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Sep 23, 2009

リアルでマッコイ爺さん

Patria unveils twin-seat F-18 built out of single-seat F-18 Hornet (Patria)

「エリア 88」で、風間真が乗る J35 ドラケンを用意するために、マッコイ爺さんがフィンランドでスクラップの機体×2 機を見つけてきて、ニコイチする話が出てきます。
それをリアルでやっちゃったのが、上のリンク先の記事。場所も同じフィンランドというのが、なかなか傑作。

フィンランド空軍の F/A-18×2 機が訓練飛行中に接触事故を起こして、1 機が墜落、1 機が損傷しながらもなんとか帰還してきたのですが。それを修理する際に、

    ∧,,∧  ∧,,∧ <後部胴体は修理して使えるかな
 ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` ) <前部胴体は交換が必要だな
| U (  ´・) (・`  ) と ノ <でも、適当な単座型の前部胴体なんてないぜ ?
 u-u (l    ) (   ノu-u 
     `u-u'. `u-u' <ところで、複座の練習型が足りないんだが

【↑の結果】

    パッ   パッ   パッ    パッ    パッ   パッ
 [複]    [座]   [型]   [に]    [改]    [造] 
  ∥∧∧  ∥∧∧ ∥∧,,∧ ∥∧,,∧ ∥∧∧  ∥,∧∧
  ∩・ω・`)∩・ω・`)∩・ω・`)∩・ω・`)∩・ω・`)∩・ω・`)
   (    ). (    ). (    ) (    ) (    ) (    )
   `u-u´  `u-u´   `u-u´  `u-u´  `u-u´  `u-u

というわけで、「複座型の前部胴体を探せ」という話になって。

結局、カナダから B 型の前部胴体を中古でゲッツ。それに所要の改造を施して、修理した事故機の後ろ半分とニコイチ。かくして、F/A-18C が F/A-18D に変身した次第。

「新造機を代替調達するよりも安く済んだ」「しかも、不足気味の D 型が増えた」「F/A-18 の構造とシステムに関する、我が社の技術力を高めることができた」と、みんなウハウハ。

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Comments

やりたいのは山々なんですが、特許関係をどうやって、米国相手にクリアしたかもしりたいですね。はぁ?聞こえないと芬や瑞が第二次世界大戦中シラを切った故事も思い浮かびます。

Posted by: sionoiri | Sep 23, 2009 at 05:49 AM

 見た目より、中身(頭)の方がいろいろと異なるだけに、単なるニコイチではなくデータバス等の入れ替えが大変だったのではと推測します。
 ただ、正規ユーザーなだけに、交換部品さえ手に入れば、後は配線をやり直し...ってこれが一番大変な気もしますし、それが味噌なのでしょうね。そのため普通の技術力では不可能であるのは確かなのですが、恐るべしと言ったところ。
 個人的にはこれが可能であれば、空自がF-Xで変な意地を張るより、F-15J非MSIP機を魔改造して、形態2型にアップグレードするという考え方もアリではないか、と考えてしまいます。民主党政権ではF-X調達も無理そうですので、三菱重工業他には機体の新造に近い構造部品の交換も含む徹底的なオーバーホールに従事していただく、というのも悪くないのかもしれません。

Posted by: へぼ担当 | Sep 23, 2009 at 06:37 AM

もちろん某イング社も関わってます。製造元ですから。だから、決してゲリラ的に改造した訳じゃないんですよね (そこがマッコイ爺さんと違う)。

F-15J の Pre-MSIP 機についても、アップグレードの対象にするとかしないとかいう話がチラチラ聞こえてきていますけれど、さて、どうなるのでしょうか。

Posted by: 井上@Kojii.net | Sep 23, 2009 at 07:29 AM

フィンランドの魔(じゃないか・・)改造伝統健在!
というところでしょうか(笑)
しかし、スウェーデンもそうですが、日本だったらダメ出しされそうな改造もあちらには結構認めてますね。
グリペンのF404のアフターバーナのみの改造とか。
まあ歴史的経緯とか色々あるでしょうが、
やはり北欧だったらライバルにはならないと思ってるんでしょうかね?
アメリカ政府&軍需産業は。

Posted by: とおりすがり | Sep 23, 2009 at 11:24 AM

そういう政治判断はあるでしょうね、きっと。
手を入れさせないのは、それだけ警戒しているということでもありますし。

謎なのは、どうしてカナダに B 型の前部胴体が余ってたのか、なんですよ。事故か軍縮で用廃になった機体のものではないかと推測したのですが。

Posted by: 井上@Kojii.net | Sep 23, 2009 at 11:29 AM

日本が徹底的に魔改造すると合体変形までいきそうな気配・・・

F-15Jをとりあえず魔改造したらいつの間にかF-15SEになってましたってオチが付くのかな?

Posted by: にゃんこ | Sep 23, 2009 at 02:59 PM

> カナダに B 型の前部胴体が余ってたのか
 おそらく軍縮に伴うモスボール分・もしくは予備機をあてた、と考えるのが妥当かと思います。
 カナダ国防軍の場合は当初カナダ国内だけではなく、ドイツにも駐留部隊として3個飛行隊を編成していたことが知られています。
 これが冷戦崩壊と軍縮に伴い全て撤収。さらにカナダ国内でも再編があったため、予備機やビッグスコードロン化はあったとしても、大幅に余剰機が出ているのは必至の状況です。
 手持ち資料では最盛期はドイツ駐留分含め実戦飛行隊が7個あったのが、現在では2個(転換部隊除く)ですので、計138機装備した状況ではどう考えても余るわけで。
 一方、後継機はF-35ですので、それまでの繋ぎとして能力向上が計られているようですが、これら状況ではどう考えても全てに行うとは考えがたく、必要最小限に絞るのが妥当な考え方でしょうね。

Posted by: へぼ担当 | Sep 23, 2009 at 04:11 PM

F-15SE にするには尾部の機体構造を大幅に見直す必要があると思われるので、ちょっと辛いかもです。そこまでする意味があるかという話もありますし。

余談ですが、カナダとオーストラリアでは F/A-18 のアップグレードに際して中央部胴体の換装を行ってるんですよね。多分、疲労が進みやすい部位だからということでしょう。
もっとも、中身をほとんど総入れ替えして実質的新品になってしまった、どこかの国のミニットマン ICBM の方が、さらに上を行きますけれど。

Posted by: 井上@Kojii.net | Sep 23, 2009 at 06:28 PM

>日本が徹底的に魔改造すると合体変形までいきそうな気配・・・

F-35Bの垂直離着陸機構の無理やりっぷりを見ると、
仮に双発の超音速垂直離着陸戦闘機を作るとしたら
VF-1方式が一番合理的なんじゃんないかと思ったこともあります(笑)

Posted by: とおりすがり | Sep 23, 2009 at 08:37 PM

中村俊輔が日産に戻ってこないと思ったらスバルで油を売ってた。
http://www.afpbb.com/article/sports/soccer/soccer-others/2610649/4253020
http://autoc-one.jp/news/370168/
きっと、酒を呑まされててサインしたのだろう(嘘)

Posted by: sionoiri | Sep 23, 2009 at 08:53 PM

 そいや、某エ○ゲベースの小説で、"怪物に墜とされた2機の空自F-15Jの穴埋めとして武器商人経由で海外から極秘裏にF-15Aを入手してJ型仕様に改造する"というネタがあったっけなぁ。
 まぁネタ自体はともかく、F-15AをC型(あるいはJ型)仕様に改造する手間ってどれくらいだろうなとふと考えた次第。

Posted by: ブラック・タロン | Sep 23, 2009 at 09:44 PM

>VF-1
ふと思ったのですが、双発の VTOL ジェット機って、どれだけありましたっけ… メジャーどころは大概が単発のような気がしたのですが。

>中村俊輔
富士重工が日産の傘下ではなくなったからでしょうか (違)

>F-15A
少なくとも燃料タンクのサイズは違いますし、内部構造はけっこう違ってるかも知れません。E 型ほどではないと思いますけれど。

Posted by: 井上@Kojii.net | Sep 23, 2009 at 10:19 PM

なお、書き忘れていましたが、Patria が「カネさえ用意すればクレムリンだって引っ張ってきてくれる」かどうかは分かりません :-)

Posted by: 井上@Kojii.net | Sep 23, 2009 at 11:09 PM

そうか、マッコイじいさんに頼めば空母も持ってきてくれるんだな~
 
発射してもロケットモーターに火が点かない空対空ミサイルはカンベンして欲しいですが

Posted by: 二枚橋 | Sep 24, 2009 at 01:13 AM

3 発で $5 のサイドワインダー…
(((( ;゚Д゚))))ガクガクブルブル

そういえば、米海軍の新しい補給艦に、サイドワインダーを開発した科学者の名前がつくそうですよ。

Posted by: 井上@Kojii.net | Sep 24, 2009 at 08:05 AM

はじめまして。

いやぁ、そんなことってできるんですねぇ…。でもコレ、強度的に大丈夫なんでしょうか(いや大丈夫なんでしょうけども)。

ドッグファイト中に、掛かったGによって空中分解なんてしたら、敵さんの方がびっくりですね。あ、ひょっとしてこれは、生じた小破片の雨で敵機を撃墜する新兵器なんですね!(違

Posted by: E.P.Я. | Sep 24, 2009 at 07:29 PM

もともと戦闘機の胴体って分割して製造するものですから、結合部分の強度自体は (設計上は) 問題ないはずなのです。ただ、件の機体の場合には事故機ということで、入念な検査が必要かと思われます。

F/A-18 だとあまり見かけませんけれど、当節だと F-35 の胴体が前後分割されている写真を見かける機会があるかも知れません。確か、「マイコミジャーナル」の私の連載で F-35 を取り上げたとき、そんな写真を掲載した記憶があります。

Posted by: 井上@Kojii.net | Sep 24, 2009 at 07:47 PM

>ふと思ったのですが、双発の VTOL ジェット機って、どれだけありましたっけ… メジャーどころは大概が単発のような気がしたのですが。

ジェット機というとちょっと思いつかないですね、
V-22は一応双発のターボプロップということになるんでしょうが、左右のローターをつないでますしね。

Posted by: とおりすがり | Sep 24, 2009 at 10:20 PM

軍事オタクの間では有名な話ですが、空自でも事故機の魔改造はありましたね。ググってみると該当機は42-8832号機です。

車輪止めを忘れて倉庫に突っ込んでしまったんでしたっけ?着陸時のオーバーランで突っ込んだんでしたっけ?
大破したF-15Jのpre-MSIP機が、三菱重工へ運ばれていった後、J-MSIP機になって帰ってきたという話です。

オーバーホールするようなIRANに入った機体にはpre-MSIP機でもJ-MSIP相当になる改修を施すのは容易なのでしょうか。

ん?待てよ?
ということは、pre-MSIP機は、機首から建物に突っ込ませれば、J-MSIP機になって、近代化改修が受けられるじゃないか!こうしてはいられない、今すぐ基地のエプロンへ行って車輪止めを(PAM!PAM!

Posted by: Echo-10 | Sep 24, 2009 at 11:06 PM

ヘリコプターでも同様の問題があるらしいのですが、双発だと左右のエンジンの出力を微妙に合わせるのが難しいから単発の方が、という理由かも知れませんね。

事故の修復ついでに大改造するのは、艦艇なんかでもよくある話だと思います。だからといって、第四艦隊事件みたいなのはゴメンですが。

Posted by: 井上@Kojii.net | Sep 24, 2009 at 11:38 PM

試作機ですけど輸送機双発

試作機ですけど輸送機双発

Do-31

書き込めないなあ、最近:

Posted by: bugaisha | Sep 25, 2009 at 09:58 AM

>Do-31
どうやって左右のエンジンの同調をとってたんだろう…

何か blog 側でトラブルが出てますか ? といっても、設定でどうにかなることでなければ、nifty に通報するぐらいしかできないですけれど。

Posted by: 井上@Kojii.net | Sep 25, 2009 at 10:13 AM

なんか弾かれるときがあるんですよねえ
ダミーアドレスの問題かなあ?でもPC違うとやはり感じ違うし。NoScrptで許可するタイミングなのかなあ???書き込めるときは書き込めますので。

水もいるんでしたっけ?羽付馬って。
たしかCS?で(CATVで見かけた気が)紹介番組があったと思います。ドルニエ。

Posted by: bugaisha | Sep 25, 2009 at 11:07 AM

そうですか。現在、IP アドレスによるアクセス制限は設定していなくて、NG ワード (主としてエロ系) をいくつか指定している程度です。NG ワードの一覧を、どこかで公開しておくのも手かも知れませんね。

Posted by: 井上@Kojii.net | Sep 25, 2009 at 12:07 PM

> pre-MSIP機でもJ-MSIP相当になる改修
 三菱重工業の中の人によれば
「完全オーバーホールで配線を総取っ替えするぐらいの気合いが必要」
とのこと。配線はあることはあるのですが、本数(伝達信号容量)が足りないみたいで、このように事故機を完全修理するぐらい、もしくはチヌークのリマニュファクチャリングぐらいの勢いが必要とのこと。
 まあ、やらせてくれるのであれば喜んで、ついでに疲労部品も取り替えてしまいますよ、とのことですが、それなりにお値段(配線を通す労力が半端ではないそうで)もしますが、とのことでした。

> 双発だと左右のエンジンの出力を微妙に合わせるのが難しい
 同じく中の人に因れば、ヘリの場合結局シャフトでつながっているためさほど問題にはならないが、双発の旅客機ではFADEC(full authority digital engine control)が実用化されるまでは、実に大変だったそうで。整備の際に職人芸でロッドにて調整するなど、それはそれは手間のかかる作業だったそうです。
 というのはジェット戦闘機などではそれほどエンジンが離れていませんので推力線(モーメント)の問題も大きくないのですが、Boeing737のような小型旅客機でさえ、それなりにエンジン間の距離がありますので推力の僅かなずれが、大きな横方向のモーメントとして現れたそうで。
 因みに現在はBoeing777のような凄まじい推力を持った双発機が主流となっていますが、FADECとコントロール・バイ・ワイヤ(ライト)にて、片側フェイルの場合でもモーメントの面では大きく意識せずにとも無事に降りてくることがが出来るのだそうで、この間の技術革新は伊達ではないとのことです。

Posted by: へぼ担当 | Sep 25, 2009 at 11:39 PM

読み返していてふと思ったんですけれど。

操縦系統がダメになった DC-10 か何かが、エンジンの推力偏向だけでなんとか操縦して降りてきた事故がありましたけれど、なまじ電子制御で片発でも偏向しなくなると、そういう芸当って不可能になるのかなあ…

Posted by: 井上@Kojii.net | Nov 20, 2009 at 08:03 PM

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