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May 14, 2009

レッド・オクトーバーを追え

先日、電車に乗っていたら「レッド・オクトーバーを追え」を読んでいるおっさんを見かけました。もちろん私もこの本は持っていますが、どえらく懐かしい感じがしたものです。この本が出た当時は大学生で、電車で移動する際なんかに、それこそもう、何度も何度も読み返したものでした。

なにしろ「ソ聯」が一方の主役ですし、KGB の人は出てくるし、艦に政治士官は乗ってるし、Yak-36 フォージャーが AA-2 をぶっ放すし、アルファ級原潜がものすごいスピードで突っ走るし。

実在するものとフィクションをうまい具合にまぜこぜにしたプロットは、なかなかよくできていたと思います。ぶっちゃけ、トム・クランシーの小説の中では、これがいちばん面白いかも (え

原著が出てから四半世紀以上経過していますが、今になって改めて読み返してみるのも、「温故知新」という意味でよいかもしれません。当時、「ソ聯」が消滅するなんて思いも寄らなかったもんですけれどねぇ…

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Comments

そして今では中身が普通に公開されてる…
http://englishrussia.com/?p=2525

…あの映画よりずっとアナログ。実にロシアン。

Posted by: | May 14, 2009 at 01:35 AM

トムクランシー物にハマった記念すべき作品です。まあ映画から入った者ですが。

まあ日米開戦でポカーンとして以後は読んでませんが・・・

潜水艦物を志すなら避けて通れぬ作品です。

ちなみに自分は他に「敵対水域」とか読みました。

Posted by: にゃんこ | May 14, 2009 at 08:26 AM

敵国・仮想敵国の装備・内情の話には見聞きする者を惹きつける不思議な魅力があります。
また、自陣営の国の姿を、相手国の人の目を通して見るのにも案外面白いものがあったりもします。

オマケ
映画の主題歌
http://www.medianetjapan.com/10/travel/vladimir/russian_house/red.html

Posted by: alpha | May 14, 2009 at 10:06 AM

>中身
なんか、えらく傷んだ感じがするんですが、実戦任務から退いた艦を撮影したんでしょうか。特にトイレの写真が…

>日米開戦
わははは。でも、その後で出た「大戦勃発」は悪くなかったです。個人的には「レインボー・シックス」の方が好きですが。

>不思議な魅力
見せないようにされると、却って興味をかき立てられてみたくなるというやつですね。軍備に限ったことではありませんけれど。

なんだか最近、今のカオスと化した状況と冷戦期と、どっちがマシだったんだろうと思うことがあります。

Posted by: 井上@Kojii.net | May 14, 2009 at 10:46 AM

> 中身
 大変興味深く拝見しました。どうもありがとうございます。
 確定的なことは言えませんが、現役からは退いて予備役という名前の解体待ちのような状況に思えます。パネル等を見ていても、なんだか原子炉周りの除熱機能だけが生きている(つまり原子炉炉心から核燃料が取り出されていない)印象を受けました。
 以下、中の人として思うところを。

1.火災(特に電気火災)に対して極めて脆弱な構造
 電力ケーブルなどの引き回し、処理を見ていると極めて脆弱と感じます。
 これで電気火災が起こったらひとたまりもないでしょうし、ロシアの原潜乗りが火災を何よりも恐れたのが痛切に実感できるところです。
 まあ、この点はジョージワシントンの火災事故でもクローズアップされた点ですが、防火処理や区分分け(冗長性)、被害局限化の概念が乏しいのでは、と感じざるを得ないところでした。

2.タイフーン級といえども狭い!
 予備浮力には十分な物があったかと思いますが、それにしても狭く、枢要な部分(指揮所だけにあらず)については海上自衛隊のディーゼル潜水艦の方がマシなように感じました。

3.配管類そのものより、その扱い(特に支持構造部)がぞんざい
 防振構造他耐久性やもっとも肝心な静粛性の部分に直結するはずなのですが、各部分の扱いがロシア自身の民生用に比べても劣るように感じました。
 まあ、戦闘時の損傷復旧のためにわざとそうしているのかもしれませんが、海上自衛隊のディーゼル潜水艦における扱いと比較しても、割り切りが激しいように感じます。

 以上、ご参考まで。

Posted by: へぼ担当 | May 14, 2009 at 11:30 PM

やはり、見る人が見ると違うなあ…

特に日本やアメリカが火災対策にうるさいのは、第二次世界大戦で散々酷い目に遭わされたせいですが、やはり経験して懲りないと本腰が入らないものでしょうか。イギリスですら、転機はフォークランド紛争ですし。

Posted by: 井上@Kojii.net | May 15, 2009 at 08:58 AM

> やはり経験して懲りないと
 御意。
 私の専門分野の電気火災に限定しても、事故と対策の繰り返しで現在に至っています。最初期の物は区分分けなどなされず、制御盤もイギリス製の物は一部木製など時代を感じた物です。
 一方、残念ながら様々な痛い経験から、本体については偏執狂とも言えるほどの対策がなされている状況であり、現在に至っています。

 一度でも電気火災を経験すれば分かるのですが、それはそれは恐ろしい物です。
 まず、被覆ケーブルが燃えると、もうもうと上がる黒煙。目の前が真っ暗になって1m先も見ることができない有様。
 次にいったんケーブルに火が付くと、それが導火線のようになって延焼しますので、そこら中、一帯が火事になります。おまけに元の電源を切らなければ、消火作業は大幅に制限されることに。
 以前、日本国内で発生したことですが、電源系のぼやに対し、電源きりを確認しないまま消防隊が反射神経的に放水したため、ショートで爆発したことがあります。
 奇跡的にも感電した人間はいませんでしたが、ぼやが大災害となり、死人が何人出てもおかしくない状況となってしまいました。

 これが潜行中の原潜で起こったとしたら、地獄絵図になることは必至でしょうね。またCICが全焼した海自の「しらね」に対し様々な批判がなされましたが、防火管理の不備は別としても、いったん船舶で電気火災が発生すると如何に大事になり、鎮火が困難であるか、良く物語っているように考えます。

 以上、ご参考まで。

Posted by: へぼ担当 | May 15, 2009 at 10:50 PM

地下鉄なんかでも、古いやつだと木製のエスカレーターを使ってたりするみたいですからねえ… > 某国
日本の鉄道が火災対策にうるさいのも、過去の経験の蓄積があるからですし。

外国の事例を日本のそれと比較すると、実際に経験してみないと本気にならない傾向はあるようです。火災じゃないですけど、TGV で車体の気密化が遅れたのもその一例かと。

Posted by: 井上@Kojii.net | May 16, 2009 at 07:05 AM

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