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Dec 01, 2011

グリペン効果

昨日から今日にかけての、Saab AB の株価の推移。

Image2

「スイスが F-5E/F 後継機として JAS39E/F Gripen NG の採用を決定」となった途端に株価が 10% あまりも急騰、翌日は少し落ち着いたものの、まだ跳ね上がった勢いを持続している模様。

現実問題、スイスが置かれている状況を考えれば、個人的には「Gripen の一択だろー」と思っていましたが。しかも、価格だけじゃなくてオフセットの条件も良かったといいますし。まあ、スウェーデンにとっては毎度の手ですけれど。

といったところで、ふと気になって RUAG の Web サイトを見てみたら、なぜか IR のコンテンツが見あたらないのでした。この会社って、株式公開していないのかしらん ?

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Comments

 ライノで良いと思うけどなぁ~。やっぱお値段?

Posted by: えいじ | Dec 02, 2011 at 01:45 AM

イニシャルコストもさることながら、エンジンの数が半分で済むっていうのは、ライフサイクルコストを考えると馬鹿にできないと思いますよ。確かに、すでに F/A-18C/D があることを考えれば、同系列の機体にすることにも一理ありますけれど。

Posted by: 井上@Kojii.net | Dec 02, 2011 at 10:32 AM

スイスがねえ。
最終選考にもライノは入ってないので、アメリカとヨーロッパを交互に買っているので、今回はヨーロッパの番ということではないかと。

スイスだと、ライノのレンジはいらないということもあるでしょうし。

NGだから、アビオニクスを入れ替えてるだけという可能性もあるな。

いつものオフセット100%ですけど、どこで利益出すんだろうと考えると、不思議です。

Posted by: いーの | Dec 02, 2011 at 03:54 PM

掩体とかのインフラのサイズとか、な~んちゃって。

Posted by: bugaisha | Dec 02, 2011 at 05:12 PM

某国向けの「オフセット率 140%」に比べれば可愛いもんですけれど、直接オフセットだけじゃなくて間接オフセットも含んでいるのでしょう。

もともと予算の関係があり、さらに調達の是非についてだいぶモメたので、あまり高い機体は買えなかったはず。イニシャルコストもさることながら、ライフサイクルコストの抑制を見込めるっていうのは大きかったでしょうね。

Posted by: 井上@Kojii.net | Dec 02, 2011 at 06:28 PM

ライノはRfPの段階で降りてなかった?F-5のシェルターなどをそのまま使えってことで。
まあ、この選定経緯については航空雑誌で特集組んで詳しく解説して欲しいものです、ね、ね、

Posted by: K | Dec 02, 2011 at 10:26 PM

確かに、レガシーホーネットなら問題なかったのでしょうけれど、すでに生産が終息しているし、スーパーホーネットの方が大きくなってますからねえ…

お呼びがかかれば書いてみたいネタですが、そもそもスイスの戦闘機選定っていう企画が通るかどうか、あまり自信がなかったりします。

そういえば、スイスでは機種選定に際して騒音計測をやっているはずで、その点でも単発のグリペンは有利だったかも ?

Posted by: 井上@Kojii.net | Dec 03, 2011 at 09:58 AM

同人誌ですが、グリペンのモノグラフを出すつもりはあります。
いつになるかはわかりませんが、商業でおよびがかかっていなかったら、お願いできますか?

それはともかく、ライフサイクルコストの実証は、チェコやらハンガリーのデータがあるから、あまり嘘も無いのかな。ラファルは、ある程度粉飾できるだろうけど。
原則、エンジン数に比例するでしょうけど。

そういえば、スウェーデンは、実戦はここ最近までコンゴ派遣以外に経験していないはずで、FCSのプログラミングにあたって考慮されるべき戦闘データはどうしていたんでしょうね。
やはり、政治的・地政学的ポジションがいいので、アメリカやイギリスから提供を受けていたんでしょうかね。
BAESには仕事も出していたし。

最近になって、やっと、JA1995にBAeが持ち込んだ戦闘シミュレータの意味が分かり始めたところです。

Posted by: いーの | Dec 03, 2011 at 11:28 AM

時間的余裕のこともあるので状況次第ですが、その話も頭に入れておきますね。

平時の運用データは揃ってますけれど、実戦というとリビアで飛んでいたぐらいですし、それも基本的には偵察や上空哨戒ですから限度はありそうです。そういえば、スイスに売る機体の燃料が JP-8 なのか JP-5 なのか JET A1 なのかというところも気になります (マテ)

Posted by: 井上@Kojii.net | Dec 03, 2011 at 11:39 AM

グリペンNGのレーダーはサーブとセレックスガリレオの共同開発になってたと思いますが、セレックスガリレオはタイフーンのレーダーにも関わってるし、メーカーが共通する場合、各国軍の実戦データはどういう扱いになってるのかなと素朴な疑問が。データそのものは各国軍の秘密でも、そこから得られた成果は結果的に共有されてしまわないかと。

同じことはBAE Systemsやタレスなどにも言えますが。

Posted by: quolas | Dec 03, 2011 at 04:12 PM

台湾が採用したりしないかしら?

>グリペン

Posted by: メリッサ | Dec 03, 2011 at 04:20 PM

>レーダー
基本的には、開発の際に情報開示の範囲・開発成果の流用範囲について取り決めを行って、そこから外には出さない、という形にするしかないと思います。

グリペンとタイフーンのウェポンはけっこう共通していますし、同じウェポンで国によって撃ち方が違うなんてこともないでしょうから、射撃管制の部分については、意外と問題にならないかもしれません。むしろ、ミッションコンピュータの OFP の方が、問題になるかもしれないですね。

>台湾
どこの国でもそうですが、台湾に輸出できるかどうかは中国との力関係次第かなあと思うのです。中国政府が圧力をかけてくるのは間違いないので、それに対してどこまで抗えるのかという意味で。

Posted by: 井上@Kojii.net | Dec 03, 2011 at 11:33 PM

> スイスに売る機体の燃料
 すみません。
 全く分かっていない人なのですが、F/A-18系列を陸上機として運用している空軍(豪空軍他)は燃料をどうしているのでしょうか。
 ピストンエンジン(レシプロ)のプロペラ機ならともかく、余程大きな規模でなければ同じ空軍内で航空燃料が複数存在するのが好ましくないのは事実ですが、JP-8 に移行済みならともかく、特にレガシーホーネットを採用した海外カスタマーがどうしたのか、気になるところです。
 ちなみに、日本がF-XにF/A-18E(/F)を採用した際に、燃料は JP-8 なのか、はたまた JP-5 なのか他なのか、ボーイング側の提案を含めて気になるところですね。何か伺っておいででしょうか?
(F-35Aやタイフーンでは…と言いつつ、タイフーンではどうでしたっけ?)

Posted by: 担当 | Dec 04, 2011 at 08:53 AM

NATO の資料を見ると、「陸上機は JP-8 (F-34)」「艦上機は JP-5 (F-44)」とあるので、NATO の規格で動いている空軍であれば、陸上機は JP-8 と考えてよさそうです。
よくよく考えれば、基本的に同じ F135 エンジンで F-35A/B/C を飛ばすわけですし、使い分けが必要であるとしても、べらぼうな違いではなさそう。

スウェーデンのグリペンがリビア展開時に燃料でもめたのは、民間仕様の JET A1 を使っていたためなんですよね。同じケロシン系でも、添加剤で軍用と違いが有るので。

Posted by: 井上@Kojii.net | Dec 04, 2011 at 09:14 AM

> 燃料
 どうもありがとうございます。
 確かに「添加剤」では変なところで細かな、しかし重要な部品に対して悪影響を及ぼしますので(典型例:燃料噴射制御周りやポンプなど流速の高いところ)、ほぼほぼ大丈夫とは思っても、直感的に不安点は残るでしょうね、
 後は質量あたりの発熱量(つまりエンジン出力に直結)しますが、発熱量が低い方に併せておけば、後は過出力にならない注意で済む為、解決は最初のセッティングの方が大きいでしょうね。

Posted by: 担当 | Dec 04, 2011 at 11:01 AM

比重や発熱量では、JP-5 と JP-8 の差は極めて少ないです。
ちなみにこれ、石油系の燃料だけじゃなくてバイオ燃料を使うときにも影響するんですよね。バイオ燃料だからって比重や発熱量がむやみに違うと…

Posted by: 井上@Kojii.net | Dec 04, 2011 at 11:05 AM

>台湾

正直な話、FーCKー1をアップグレードするより
グリペンNGの方が良い買い物に思えるのですけどねぇ
(売ってくれなければ、仕方がないのですが)

Posted by: メリッサ | Dec 04, 2011 at 12:53 PM

> 燃料
http://togetter.com/li/200876
にて石川潤一さんからいただいた資料
http://twitpic.com/70pvtu
を再確認しましたが、仰るとおり比重や発熱量では、JP-5 と JP-8 の差は僅かで、実用上こちらの面ではネックになる事が無さそうですね。どうもありがとうございます。
 液体バイオ燃料は…航空機に使うのは少しまだ早いのでは?少なくともブラジルのガソリンへのアルコール配合のように、順々に行うべきと考えています。

 一番手っ取り早いのは、ボイラーで生炊きすることで、もっとも普及しているのは間伐材他のチップを石炭火力発電所で一緒に燃やす事です。
 それでも「灰成分」や排煙脱硫他処理、おまけに水分含有率の問題(発熱量に直結)するので、10%そこそこは大改造無しでも可能でも、それ以上は改造工事などかなり問題が大きいとの事。
 今の流行で言うのなら、間伐材の長距離輸送は避けて、麓の製材所や木材集積所に集め、そこで廃材と一緒に燃やしてしまうパターン。
 技術はゴミ焼却発電で十二分に確立済であり、下手に太陽電池や風力発電に投じるより、国土保全として「森林の間伐促進など営林事業」と組み合わせた効果を期待でき、かつ発電量も材料ある限り安定している為、小規模でもそちらの普及を願いたいところです。
 半分脱線しましたが、ご参考までに。

Posted by: 担当 | Dec 04, 2011 at 04:49 PM

グリペンの台湾輸出は、紛争地域に該当すると言うことでスウェーデン的にアウトだったかと。そんな話をどこかで読んだ記憶があります。

Posted by: K | Dec 04, 2011 at 05:47 PM

>紛争地域
国が紛争地域になっていなければ、紛争当事国への輸出はありなのか、というツッコミが出そうなスウェーデンの武器輸出でもありますが。ちょうど先日、米陸軍からカール・グスタフを受注してますし。

>バイオ燃料
そこで UOP なんかの精製技術がモノをいうようで、米軍がテストしているバイオ燃料の性状は、JP-5 や JP-8 とほとんど同一だそうです。でないと困っちゃいますけれど。

Posted by: 井上@Kojii.net | Dec 04, 2011 at 06:50 PM

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