« 観艦式とメシ | Main | 遅くなりましたが、新刊のごあんなーい »

Oct 28, 2009

とりあえず参考写真だけ

「くらま」衝突事故の原因については、現時点で言及するのは時期尚早だと思うので、コメントは差し控えます。(この件、Forecast International のニュース速報に載っちゃってるよ…)

当初、艦首がゴッソリなくなってるんじゃないかという話があって焦ったのですが、後になって出てきた写真では 51 番砲より前まで残っていたので、それほどではなさそうだと思いました。さらにその後で見た写真だと、艦番号の前あたりから先がなくなっているようです。

参考用に、「くらま」を真横から撮影した写真を載せておくにとどめましょう。クリックすると拡大します。

IMG_0635

|

« 観艦式とメシ | Main | 遅くなりましたが、新刊のごあんなーい »

Comments

死者が出なかったのが不幸中の幸い、なんでしょうね。

「しらね」は火事と接触事故に遭うしで近年、しらね型護衛艦は災難続きですね。

Posted by: かきぴぃ | Oct 28, 2009 at 02:39 PM

ほんと、誰も亡くならずに済んだのはなによりでした。

関門海峡に限らず、通航が多い重要な水路なんだけれども、実は隘路でもある、というところは他にもありそうですね。

Posted by: 井上@Kojii.net | Oct 28, 2009 at 05:42 PM

ひえいの艦齢延長か、はたまた船首をぶった切って移植するのか……。それにしても、本当にしらね型は不運続きで……。これも金丸信の呪(ry

Posted by: TB&SH | Oct 28, 2009 at 05:49 PM

米海軍では海底に接触した SSN を修復した事例もあるぐらいなので、今回ぐらいの損傷で廃艦にしたらバチが当たると思います。どのみち、代艦が出てくるまでにあと 6 年以上はかかるわけですし。

ソナーがどれぐらいやられたかにもよりますけれど、却って「しらね」より修復は早いかも知れません。

Posted by: 井上@Kojii.net | Oct 28, 2009 at 07:21 PM

あれはくらまは本当に避けられないですよね。(下関側に座礁するか橋脚に衝突しかねん気が)
そう言えば潜水艦と言えば、以前英仏の戦略原潜同士が衝突て有りますね。考えたら核パトロール中の他国の戦略原潜が近くに居るケースは英仏以外無い気がしますよね。どっかのblogで両船とも30kt出して衝突したと思っている人見ました…

Posted by: 井上さん二人分の重さの男 | Oct 28, 2009 at 08:11 PM

いくら「追い越すなら左側から」といわれたって、あんな狭い海面で追い越しをかけるなんて、対面通行の高速道路で反対車線に出て追い越しをかけるようなモンでしょう、常識的に考えて。

>30kt
SSBN が全速航行する機会なんて、公試の時ぐらいしかないような気がいたします。何よりも音を出さずに潜むのが仕事なんですから。
なんて話、一般にはあまり知られていないですよねえ。

Posted by: 井上@Kojii.net | Oct 28, 2009 at 09:52 PM

> SSBN が全速航行
 仰るとおりでしょうね。付け加えるとすれば、戦時下での魚雷回避等の戦闘時か、よほどの事情(何らかの事情で穴が開いた等でパトロール海域までへの急行)ぐらいしかあり得ませんが。
 ただ、出来る限りの無音潜行はしたとしても、原子力艦船の場合、温排水の呪縛からは逃れられないことも知られていないですね。
 まあ、これは原子力従事者(ましてや軍事関係者など絶望的な有様ですが)であっても良く理解していない人間が少なからず居ます。そのため人のことはあまり言えませんが、ことある度に口を酸っぱくして徹底周知しなければならないところが憂鬱なところです。

Posted by: へぼ担当 | Oct 28, 2009 at 10:48 PM

実は、「レッド・オクトーバーを追え」を読むと、下巻にその話がチラッと出てくるんですよね。「周囲より海水温度が 0.5 度高い」って。

もっとも、米英仏の SSBN は大洋の広さを利用して潜む方式だから特に問題になるので、ロシアみたいに聖域立てこもり方式だと、また考え方が違うかも。

Posted by: 井上@Kojii.net | Oct 28, 2009 at 10:59 PM

以後、自衛艦には衝角の装備を義務付けるべし。
コンテナ船に負けてどうすんのじゃ。

Posted by: しまだ | Oct 28, 2009 at 11:26 PM

つ DDG-1000

しかし、コンテナ船とかタンカーとか、ぶつけても簡単には沈みそうにないでしょう、きっと。

Posted by: 井上@Kojii.net | Oct 28, 2009 at 11:36 PM

> コンテナ船とかタンカー
 タンカーなどはダブルハルが原則になっていますので、非常に強いところでしょうね。我が職域の特殊線も同様以上の装備ですが、これ以上は禁則事項。
 コンテナ船の場合、積み荷の量にも因るでしょうね。積み荷が軽ければその分、余剰浮力も大きいでしょうし。

> 海水温度が 0.5 度高い
「航行していなくとも」と言うところがミソですね。
 この点を勘違いしている人が多くて困ります。まあ、航行時と停泊時では多少は異なりますが、早々すぐに変わったりする物でもないところです。
 その意味においては、ロシアみたいに聖域立てこもり方式の方が有利なのでしょうね。ただ、それを許す地政学的状況にあるかどうかは、また別の問題と考えますが。

Posted by: へぼ担当 | Oct 29, 2009 at 12:42 AM

すみません。大きな誤字でした。
特殊線→特殊船
しかし、最近ATOKの調子がいまいち(大汗)。再調教が必要なのかも知れませんね。

Posted by: へぼ担当 | Oct 29, 2009 at 12:44 AM

TBSラジオの「デイ・キャッチ」はポッドキャスト配信されてるので一日遅れで聞いてますが、近藤勝重氏が「レーダーもあるのにあたごのときから学んでない!」と憤っておられました。
関門海峡がどんなところなのかのイメージができなかったんですね。
前だったら神浦氏が出てきて抱腹絶倒になるところですが、最近は何かに気付いたのかさっぱり出てきません。

Posted by: ヴィー | Oct 29, 2009 at 01:32 AM

イデオロギー満載な報道はさておいても、欧州上空を整備が充分じゃないエアラインは飛ばせませんよ的に、航行法規を遵守出来ない船舶会社と国籍船舶は航行禁止ってやれないものかと小一時間・・・

Posted by: にゃんこ | Oct 29, 2009 at 02:21 AM

>コンテナ船
コンテナ船の場合、船内がどれくらいの区画に区切られているかにも拠りそうです。タンカーなら、ダブルハル、しかもそれなりに細かく区切られていそうで、実際、「タンカーがなかなか沈まなくて云々」みたいな話はありますけれど。

>レーダー
よく分かってないと、レーダーが「何でも分かる魔法の機械」に見えるのかも知れないですねえ。関門海峡みたいなところでは、艦上のレーダーを作動させても陸地からのクラッターの方が多そうですけれど。

>航行禁止
航行禁止を言い渡すことはできても、それをどうやって強制するかが難しいところかも。飛行機なら航空交通管制の仕組みを利用できるし、無視して突っ込んでくれば領空侵犯扱い (ぉ ですが、海の上ではそういうわけにも。

Posted by: 井上@Kojii.net | Oct 29, 2009 at 07:03 AM

ここのところ、関門橋を何度か走ったことのあるおいらが来ましたよ。
下の航路では、観艦式よろしく船舶が一直線に並んで航行しているのに感動していたんですがねぇ。

> レーダー
最近のレーダーは、民生用でもかなり鮮明で、コンピューター処理により移動体は速度と推定進行方向まで棒で出て来る様になっています。とは言っても、島影など物理的な障害の先までは見通せないのは変わりがありません。門司崎の影なんて無理です。

一方、観音崎と関門海峡には海保が陸上設置のミリ波レーダーを設置しており、それを例の海上交通センター(マーチス)が使っていたりします。通常のレーダーより周波数が高いので、探知距離が短い代わりに非常に鮮明で、こいつで見間違えることはありません。

と言うと「海保何やってんの」と言う話に行きかねないのですが、それは時期早々かと。

なお、無線通信士教育用に調布の我が母校にも同じミリ波レーダーが設置されておりましたが、授業でそれを覗いたら、甲州街道やら調布駅前のパルコやら、京王線本線に多摩線が見事にクッキリ見えておりました。

Posted by: 観音旭光の両刀使い | Oct 29, 2009 at 08:15 AM

私も関門橋は三度ほどクルマで渡ったことがありますが、今はもう、あんな遠くまで自走していく根性が残っておりません (´・ω・`)

直線ならともかくグネグネして陸地が障害になりますから、陸側に複数のレーダーを設置してカバーするならともかく、艦側のレーダーには限界があると思うのです。

なんていうことになると、つい「UAV を飛ばして上空から監視」なんて考えてしまうのは軍ヲタの悪い癖です。海峡なら陸地に設置すればいいわけですが、そのデータを通航する艦船にどう渡すかが問題ですねぇ。

Posted by: 井上@Kojii.net | Oct 29, 2009 at 09:34 AM

> そのデータを通航する艦船にどう渡すかが問題ですねぇ。

AISでよいのではと思いますが、どうなんでしょう?

Posted by: H@tokara | Oct 29, 2009 at 10:01 AM

>関門海峡に限らず、通航が多い重要な水路なんだけれども、実は隘路
つ 南備讃瀬戸、明石海峡、紀淡海峡
瀬戸内は難所だらけですな。

>レーダー
電波なんですから山の向こうなんて普通見えないんですし
対向する船がいきなり出てきたものに
レーダーの話を持ち出すのはナンセンスにも程が・・・

Posted by: BELL | Oct 29, 2009 at 12:29 PM

>AIS
UAV からデータを入れてあげればできそうな感じもします。ただ、受け取る側では文字データの羅列ではなく、電子海図にビジュアルで表示しないと辛いかも知れませんね。

>難所
よくよく考えると、対馬海峡や津軽海峡だって潮流がありますし、気象条件のことを考えると楽ではなさそう。日本の海って難しいですよねえ。

Posted by: 井上@Kojii.net | Oct 29, 2009 at 07:14 PM

> AIS
ちょっと色々調べてみましたが、陸上からの位置情報再送信はプロトコルに無いみたいです。

基本システムは、時分割多重で、空いている特定タイムスロットを見つけて、それ以降、同一スロットに自己情報を発信するシステムなので、技術的には再送信できそうですが、短時間とは言え陸上局は1ターム古い情報しかないから、同時発信するわけにもいかず、別の空きスロットに発信するとシステムの許容船舶数が半減するし・・・。

Posted by: 観音旭光の両刀使い | Oct 29, 2009 at 08:26 PM

そもそもの導入目的からしても、陸から船舶を監視するのがメインってことなんでしょうか。

保安システムという点では、鉄道と航空がいちばん進んでいて、自動車が最悪のような気がします。もっとも、止まれるか否か、1 次元か 2 次元か 3 次元か、といった違いがありますから、単純に比較しちゃいけませんけれど。

Posted by: 井上@Kojii.net | Oct 29, 2009 at 10:53 PM

勝手なことをほざくコメンテーターとやらは、事故現場の海峡の幅は、東京港トンネルがあるあたりより狭いってことをどれだけ理解しているのやらという気がしますね。しかも潮流はずっと早いし、岬が出ていて見通しも悪い。あんなところで進路変更を伴う追い越しかけるってのがまずおかしいですよ。

Posted by: kv | Oct 29, 2009 at 10:59 PM

まさか、フネもクルマと同じようにキュッと曲がったり止まったりできると思ってないだろうな、と疑っているのですが、実際はどうでしょうか。

専門性の高い分野で記事を書くのは、平素から当該分野に通暁した人にしてもらいたいものであります。が、先に結論とか方向性が決まっていて、それを補強するために都合がいい専門家を呼んできてるんじゃないか、と思えることがあります。

Posted by: 井上@Kojii.net | Oct 29, 2009 at 11:20 PM

AISについては、各船舶の自己申告制なので、(私の推測ですが)沿岸域だけでなくて、遠洋でも使えることを狙ったシステム設計になっているようです。

↓参考元
http://www.kaiho.mlit.go.jp/06kanku/onomichi/b_infomation/b_3_ais/ais-setumei.htm

私が座学で勉強した頃は、ようやくGMDSSが普及し始めた頃で、AISなんてシステムはなかったのですが、調べてみて「船舶管制も進んだなあ」と感心しました。と言っても、事故は防げなかった訳ですが。

Posted by: 観音旭光の両刀使い | Oct 29, 2009 at 11:52 PM

ただ、VHF だと見通し線圏外の通信に制約が出そうに思えます。船同士でも船対陸でも、通信可能範囲内に入らないと情報が出てこない ?

もっとも、今回の件にはあまり関係なさそうな話ですけれど、ひょっとすると島影になっていて通信が届かない、なんてこともあるんでしょうか。それについて何も考えていないということはないはずですが。

Posted by: 井上@Kojii.net | Oct 30, 2009 at 08:00 AM

どんどん元ネタから離れていってすいません。

AISの使用周波数は、船舶連絡用のマリンVHFやアマチュア無線の144MHzの上、一般的にはアナログTVの3chと4chの間とそんなに高くないですから、テレビの電波の届き具合を考えれば、障害物からそこそこ離れていればそれなりに届くと思われます。もちろん程度問題なので、ビル影の難視聴地域よろしく、障害物の直ぐ後ろには届きませんが。

目的が衝突防止(と船舶の身元確認)なので、(やはり私の推測ですが)衝突の危険がある範囲内に届けば十分と言うシステム設計の様です。

Posted by: 観音旭光の両刀使い | Oct 30, 2009 at 08:25 AM

あ、そうか。外洋で使用するからといって、広範囲までカバーする必然性は薄いですよね。フネのスピードを考えれば、通信可能範囲に入ってから接近するまでに、相当な時間がかかるはずですし。納得。

Posted by: 井上@Kojii.net | Oct 30, 2009 at 09:00 AM

ところが、外洋を通らず関門海峡を通ったことを「事故が多いのが分かっているのに通るなんて危機管理がなってない」とか書いているブログまであったりするんですな。これが。

個人ブログなので、どうでもいいことではありますけど。

Posted by: 砂兎 | Oct 30, 2009 at 06:59 PM

それをいったら、商船だって関門海峡を通れなくなってしまうし、事故が多いところを通るな、なんていったら首都高速は走行不可能。

と、マジレスするだけ無駄でしょうねえ。

Posted by: 井上@Kojii.net | Oct 30, 2009 at 07:31 PM

なんで鹿児島沖から上がらなかったの?
、と思った私は、日本地図からやり直します。

w  orz

Posted by: ぼろねこ2k | Nov 02, 2009 at 12:52 PM

米海軍の原子力空母みたいにガタイが大きいと、関門海峡みたいな挟水道は意図的に避けるかも知れませんね。というか、あんなのが関門海峡に乗り入れてきたら嫌です。

Posted by: 井上@Kojii.net | Nov 02, 2009 at 12:57 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 観艦式とメシ | Main | 遅くなりましたが、新刊のごあんなーい »