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Jan 14, 2013

ちょっと嫌味を

装備品国産化論者の定番といえる主張は、

「国内で生産していないと、安定した供給に問題が生じる可能性があるし、可動率が低下する原因にもなる」

というもの。そして、引き合いに出すのは MH-53E や E-2C と決まってます。海自のイージス戦闘システムだって FMS 輸入品だけど、これはいいんですかね ?

ところで、陸自の新型練習ヘリの製造元・エンストロムが中華企業の 100% 子会社になっちゃったわけですが、これについて装備品国産化論者の皆さんにおかれましては、ぜひとも気の利いたコメントを発していただきたいところ。

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Comments

イージス艦
→数が少ないし額が額だからアメリカも気を使う!日本は2国目だからアメリカもおろそかにしない!

エンストロム
→選定当時は中華系じゃなかったからいいんだ!それより安定供給のためには選定し直し(ry

MCH-101ってライセンスでしたっけ?その割には稼働率が低いって話をよく聞くよーな……

Posted by: TBSH | Jan 14, 2013 at 06:23 PM

MCH-101 は、組立を川重岐阜でやっています。これについては小耳にはさんだ話がありますが、ちょっと公開の場で書くのは…

Posted by: 井上@Kojii.net | Jan 14, 2013 at 06:37 PM

少なくとも CH-101 は相当に困ってますね。

岩国基地開庁祭(海自イベントの方)で小耳に挟みましたが、初期不良を出している最中とは言え、故障部分の予備部品が手に入らなくて、しらせでも、岩国でも相当苦労しているとか。

Posted by: 観音旭光の両刀使い | Jan 14, 2013 at 07:50 PM

不良や故障が出るのは仕方ないにしても、パーツが手に入らないのでは「何のために日本で作らせたんだ」ってことになるんじゃあ…

Posted by: 井上@Kojii.net | Jan 14, 2013 at 08:13 PM

↓今年の「しらせ」搭載 CH-101 は予算不足による予備部品不足で1機・・・。
http://flyteam.jp/news/article/11974
http://photo.sankei.jp.msn.com/essay/data/nankyoku/45ch101/

私が小耳に挟んだのは2年程前の福岡駐屯中で、「しらせ」艦内での話と理解していたので、この状況は想定より悪い感じです。
ただ、常識的な数の予備部品は確保していたと思われるので、かなり故障率が激しいのではないかと推測されます。

Posted by: 観音旭光の両刀使い | Jan 14, 2013 at 10:31 PM

>MCH-101

 事実上の一点ものですから、CH47みたいに陸空で何十機も保有しているというのならともかく、一部の部隊で数機あるいは十数機運用してますなんてもののメンテ部品はそう抱え込めないでしょう。
 補給部品や、向こうからストックする分に関しても税金掛かるそうですから。そもそも当のイギリスがorz。

 エンストロームは手軽で良いヘリだったのになぁ(;´д`)トホホ…。

Posted by: えいじ | Jan 15, 2013 at 08:20 AM

隊で抱え込めないならなおのこと、メーカーできちんと製造・在庫・供給する SCM の体制を作らないと。PBL 適用で成果をあげられるかどうかの試金石にしては… なんていうのは、ちと不謹慎かも知れませんけれど。

Posted by: 井上@Kojii.net | Jan 15, 2013 at 10:22 AM

> MCH-101 / CH-101
一応、試行 PBL 契約はやっているらしいのですが、元の原資が少ないため、予備部品確保も上手くいっていないようで・・・。

ただ、今度のH24年度補正で、MCH-101 を3機、文科省予算で CH-101 を1機購入する予算が付いた上に、H25年度予算で追加の整備費が付いたようです。しかし、今南極に行っている1機のメインギアボックスが壊れたら、来年の南極派遣はアウトらしいですが。

Posted by: 観音旭光の両刀使い | Jan 16, 2013 at 08:07 PM

PBL が適切に機能するには、当初の価格設定と成果の評価が、双方にとって納得のいく、妥当な内容になっている必要があるでしょうからねぇ…
そもそも数が少ない機体なんですから、計画・導入段階で通常以上に、どれだけ円滑に稼働率を確保するかを考えないといかんハズなのですが、それがどうなっていたのかが気になるところ。

Posted by: 井上@Kojii.net | Jan 16, 2013 at 08:28 PM

>エンストロムが中華系企業に
国産化至上の方にとっては、だから国産でとか、ライセンスで元企業と切り離せるように、とかの論理が成り立っているような?

Posted by: いーの | Jan 17, 2013 at 09:28 AM

のはずなんですけれど、たとえば Twitter で何日か検索をかけてみても、その手の論陣を張ってる人がほとんどいなかったんですよ。だから「正面装備だけ国産ならいいんかいっ」と。

Posted by: 井上@Kojii.net | Jan 17, 2013 at 10:16 AM

>正面装備
あ~、国産上等の方にはそういう傾向はあるかもしれませんねえ。
ま、サプライチェーンの崩壊を気に留めていない点で、もう何をかいわんやですが。

こないだ、mixiの方で、オスプレイを導入するなら日本で生産してより安全にすべきだと叫んでいる人を見かけましたよ。
オスプレイの事故に、製造時ミスはないってのに。
ゆがんだというか、偏った人の声が良く聞こえるってのはあるのかも。

Posted by: いーの | Jan 17, 2013 at 11:30 AM

そういう話を聞くと、「要するに国産自慢をしたいだけで、可動率云々も産業基盤維持云々も、後付けの理屈に過ぎないんじゃないの ?」っていいたくなっちゃうんですよね。それが本当なのかどうかはともかく。

Posted by: 井上@Kojii.net | Jan 17, 2013 at 01:27 PM

>国産自慢
春原剛の「零の遺伝子」に出て来る防衛省、空自幹部、技研、メーカーの人達は、そんな感じで描写されてましたねえ。
あれ読むと、暗澹たる気持ちになりますよ。

Posted by: いーの | Jan 17, 2013 at 04:06 PM

一般市民のレベルで「国産自慢」をやりたがるのはどこの国でも同じだからまだしも、当事者については冷静な現状認識を求めたいところ。そういえば、日本のメーカー関係者が欧米の同業者と話をすると「でも、おたくの国は実戦経験がないし…」といわれるとかなんとか。

Posted by: 井上@Kojii.net | Jan 17, 2013 at 06:07 PM

まあ、前間さんの本を読む国産厨として敢えて装備品国産化をフォローすると、国産のモノの出来が良いとは言うつもりは無いものの、開発や、せめて製造を経験しないと、どんどん経験・能力が落ちていく訳で、機会を確保することも重要だと思ったり。

そういう意味では、dis られる事の多い中つ国の J-20 や J-31 も、開発させてもらえるだけノウハウは上がる訳で、こうも短期間で色々開発していると、長期的視野に立てば侮れなくなるなぁ、とは考えます。

一方で、昨今の国家財政の悪化を考えると日本が同じ路線を進むのは厳しいですから、そこは知恵を絞らないといけない状況かと。そう言う意味で F-35 導入に伴う原則整理は、ターニング・ポイントであるのは間違いなく、これが上手く「えふ/えー-ぺけぺけ」に繋がって欲しいなぁと外野としては思う次第です(オヒオヒ)。

しかし、今回の UH-X の一件は、別の意味でターニング・ポイントにならなければいいけど・・・。

Posted by: 観音旭光の両刀使い | Jan 17, 2013 at 08:22 PM

そこで「機会の確保」と「経験・ノウハウの獲得」を満たそうとすると、自国だけで完結するのは無理だから、国際共同路線で行くしかないだろう、というのが私の基本的な考えであるわけです。

ただ、あまり船頭が多すぎると厄介ごとの元。相手は慎重に決めないといけませんけれど。

Posted by: 井上@Kojii.net | Jan 17, 2013 at 10:23 PM

結局、選択と集中の問題でしょ。

主力戦車はインフラの問題もあるから日本カスタムになるので仕方ないとして、他はどうよ、とか。(それだって、WikiだとM1の軽量バージョンを開発するとの事で、これは10式に比べるとどうなのか)
主力戦闘機は? 輸送機は? 輸送ヘリは? 対潜哨戒ヘリは?

結局、神学論争の陰で「全部やるのが理想」「敗戦でつぶされたものを全回復」と夢見た防衛省と経産省とそれらに連なる関係者が、総花的に手を出してきて、時代の変化やなにやらを無視していたのが、今のゆがんだ状態なわけですから。

正直、国産厨からの転向者である私から見ると、前間さんは害毒だと思う。T-2/F-1の本を中立の立場で書いてからやって欲しい。

正面装備を生産していないオーストラリア軍は任務を果たせていないの? タイは? カナダは? スイスは?
その辺りの得失についての議論無くして、防衛装備品の国産を選択をするべきじゃない時代が来ています。
政治的に国民の誇りを守るためという選択が必要と判断されるなら、しょうがないと思いますが。今のままでは、ごく一部の役人と軍人とマニアにしか恩恵がない。

Posted by: いーの | Jan 18, 2013 at 10:50 AM

FMS に物言いをつけるのも似たところがあって、そもそも「FMS で調達したものがすべて問題を抱えているのか」「問題を抱えているものといないものがあるのなら、その違いはどこにあるのか」「そして問題になっている事柄は解決不可能なのか」といった具合に、順を追って話を進めていかなければならないはず。それをすっ飛ばして「FMS だと可動率が落ちるから国産で」とショートサーキットするのは、正直いって論旨展開に穴がありすぎるんですよね。

そもそも、当事者はともかく市井の人間で、FMS という制度の流れや、それに起因するメリット・デメリットをちゃんと理解している人が、どれだけいるんだろうと。

夢見ている一方で、現実的で確固たる防衛産業戦略があるんだろうか、と心配になってしまうわけですけれど、これって JA2012 のオーガナイズや海外展示会への出展にも関わってきそうな話。
本筋からすれば、政府、経産省、外務省、防衛省、メーカー、業界団体が足並みを揃えて、生き残り戦略を策定・推進していかなければいけないはずなんですけれど。単に「自衛隊の装備品を国内で作ってれば防衛産業基盤は安泰」って話じゃないんだから。

Posted by: 井上@Kojii.net | Jan 18, 2013 at 05:34 PM

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