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Aug 03, 2010

K-7 のリバーサルモード

普段、K-7 は既定値の「鮮やか」設定のままで使っているのですが、新しいファームウェア Ver.1.10 で「リバーサル」というのが加わったので、試してみました。RAW で撮って、内蔵の現像機能でパラメータを変えて現像する方法です。

かつて RVP ばかり使っていた私が、こんなことを書くのもなんですが、ちょっと使いどころが難しいなと感じました。


Pentax K-7,  TAv モード (1/1000, F4.0), 分割測光, ISO 320, FA35mm F2AL, WB 太陽光, ノイズ低減なし, シャープネス +1, 鮮やか


Pentax K-7,  TAv モード (1/1000, F4.0), 分割測光, ISO 320, FA35mm F2AL, WB 太陽光, ノイズ低減なし, シャープネス +1, リバーサル

「リバーサル」の方が明暗の差が露骨になって、台車まわりみたいな暗所がつぶれやすくなっているような。コントラストを強めにとっている ?

下の写真は +1/3 補正をかけて撮ったものを、同様にして RAW 現像。


Pentax K-7,  TAv モード (1/1000, F3.5), 分割測光, ISO 320, FA35mm F2AL, WB 太陽光, ノイズ低減なし, シャープネス +1, 鮮やか


Pentax K-7,  TAv モード (1/1000, F3.5), 分割測光, ISO 320, FA35mm F2AL, WB 太陽光, ノイズ低減なし, シャープネス +1, リバーサル

最後は、↑ の写真から、現像時に 1 目盛分だけ減感して RAW 現像したもの。


Pentax K-7,  TAv モード (1/1000, F3.5), 分割測光, ISO 320, FA35mm F2AL, WB 太陽光, ノイズ低減なし, シャープネス +1, 鮮やか, 現像時に 1 目盛減感


Pentax K-7,  TAv モード (1/1000, F3.5), 分割測光, ISO 320, FA35mm F2AL, WB 太陽光, ノイズ低減なし, シャープネス +1, リバーサル, 現像時に 1 目盛減感

こうやってみると、撮影時に +1/3 の補正をかけて「リバーサル」で現像したものが、暗部のつぶれ方が少ないように思えます。補正なしだと暗部がつぶれますが、+1/3 補正をかけると生きてきます。

こういう明暗の差が激しい被写体よりも、風景写真なんかで、全体にまんべんなく光が回った順光の条件下で使う方が、「リバーサル」の設定が本領を発揮するように思えました。

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Comments

もともと、RVP50が、原色がより原色らしく写るフィルムでしたから、それをシミュレートした今回の「リバーサルフィルム」の黒潰れは「さもありなん」という感じです。

昔、RVP50で真岡鉄道のSL重連を撮って、目眩く原色の世界にorzった経験からすると、SL撮影時に「リバーサルフィルム」は使ってはいけないようです。暗部があっても、派手目にするなら「鮮やか」か「雅」の方が良いかも。

Posted by: 観音旭光の両刀使い | Aug 03, 2010 at 11:24 PM

そういえば、このモードには「ベルビアモード」という別名があるとかいう話ですけれど、さもありなん。

キヤノンのピクチャースタイル「風景」もそうですけれど、この手の派手系絵作り機能は、ツボにはまるといいものの、外したときは悲惨なことになりそうで、難しいです。

Posted by: 井上@Kojii.net | Aug 04, 2010 at 08:47 AM

 ほら、昔から私が言っていたじゃないですか。いずれデジ一眼にベルビアやエクタクローム・モードが搭載される時代が来ると。

>このモードには「ベルビアモード」という別名

 でもこれは本当かなぁ(^_^;)。ベルビアはもっとど派手だと思う。
 付けるのならアスティア・モードとか欲しいですね。現像のスキルをちゃんと身につけていれば、意外に使える機能かも知れない。

Posted by: えいじ | Aug 04, 2010 at 09:09 AM

商標の関係があるから、具体的な製品名を入れたモードを設定するのは難しいかも。かといって伏せ字にするのもなんですし、悩ましいですねぇ。

デジタルになって後処理が容易になったのは便利ですが、ピクセル等倍まで拡大してウダウダいう風潮が強まったのはなんだかなぁ、と思うことがあります。

Posted by: 井上@Kojii.net | Aug 04, 2010 at 11:44 AM

RVPでも、RVP100F辺りはRVP50より発色が大人しいと聞いたことがあります。(すいません、私自身はISO100のリバーサルフィルムとなるとRDP100とエクタクローム位しか使ったことがないので・・・。)
ただ、やはり具体的な面となると各メーカーの画像処理設計担当者の胸一つなのかもしれません。

それはそうと、本家の富士フイルムでは一時期「フィルムシミュレーションモード」を搭載して、「プロビア」「ベルビア」「アスティア」の各モードを搭載したデジカメがありました。
http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/article/ffnr0179.html

でも、最近はこの売り文句、余り聞こえてこないなぁ・・・。

Posted by: 観音旭光の両刀使い | Aug 04, 2010 at 12:59 PM

富士フイルムが自社のフィルムをネタにする分には問題ないですし、他社にはマネのできないところかもしれません。いくらなんでも、ソニーがコニカのフィルムをネタにするわけにも行かないでしょうし。

…コダックなら実現可能 ?


そういえば私は RVP50 ばかりで、RVP100 を使ったことがありませんでした。一度か二度、KR に浮気したことがありましたけれど。

Posted by: 井上@Kojii.net | Aug 04, 2010 at 06:29 PM

RVP100Fは常用(っていっても年3~5本、現像代が…orz)していますが、発色は穏やかですよ、プロビアよか派手ですが。
RVPはちと派手さが個人的には過ぎるので、専ら100Fです。

で、表題のリバーサルモードですが、トーンを圧縮しちゃうのはなー、ですね。フィルムは有る程度粘りますから。

Posted by: ぼろねこ2k | Aug 05, 2010 at 12:49 PM

コダックも↓この有様ですからねぇ。
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/other/2006/08/02/4340.html

RVPについては、デジカメ普及後に随分複雑な経緯があって、今では2代目RVP50とRVP100、RVP100Fと3種類有り、100と100Fのように意図的に発色を大人しくした物があるにしても、50と100でも微妙に発色が違うので困ったものです。

KRに関しては、私の趣味の相棒が絶滅危惧種の形式写真鐵で、長期保存可と言うことでPKRを常用していましたが、生産終了してorzってました。

Posted by: 観音旭光の両刀使い | Aug 05, 2010 at 12:58 PM

昨日撮影した EF510-509 について、「鮮やか」「風景」「リバーサル」で現像したものが手元にあるんですが、SkyDrive にアップしてみましょうか。この順番にコントラストがきつくなり、足回りがつぶれていく様子がまるわかりです。

スポッターの人が海外の仲間と飛行機写真を交換するとき、KR がデフォだったと聞いた記憶がありますが、最近はどうなってるんでしょうねえ。

Posted by: 井上@Kojii.net | Aug 05, 2010 at 01:06 PM

色々な意味で猪な私は、具体的にどう変わっているかを自分で確かめたくて、思わずやってみますた。
http://blog.goo.ne.jp/ponchan1791/e/db20403a9558fcd86079bd064b86f134
簡単にPhotoshop LRのヒストグラムを横に付けていますが、これだけでも結構、傾向が掴めるかと。「人物」がコントラストを弄っていないと言う結果は意外でした。

あと、外式リバーサル無き今、スポッターの方々がどうしているかは、デジに移行しているのか、余り聞かないですが、相変わらず銀塩にこだわってる私の相棒は「フジの最新設計だから、比較的長期に耐えるのジャマイカ」と推測して、RVP100Fを使っているそうです。で、「形式写真に使うには色がデーハーでは?」とツッコミを入れたら、先の8/4の私の書き込みの内容に至ると・・・。

Posted by: 観音旭光の両刀使い | Aug 06, 2010 at 12:43 PM

うちでも試しに、EF510 を撮った写真の「鮮やか」「風景」「リバーサル」について、DPP でヒストグラムを表示させてみました。

鮮やか :
http://cid-8b8bf4bb2ffca0ad.office.live.com/self.aspx/%e7%94%bb%e5%83%8f/Pentax.K-7/Image1.png

風景 :
http://cid-8b8bf4bb2ffca0ad.office.live.com/self.aspx/%e7%94%bb%e5%83%8f/Pentax.K-7/Image2.png

リバーサル :
http://cid-8b8bf4bb2ffca0ad.office.live.com/self.aspx/%e7%94%bb%e5%83%8f/Pentax.K-7/Image3.png

この順番で、ヒストグラムの両端が持ち上がってきているのがよく分かりました。

Posted by: 井上@Kojii.net | Aug 06, 2010 at 12:57 PM

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