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Jan 29, 2010

USS Los Angeles の無反響タイル

下の写真は、解役式典に臨んだ USS Los Angeles (SSN-688)。

100123-N-4540W-071
(Photo : US Navy)

このクラスの写真は何枚も手元にありますけれど、セイルの中身が突き出している写真は貴重かも、と思ってダウンロードしておいたもの。

ところが、それを眺めていたら、むしろ気になったのは船殼の方。写真を見る限り、船殼の表面に無反響タイルを追加しているように見えます。

確か、新造時から無反響タイルを取り付けていたのは USS San Juan (SSN-751) 以降だったはず。だから、改ロサンゼルス級なら分かりますけれど、一番古いネームシップにもレトロフィットしてたのであれば、さすが、というしかありません。もっとも、上の写真を見る限り、セイルには無反響タイルはないように見えますが。

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Comments

> USS Los Angeles (SSN-688)
 タイプネームシップであり、就役が1976年11月と言いますから、原潜とはいえ相当な老朽艦であることは確か。まあ、20年も持たずに退役させる海上自衛隊が、どうかしている(運用上・設計上の理由もありますが)と言えばそれまでなのですが。
 また、このクラスはそれまでよりも高速性を重視したことで、静粛性がある程度犠牲になった面もあります。それ故、量産途中での知見蓄積によるバックフィットで、何らかの大規模修理の際に騒音対策が施されたのかも知れませんね。
 まあ、自衛隊のように後生大切に必要な改修もしないで、現場の運用によりカバーというのは問題かと思います。しかし、ただ単に改修すれば良いというわけではなく、費用対効果に優れた面で行うべきなのは確か。
 その点、合理主義の米軍に見習うべき点も多いかと、今回の事例を通じて感じたところです。

Posted by: へぼ担当 | Jan 30, 2010 at 09:38 PM

688 級は古い艦から順番に退役、となっていないので、炉心交換のタイミングなどが影響したのではないかと推測しています。特に初期型は、後期型よりも炉心交換を頻繁に必要とした可能性がありますし。

(他所と比べれば) お大尽の米海軍ですけれど、古い艦でも細々とアンコを更新している姿勢は見習いたいものです。688 級の初期型なんか、FCS が Mk.113 だったのを Mk.117 に入れ替えているぐらいですし。

Posted by: 井上@Kojii.net | Jan 30, 2010 at 10:59 PM

> 後期型よりも炉心交換を頻繁
 軍事機密のベールに包まれているため、真実は闇の中ですが、戦略原潜や原子力空母の事例から見ると、10年ほどに1回、すなわち寿命期間中に1-2回行われたのではないか、と見るべき模様です。
 もっともこれらにしても決め手となる情報はありませんが、可能な物としてelectric boat等でのメンテナンス記録や契約記録を追うぐらいでしょうか?
 なお、それくらいのスパンであれば、原子炉の構造を大幅に変更するか、原子炉炉心を大幅に改設計しない限り、寿命期間中原子炉炉心無交換は達成が難しそうです。
 そのため、後継のバージニア級ではそれが盛んに喧伝されたところを見る限り、ロサンゼルス級ではフライトⅠ~Ⅲまで多少の延長や改良はあっても、寿命に大幅な違いはなかった物と推測されます。

> 古い艦でも細々とアンコを更新
 こちらはその必然があったとしても見習いたいところですね。その点、自衛隊の方はまだまだと言ったところですが、今後の軍事用IT技術更新に伴い、その必要性は加速していくのでしょうね。

Posted by: へぼ担当 | Jan 31, 2010 at 02:00 AM

無反響タイルと聞くと、旧ソ連の潜水艦に貼っているのは、接着剤が弱くて剥がれやすいと言う話を思い出します。

一方、日本の潜水艦に貼った無反響タイルは、コ○シボンドで貼っているから剥がれにくいと言う冗談を聞いたのですが、ホントだったら・・・

Posted by: にゃんこ | Jan 31, 2010 at 09:10 AM

…「ボンド兵器は回収しなければなりません」というメールが出回りますw
そして、間違ってジェームス・ボンドの本を回収しに行く人が出たりして。

Posted by: 井上@Kojii.net | Jan 31, 2010 at 09:44 AM

よくよく考えると、海自では潜水艦の数が 16 隻と決まっている以上、毎年建造を続けるには 16 年で退役させるしかないんですよね。寿命がどうとか陳腐化かどうとかいうよりも、むしろ、そっちの理由の方が大きいのかも。

Posted by: 井上@Kojii.net | Jan 31, 2010 at 09:47 AM

> むしろ、そっちの理由
 仰るとおり「縦さん(川崎重工業・現在の川崎造船)」「横さん(三菱重工業)」での隔年建造の都合上もあったかと思いますが、さすがに良い材料を用い、設計改良も経て耐用年数が増したようで、16年サイクルは崩れていますね。
 以前は、練習用潜水艦への艦種変更
(しかし、予算の都合とはいえ贅沢なお話し;もっとも本当に16隻でよいのかという議論は必要ですが)
2隻でお茶を濁したようですが、今回初めて競争入札と言うことで建造サイクルが崩れるとのニュースが。
 税金、そして限りある防衛装備費の有効活用という面では当然の結果でしょうが、果たして技術伝承がうまくいくのかどうか。潜水艦建造部門の統合なども視野に入れた方がよいのでは、と外野では思ったりしてみます。

> ボンド
 あながち冗談に聞こえない罠。
 実際、使用経験豊富な民生用(一般産業用)の方が、下手に防衛装備品として特注するよりも性能が良かったりすることは良くある話で。特に海水系は経験則の固まりであり、その点は見過ごしてはならないと考えます。 

Posted by: へぼ担当 | Jan 31, 2010 at 01:08 PM

退役した潜水艦を、民間の海洋調査に使う、という提言をしていたのは江畑氏でしたっけ。実際にやったらやったで、いちゃもんつける人が出てきそうですが。

Posted by: TB&SH | Jan 31, 2010 at 04:17 PM

>いちゃもん

とりあえず「深度計の内容がばれるからまずい」と、私が先頭に立ってイチャモンをつけてみます。
深度計を改竄して、レッドゾーン (本当にそんなものがあるのかどうかは知らない) の数字をランダムに書き換えてしまわないことには。

競争入札と随意契約の是非、固定価格契約の是非など、マイコミの連載で取り上げてみたいテーマですね。

Posted by: 井上@Kojii.net | Jan 31, 2010 at 06:43 PM

日本の位置(立ち位置も地球上の位置も)を考えると、超の付く贅沢な潜水艦建造体制は維持して然り、と思いますね、やっぱり。
アメリカみたいに1社体制になって、ロステクの恐怖と戦うこと考えれば、特殊技術の塊な潜水艦は2社で持つ意味は充分あるでしょう。

でも…贅沢ですよね、平成生まれの艦がリタイアでしたっけ、間もなく。海自の地方隊とか文句言う元気も無いのに、既に…。

でもあんな巨大な船、大学だの国立研究所だので維持は㍉でつ、それだけで1学部分持ってかれまつ…。

Posted by: ぼろねこ2k | Jan 31, 2010 at 08:32 PM

> ロステクの恐怖
つ「新潟鉄工所」
 真面目なお話し、あぼーんした際、こちらの方は大騒ぎになりました。幸いにも新潟トランシスやこちらの方は新潟原動機と言うことで生き残りましたが、一時はどうなることかと。
 因みにそのごたごたがあった間に割り込んだのが川崎重工。しかし、よりによってその川崎重工のエンジントラブルで某所は180億円もの損害を出していますので、リスク分散の重要性とその弊害を両方とも味わったところです。

 一方、そうりゅう型については船体建造が三菱重工業であっても、エンジンやAIPは川崎重工業が担当のこと。以前は互換性もない不自由さが有りましたが、もはやここまで来ると一蓮托生のような気も。
 かくがごとく、技術が先鋭化してくると、統合すべきか分散すべきか、メリット・デメリットを考慮しなければなりませんが、限りある経営資源や防衛装備品調達比を考えると、ある程度統合を図ってまずは調達数が減っても生き残るすべを身につける方が、先決かと考えます。

Posted by: へぼ担当 | Jan 31, 2010 at 09:57 PM

Virginia 級だって、実質的に NGSB と GDEB の合作みたいなものですからねえ。アメリカでそれですから、他国においてはいわずもがなです。

イギリスなんか、陸・海・空、どこをつついても BAE Systems ばかり出てきますし。違うのはヘリコプターとミサイルと小火器ぐらい。

Posted by: 井上@Kojii.net | Jan 31, 2010 at 11:53 PM

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