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Feb 11, 2009

F-16 の父・逝去

"F-16 の父" こと Harry J. Hillaker 氏が亡くなったそうです。89 歳。

もう 17 年ぐらい前の話になりますが、「航空ファン イラストレイテッド」で F-16 を取り上げたときに、この方のインタビュー記事 (GD の社内誌 "Code One" からの翻訳転載) が載っていて、なかなか興味深いものがありました。

実は「戦うコンピュータ」に書いた F-16 の主翼取り付け位置の話は、そのインタビュー記事が元ネタだったりします。

そのインタビューの中で「F-16 は、余計なものを積めないように小さく設計した」という話が出てくるのですが、なんだか A-4 Skyhawk にも通じるものがあります。でも、後になって積みたいものが増えて、あちこちに凸凹ができてしまった点まで共通してますけれど。

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Comments

まずは黙祷を.
F-16といえば機体の性能が人間の耐久力を超えたというネタと井上さんが書かれておられるように軽量で強力な戦闘機がいろいろ食べさせられてデブになったそうで,と言うのが印象に残っています.
設計主の思い通りのF-16を見たい...と,頭の上のF-18/Fを見ながら思いました.

Posted by: ファンファン少佐 | Feb 11, 2009 at 07:17 PM

A-4、A-5、A-6、A-7と贅沢に揃えられ用途に合わせて割り切って考えられた時代の機体と、贅沢は敵だとばかりに生み出された機体が共に融通の利く存在として重宝されているのを見ると、基本性能を追求し無理に欲張らないで自然体で物事にあたると結果がついてくるという見本のような両者、それが可能であったのも設計者の基本性能によるところが大で、その大往生に合掌。

Posted by: やのちゃん | Feb 11, 2009 at 07:33 PM

逆に最初から欲張った機体にすると、「何でも出来て何も出来ない」駄作機が生まれるのでしょうか。
JSFとか最近の航空機のグダグダッぷりを見るとそう思ってしまいます。

Posted by: きっど | Feb 11, 2009 at 08:23 PM

まずは合掌。

氏は、CFTを背負ってドーサルフィンを伸ばした最近のF-16のことをどう思ってたんでしょうかね。天国で嘆いてなければよいのですが。

Posted by: ウイングバック | Feb 11, 2009 at 09:08 PM

きっと「あんなのは俺が企図していた軽量戦闘機じゃねー !!」とお怒りではないかと思うのですが、ここまで拡張を重ねてきたからこそ、F-16 が市場で生き残ってこられたのも事実。複雑です。

御本人も話していたことですが、むしろ F-16XL の方が、いまどきのマルチロール戦闘機には似つかわしかったかも知れませんね。

当初に的を絞って欲張らずに作り、後から用途が急拡大して大活躍、ということでは DH98 モスキートも仲間に入れていいと思います。

Posted by: 井上@Kojii.net | Feb 12, 2009 at 12:03 AM

個人的にはイスラエルの重装型F-16の方が好みなんですが。それに平然と耐えられるということは、結局それなりの素養(?)があったということでしょうか。

ともあれ、傑作機の設計者に対して冥福を……

Posted by: TB&SH | Feb 12, 2009 at 08:42 PM

同じ主翼のままで装備を増やしていますから、翼面荷重なんかべらぼうに増えているはずなのですが、それに耐えられるのだから大したものです。
(もっとも、水平尾翼は途中から拡大してますけれど)

逆に、昨今の F-16 を見慣れると、初期型のブロック 5 なんかが「か細く」見えちゃいます (おい)

Posted by: 井上@Kojii.net | Feb 12, 2009 at 09:31 PM

遅レスですが...

わたしはもともとへりやら輸送機やらが好きなせいもあるのかもしれませんが
無骨になればなるほどかっこいいなぁと感じますね
なので、A-4やA-5のアビオが入ったパックがついている方が好きですねぇ
あとライトニングの主翼の上のタンクとか、異様に大きい腹びれのスーパークルセーダーとかとか

まぁ設計者としては、だんだん醜くなっていくと感じられるのかもしれませんが、アメリカ伝統の「余裕をもたせた設計」ここにありっていう感じですね

それにくらべてC-1っていったい...
orz

Posted by: Kawasaki C-1 | Feb 13, 2009 at 03:55 PM

昔からの伝統で、とことんまで無駄をそぎ落とすのが日本流、というのは否めない傾向だと思いますし、それを一朝一夕に変えさせるのは無理だと思います。

そういえば、F-2 担当テストパイロットの M 三佐 (当時) が「米国機は無駄を無駄としてとっておく傾向が強いけれども、日本は無駄をそぎ落とす」なんて話してましたっけ。いろいろな機体を操縦した経験があるテストパイロットだけに、発言に重みを感じます。

Posted by: 井上@Kojii.net | Feb 13, 2009 at 06:38 PM

私とF-16の出会いは田舎の稲刈りをしていた時に頭上で2機のF-16が驚くほどの小さな半径(あまりに小さな半径だったので今思えば宙返り反転かと思う)で旋回していくのを見た少年期。再会は大戦略88。
三度目には仕事で秋田県の男鹿半島に行った時にやたらF-16が飛んでくるのでなんだろうと思ったら男鹿半島の山にあるレーダーサイト相手に爆撃演習しているのだと地元の方に教えられた時。
そして三沢基地で見た、当時まだ「MJ」だったF-16。

ある程度自分で情報集め出来るようになって手にした原書房の「F-16ファイティングファルコン」はバイブルでした。

あの頃から見たら今のF-16はなんとごつくなった事か。初期型がとんがって見えます。いや、F-2がより一層・・・

にしてもF-4ファントム以来のアメリカ製戦闘機はF-16くらいしかベストセラーは無いのだから生み出した人々はスゴいですね。


合掌

Posted by: にゃんこ | Feb 13, 2009 at 06:43 PM

能力強化に耐えてマルチロール化を果たしたのと、大胆に新技術を取り入れたところと堅実に済ませたところのバランスが良かったのが、勝因かなと思いました。

あとはなんといっても、機体の規模や価格が「ツボにはまった」ところでしょうか。

アメリカはどちらかというと大型でゴージャスな戦闘機が得意ですけれど、Mirage 4000 がその市場に食い込もうとして玉砕したところからすると、やはり国によって得手・不得手があるのでしょう。

Posted by: 井上@Kojii.net | Feb 13, 2009 at 07:42 PM

> 川崎C-1
 アレはストレッチ案と増加タンク装備プランまでは存在してますからねえ>ポンチ絵程度とはいえ。

 あの辺りは掘り起こすと色々なプランが出てくるようで面白いッスよ。

 新明和とグラマンの関係とか、富士重が楽しかった時代とか。

Posted by: ooi | Feb 14, 2009 at 11:38 PM

軍用輸送機でストレッチ型が実際に出てきた事例というと、C-141B や C-130J-30 がすぐに思いつきますけれど、他にどれぐらいあったでしょうね。旅客機ほどは多くないような気がするのですが。

Posted by: 井上@Kojii.net | Feb 14, 2009 at 11:57 PM

Kawasaki C-1は政治的理由なので仕方無いかと。
それよりAirbus A400Mの方がかなり不味いかと。性能が悪くて逆に政治的問題起しているのは如何な物かと。
An-70ライセンス生産て訳にもいかないでしょうからね。
軍用輸送機はロシア&ウクライナが強いですよね。必要は発明の母て事なんでしょうかね?

Posted by: 井上さん二人分の重さの男 | Feb 15, 2009 at 01:20 AM

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