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Jun 04, 2012

中国の VTOL 空母 ?

なんか、中国が (STOBAR 空母とは別に) ヘリ空母と VTOL 戦闘機を開発している、とかいうニュースが出回ってるみたいですけれど。そもそも、公式発表も何もない状態では真偽の程が不明。

STOBAR 空母と比べても VTOL 機を搭載する空母のほうが能力的に見劣りするわけで、そんなもんにリソースを突っ込むのは無駄。それだったら STOBAR 空母ないしは CTOL 空母に力を入れるのが筋。

ジョーク的には「外洋海軍的アイテムは何でも揃えてみたかった」とか「担当者の趣味」とかいうのも考えられますけれど、これはあくまで与太。

ただ、ヘリ空母とか VTOL 機とかいう話を煙幕にして、実は立体揚陸作戦が可能な強襲揚陸艦を作ろうとしているのだとすれば、これは捨て置けない話かも。かの国が両用戦の経験・ノウハウをどれぐらい有していたっけか ? という話はともかくとして。

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Comments

強襲揚陸艦重視だとしても、船体のドンガラはともかくとして、大型艦載ヘリや、高速揚陸艇(エアクッションにはこだわらないとして)が必要になりますし、アンコとして揚陸部隊指揮をどう行うかというのも、課題になるでしょうねえ。

どれもこれも、中国どころかロシアにも欠けてますよね。

Posted by: いーの | Jun 04, 2012 at 01:40 PM

ドンガラを作っても、魂を入れられるかどうかは別ですからね。水陸両用戦は陸戦・海戦・空戦が入り乱れた高難度科目ですし。
現実問題、第二次世界大戦より後に本格的な両用戦を展開した国って、いったいどれだけありましたやら…

Posted by: 井上@Kojii.net | Jun 04, 2012 at 02:31 PM

 ここでいうヘリ空母の定義がちと難しいかも知れない。
 VTOLをやるとは思えないけど、STOBAR がぽしゃった時の保険としては悪く無いでしょう。てか私は、いきなりあのクラスで空母を持とうと画策したこと自体に無理があったのではと疑問なのですが。

>リソースを突っ込むのは無駄

 それは効率を知っている文明国の発想で、その無駄や試行錯誤が出来るのが今の中国orz。
 エアクッション艇はともかく、ヘリはフランスがもう魂まで売っちゃっているし、これからはフランスに負けじと米企業も出て来ますよ。すでに現地工場も持っているし。

Posted by: えいじ | Jun 04, 2012 at 08:59 PM

そういう事態を避けるために、個人的に思うところはありますが、ちょいと「誰でも見ている場所」で公言するのは憚られるところ。

Posted by: 井上@Kojii.net | Jun 05, 2012 at 09:24 AM

マトモな両用戦といえば、やっぱり仁川とフォークランドに絞られてしまいますよね。
あと、厳密な意味での敵勢力圏への上陸ではありませんが、ベトナムで海兵隊が2回くらいやってるはずです。

結局、米英かw。

卒塔婆のバックアップとして位置づければ、VTOLはアリですけど、それも中国には経験がないので……。F-35Bはそう簡単に手を出さないでしょうから(兵站データがネットでだだ洩れなんてのを、中国が認めるわけもなし)。
Yak-141の設計を買って来るという流れなんでしょうか。L-16としてYak-130の設計を買ったみたいに。

このニュースであっちこっちの掲示板でF-35Bとか言う短絡さんが湧いてくる予感~。

Posted by: いーの | Jun 05, 2012 at 10:02 AM

VTOL空母なりの使い道を考えての事ではないでしょうか?
(船団護衛だとか、STOBAR空母の補助だとか)
そんな事をして、元が取れるとは思えませんけど
VTOL空母関連だと(アメリカ級みたいな豪華な船ならともかく)中途半端なVTOL空母を作るぐらいだったら
ヘリ空母を旗艦にして、周りを水上戦闘艦で固めた方が効率的なのが
(個人的には)面白くない話です。

Posted by: メリッサ | Jun 05, 2012 at 10:30 AM

(おカネのことを無視すれば) CTOL 空母は VTOL 空母の代わりにもなれるけれど、逆は不可能。VTOL 空母じゃないといけない必然って、「CTOL 空母を持てない事情がある場合」に限られてしまうんですよね。

中国がそういう事情に直面しているのか、それとも単なる話題作りのガセネタ記事なのか、はたまた担当者の趣味なのか。ともあれ、真偽がハッキリしないと確たることはいえないし、ハッキリしなければ「中国の軍事力整備は透明性が低い」という話になります。

日本にとってはともかく、大した護りを固められない状態で南シナ海の領有権問題に関わっている ASEAN 諸国などにとっては、「ヘリ空母または強襲揚陸艦のようなもの + 両用戦経験なし」でも嫌な存在ではないかと思うわけですけれど。

Posted by: 井上@Kojii.net | Jun 05, 2012 at 01:26 PM

>井上氏

>中国の軍事力整備

仮に、アメリカと太平洋の覇権を争うのなら
(一人っ子政策の悪影響を考えれば)整備のペースが不十分に思えますし
だからといって、アメリカへの牽制と(台湾を含む)周辺諸国だけを考えている感じでも無いですよね。

戦略が(裏も表も)素人に丸見えなのも、別の意味で問題でしょうけど

(前回の書き込み、「ヘリ空母」と書かないで「ヘリコプター専用空母」と書くべきでしたね)

Posted by: メリッサ | Jun 05, 2012 at 05:19 PM

私見ですけれど、米海軍並みにグローバルに活動できる軍事力を目指しているというよりも、自国の近隣で好き放題するためにアメリカを遠ざけておきたい、周辺に緩衝地帯を確保したい、という方向性に見えるんですよね。エビデンスを出せといわれると困っちゃうんですけれど。

Posted by: 井上@Kojii.net | Jun 05, 2012 at 05:27 PM

従来から、台湾の武力併合の障害になる、アメリカの軍事力を遠ざけておくために、第2列島線を確保したいと考えているという話はありましたよね。
従来語られているのは、紛争時の話がほとんどですけど、併合したらしたで本土と台湾の間のシーレーンを維持しなければならないわけで、南沙諸島の確保も資源だけではなくシーレーンの横腹を守るという意義もあると思います(日露戦争の東西逆転だなあ)。

緩衝地帯の確保という意志自体は、その流れから来ていると考えれば、別に目新しくも何もないと言えるのかもしれません。

中国が、台湾併合の意志を持っている事以外は、公式には何も出てないですよね?

確かに、魂のないドンガラでも、ASEAN諸国からすると、一個連隊積んだ強襲揚陸艦は、ものすごく嫌な存在になりますよね。軍事的な対峙って相対ですから、相手が弱ければこっちがグダグダでも構わないというw。

Posted by: いーの | Jun 06, 2012 at 10:22 AM

それと、経済活動の中心が海岸沿いの地域に集中している事情も影響しているかも。まさか第二次世界大戦中のソ聯みたいに、いきなり四川省あたりまで強制疎開って訳にもいかないですし。そうなると、その海岸線からできるだけ大きい緩衝地帯を置きたい、と考えそうではあります。

Posted by: 井上@Kojii.net | Jun 06, 2012 at 12:08 PM

井上氏の仰るとおり、中国が太平洋の覇権を考えていないのなら
日本は中国をある程度牽制できる防衛力とアメリカや周辺諸国との連携で
対応できるかもしれませんね。

Posted by: メリッサ | Jun 07, 2012 at 12:41 PM

最近の外務省報道官の発言でも「我が国の利害を尊重しろ」となっているんですけれど、この手の発言から類推するに、やはり基本的には自国近海を我が物として確保したいという動機が強いのかなあ、と思うのでした。

Posted by: 井上@Kojii.net | Jun 07, 2012 at 07:29 PM

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