしたが、今は業界再編により、BAE Systems Insyte (Integrated Systems Technologies) になっています。

ちなみに、SMCS NG は 19in ラックにマウントする形をとっています。ともあれ、上のスペックだけ見ると「どこの自作 PC だよ」と思っちゃいます、ほんと。 それにしても、導入が完了する頃には Windows のバージョンが二つ上がってるんだから、COTS おそるべし。

ちなみに、反戦活動家の人で「Microsoft は怪しからん、Linux がイイ」といってる人がいますが、御安心ください。Linux を使ってる軍用コンピュータも HP/UX を使ってる軍用コンピュータも Solaris を使ってる軍用コンピュータもございます :-)

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Comments

正直、今の行きすぎたCOTSシフトには疑問に思ってる人ではあるんだけど、SMCS NGは19インチケースの中に産業用(だと思った)MiniATXフォームのマザーボードが入っている二重電源入りシステムだったと記憶。でも、OSはEmbeddedじゃなかったとも記憶。試作品というか概念試作程度ならばそれでも良か。とも思うのだけど、実際の製品群にまでそういうのが増えてくるというのは怖いの一言です。

Windowsだってほぼカーネル+GUIのみという素の状態に近いEmbeddedならば使い方さえ間違えなければ(一応Microsoftから高信頼性プログラミングの講習を受ける事も大前提にあるけど)、それなりに(フロントエンド程度では)安心して使える事は実体験からも知ってはいるけどね。でも、こいつでOfficeを走らせる訳じゃないんだからEmbedded+RTXとかそういうOS構成でもいいじゃないかー。と他人事ながらも心配になっちゃいます。

因みに、最近はVMEバスのSBCもPC104とかCompactPCIのSBCも思いっきり廃れています。PICMG系列も衰退の一途(ただし、StarfabricでPCIExressを思いっきり増殖できるので、変な用途wではまだまだ大丈夫だけど)。正直、もうATX系しか選択肢が残ってないというか、他のフォームファクターも確かにあるけれども、設計の自由度のなさからFA用MiniATXの改造品(高温対応コンデンサに交換とか、EPROMバックアップ用のバッテリーの大型化とか)とかが軽く増えてきています。正直鬱的な展開で困る。。

Posted by: あっさむ。 | Dec 17, 2008 at 12:38 AM

ネタとして面白いとかいう話はともかく、全艦に導入している間に OS も CPU も何世代も変わっちゃってるのでは、安心して導入できないですよねえ。

充実した開発ツールと勝手知ったる Win32 API が使えて、ソフトウェアの開発費を抑えられればよい、ということなら、Embedded でもなんとかなりそうなものですが。現に Windows ベースの POS レジがごまんとあるわけですし。

ちなみに、JR の MV 端末こと指定席券売機も Windows ベースらしいんですが、あっちはどうなんだろうかと気になります。

Posted by: 井上 | Dec 17, 2008 at 12:50 AM

グラフィックス : Matrox P650

これだけはマニアも唸らせるすばらしい選択。
GeForceがもてはやされていた時代に、目的を見失わずに最高の選択をしたということは、官側か会社か分かりませんが、識者(ヲタクとも言う)が居たんでしょう。

Posted by: 金珍宝 | Dec 17, 2008 at 11:07 AM

前にwindows2000搭載のイージス艦が漂流したという話題を世界の艦船で見たことがありましたが、それはさておき、windows2000のサポートが終了したらこの手のものはどうするんでしょうね。やはりxpなりvista系にアップデートするものなのでしょうかね。

Posted by: Almera WRC | Dec 17, 2008 at 12:12 PM

そういえば拙宅では、G550 と初代 Millenium が昼寝してたような… MGA の頃から何となく好きなんですよね > Matrox

>漂流
NT 4.0 がゼロ除算エラーで止まった件ですね。
でも、ぶっちゃけたことを書いちゃうと、不具合を出すためにテストするので、何も出ないのも、それはそれで気持ちが悪いです。

バージョンアップは… 案外としないかも知れませんよ。ハードウェアの寿命が来たところで、まとめて更新するとか。W2K で動くソフトウェアなら、XP でもそのまま動かせるでしょうけれど。

Posted by: 井上 | Dec 17, 2008 at 12:24 PM

>HDD : 120MB

PC98時代のHDDでwindows2000を動かすとは・・・。
反戦運動家も、この技術の前には戦意を喪失するしかありません(笑)

Posted by: alpha | Dec 17, 2008 at 06:08 PM

しかも、現時点で交換用の HDD を入手しようとすると、いきなりキャパが 1,024 倍ぐらいになってしまう上に、そもそもパラレル ATA の HDD を探すのが大変になりつつあるという…

Posted by: 井上 | Dec 17, 2008 at 07:12 PM

> パラレル ATA の HDD を探すのが大変になりつつある...

HDDだけに限らず、民生品の企画の盛衰が激しいというのはCOTSの問題点なんじゃないのかな?と。 

まぁ、素人考えなんですけれども。

Posted by: H@tokara | Dec 18, 2008 at 08:32 PM

真面目な話、それが最大の問題だと思いますね。艦船の場合、定期修理の度に、あるいは定期修理を一回置きぐらいにコンピュータを入れ替えるぐらいのつもりでいないと、モノが入手不可能になって具合が悪いかもしれません。

Posted by: 井上 | Dec 18, 2008 at 08:54 PM

>>「Microsoft は怪しからん
つまりマッキントッシュを使えと申すか?>反戦活動家のお歴々

>HDD : 120MB
>>http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20071104_old_hdd_price/
10MBのHDDで39万の時代あったのを見ると今のご時世半端ないな…今なら39万あればかなりの代物(PC本体が!!)が買えるよなぁと。

>>戦うコンピュータ
今さっき読み終えた本の著者のブログ…なんだよなぁ…う~ん…すんなり一筆コメント書いていることに不思議。

Posted by: 杭打ち機 | Dec 19, 2008 at 12:43 AM

お買い上げありがとうございます。

M1 戦車で PowerPC… ってネタは自著にも書いたわけですが、さすがに MacOS はないようです。ただし、米陸軍が Web サーバに Mac 鯖を使っていた時期があるようですが。

Posted by: 井上 | Dec 19, 2008 at 09:48 AM

何か知らんけど、スラッシュドットジャパンどころかテクノバーンまで、この記事持って行ってますよ(--;)

Posted by: さはらあきら | Dec 19, 2008 at 03:16 PM

しかも、そこで微妙に内容を間違えてるところが、いかにもいかにもテクノバーンらしいというか、なんというか…

Posted by: 井上 | Dec 19, 2008 at 05:56 PM

> パラレル ATA の HDD
 「物がないのなら、ごっそり入れ替えてしまえばいいじゃない。」
とばかりに、某社ではラックマウントのHDDをごっそりシリアルに全交換して、修理完了としています。
 それでも部品代より人件費(人的サービス費用)の方が遙かに高かったりしていますので、物が手にはいるのであればそれで良しとされています。

 一方、問題はバックアップストレージの方で。
 現在、8インチフロッピーから3.5インチフロッピー、QICにDAT, 8mmにMOと凄いことになっていますが、将来的にはCD-RとMOでの同時バックアップにて落ち着く模様です。
 さすがにDVDは読めないにしても、CDを読めない物は将来も存在しないでしょうし、いざとなればデータコンバートで対応(+CD-Rは改ざん防止のための必須事項)ということになっておりますが、果てさて。

Posted by: へぼ担当 | Dec 19, 2008 at 10:03 PM

えーと、、、知ってるかも知れないけれども光学ディスク系は止めた方が良いんじゃないかと…。森メディアさんの一枚数千円するようなCD-Rならともかく。こまめにテープ焼きとか、こまめにRAID送りの方が確実なような気がふと。いや、オイラの経験上での話なんだけど、10年越しでのデータの再生率って意外に低いんだよねディスク系は。。。因みにMOは理論上最強と言う割には、3.5インチはバンバンぶっ壊しました。結局まともに動いているのは5インチMOだけという…

Posted by: あっさむ。 | Dec 19, 2008 at 11:05 PM

うちでは、保存性というよりスピードの理由から、HDD to HDD のバックアップをメインにしてしまいました。

ただし、デジカメの写真については DVD-R にも焼き込んでいますが、以前は 1 年分が 1 枚に納まったのに、昨今は半年分ですら怪しい有様。

書き込み専用光学メディアには、データが改変されない利点がありますけれど、どこまでアテになるかは時間が経ってみないと分からないですよね。古い CD-R を引っ張り出してみたら面白いかも。

Posted by: 井上 | Dec 19, 2008 at 11:10 PM

> 光学ディスク系
 もちろん弱点も承知していますが、
「改ざん(誤消去)防止」
が至上命題で、かつ機密保持(流出事故厳禁)のため、RAIDの方は導入したくともゲフンゲフンの状態です。
 そのため、実際的にはある程度の周期で取り替えを行うこと。正副2部は必ず作り、メディアも分散させることしか打つ手がない状態で。
 私たちの分野でもIT化は至上命題ですが、このような特殊なデータについての取り扱いがどうあるべきか、超長期保存(データフォーマット含む)問題で頭が痛いところです。

Posted by: へぼ担当 | Dec 19, 2008 at 11:41 PM

うちならばそういう用途にはWORMタイプのLTOかな。こいつは要求する環境(温度範囲、湿度範囲)さえ保っているならば、30年位は確実に情報を保持しますし。少なくともウチの実環境では12年以上はエラー訂正率も変化無く記録されてます。テープだとちょっと家に持ち帰って読み出すなんて事もできないし、そもそも変な暗号化が掛かってるもんだから、解析すら面倒な状態だし。

また、管理はメタファイルシステムを用いているのでRAIDは新データ、アクセス頻度の高いデータ及び世代保存データ、LTOアーカイブユニット(ミラー書き込み)はアクセス頻度の低いデータにバックアップという形で暗号化されて収納されるように設定しているけどね。ここまでやった上で月に2回は全バックアップを取り別の棟の保管庫に収納しています。

一番嵩張ってかつ、何時読めなくなるか分からない映像情報なんかだと、フレームと音声信号をcsv形式のテキストデータにする実験をやっているけど、データ量が爆増していくのでちょ〜っとこりゃいかんなあ。ってんで、悩んでるところ。テキストだったらXMLとかRTFとかにしとけば最低限の長期リーダビリティが確保できると思うのだけど。

Posted by: あっさむ。 | Dec 20, 2008 at 12:52 PM

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