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May 13, 2010

最近読んだ本 : 海上自衛隊員の作り方

といっても料理をするわけではないので、「~育て方」とする方が、分かりやすいタイトルだったかも。

入隊から始まり、初任幹部から中堅幹部、副長、艦長、司令官と昇進していく課程を追いつつ、それぞれのポジションに求められるポイント、あるいは心得などについて、短くまとめた話を並べた内容。帝国海軍から引き継いだ用語や標語がゾロゾロ出てきて、「ああ、伝統墨守だなあ」と納得 (え

これだけでなく「兵士に告ぐ」を読んだときにも感じたことですけれど、自分が分隊長とか中隊長とか艦長とか司令官とかいうポジションについて、部下を統率して動かしていけるかというと、正直いって自信がないなあと。それでちょっぴり凹んでしまうのでした。フリーでやっている分には、部下を動かすことを意識する必要ってないんですけれど。

なぜか、この手の人材育成モノというと帝国海軍、あるいは海上自衛隊が目立つような気がするのですが、陸自や空自、あるいは他国の軍隊についても、似たような本があったら読んでみたいところです。米軍については、経験者が書いた本がいくつかあって片鱗を伺えますけれど。

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Comments

幹部ではなく、先任伍長による中堅のキャリアパス本が、待たれます。中学生向けにあれば、尚よろしいですが、ジュニア新書で、それを出してくれるところがあるといいな。岩波とか、ジュニア新書はわりと「機械的」に学校図書館に並ぶのだけど。

Posted by: sionoiri | May 13, 2010 at 09:42 AM

こちらには、お初です。

陸自モノでは『指揮官は語る』以下の荒木肇氏の連作がオススメです。

…最近の氏は少し微妙ですが(苦笑)

Posted by: 七師三等兵 | May 13, 2010 at 05:32 PM

>先任伍長
ですねえ。叩き上げの中堅下士官だと、いろいろと有用なネタを持っていそうです。

>指揮官は語る
それ、以前にグランデかどこかで見かけたことがあるような… さっそく探して買ってみますね。ありがとうございます。

Posted by: 井上@Kojii.net | May 13, 2010 at 07:40 PM

フリーだからこそ、規律に服するという感覚の有り難味が身に染みることが多いです。

Posted by: クローム・ツァハル | May 13, 2010 at 10:41 PM

今にして思えば、MSKK 時代に半年ごとの業績評価で絞られた経験が、いい方向に効いているなあと思うことがありますね。もっともフリー稼業の場合、半年どころか、ひとつの仕事ごとに業績評価みたいなものですけれど。

Posted by: 井上@Kojii.net | May 13, 2010 at 11:04 PM

オイラも杉山隆男氏の「兵士シリーズ」は文庫本で全て読んでますが、井上さんと同じような思いを持ったこともあります。ただ軍隊くらい教育システムがしっかりされている組織は無いと思われるので、こんなオイラでも長くいれば“そこそこの”立場にはいられたかな、なんて。環境が、立場が人を育てる、とも言うしね。
「オレ、絶対フリーじゃやっていけねぇな」と思っている人もいますよ。

Posted by: き~よ | May 14, 2010 at 12:46 AM

確かに、誰でも最初から優秀なリーダーになれるかというと疑問だし、誰でも同じように仕事をこなせることは軍事組織の基本。そう考えると、段階を踏みながらリーダーを育成していく仕組みがある、と考えるのが常識的ですよね。

実際のところ、国によってもその辺の状況には差がありそうです。

Posted by: 井上@Kojii.net | May 14, 2010 at 09:37 AM

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