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Feb 08, 2013

射撃管制レーダーで捜索 ?

「射撃管制レーダーを捜索に使うのは普通のこと」という言い訳が中国側から出てきているそうですけれど、それって

高倍率のライフル スコープを使って広域捜索をするようなもの

じゃないのかなあ ?

もうちょっと身近な言い方をするならば、300mm の超望遠レンズで周囲をグルグル捜索するようなものでしょ。遠くまで見えるから都合が良さそうに見えるけれど、実は画角が狭いから大変。

初めて超望遠レンズを使ったときに、目標をなかなかフレームに捉えることができなくてジタバタした経験、多くの人が持ってるんじゃないかと。
それと同じことをレーダーでやろうとしているのが件の言い訳である。と書けば、いくらか理解しやすくなるかな ?

それに、射撃管制レーダーは距離分解能と方位分解能の高さが求められるから周波数帯を高くとるのが普通で、それって広域捜索に求められる遠達性を損ねるし。(周波数以外にパルス幅の問題もあるけど)

そもそも、捜索のためにいちいち射撃管制レーダーを動作させてたら、ELINT 機のいいカモになっちゃうし。

面白い言い訳をするもんです。

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Comments

パルス幅もそうですけど、PRF:パルス繰り返し頻度(航空ジャーナルでパルス繰り返し周波数という言葉を初めて見た時は、わけが分かりませんでしたw)の高い、低いも重要な要素だったかと思います。
低い方が、長距離捜索に向く(高いと、遠距離目標の反射が返って来る前に次のパルス発信タイミングが来るので)。


望遠レンズは、ある程度フレームを決めてフォローに入るまでは、両目を開けてファインダー外も睨みながら撮影するのが、私のやり方でした。

Posted by: いーの | Feb 08, 2013 at 10:51 AM

そうですね。バンドの違いだけの問題ではないわけで… この辺の話も解説記事が必要そう。手持ちの執筆機会で盛り込めそうなものがあるので、考えてみます。

私はなんとなく両目というのが苦手で、いったんカメラをファインダーからどけてしまうことがあります > 望遠レンズ

Posted by: 井上@Kojii.net | Feb 08, 2013 at 03:15 PM

それにしてもなんですか。今頃になって「射撃管制レーダーは作動させてない」って。オウム真理教じゃあるまいし、「♪わーたーしーはーやってないー、潔白だー」なんていわれても (をひ)

どうやら彼の国には、一貫性のある説明で通すというカルチャーはなくて、力押しで解決するのがモットーのようで :-p

Posted by: 井上@Kojii.net | Feb 08, 2013 at 03:17 PM

AN/SPY-3とかAPARとか統合された多機能レーダーなら中国の言い分も通りそうですが
ジャンウェイII型の写真を見ると・・・古い回転式ですから無理ですね。
かの国にとっての「歴史」は都合のいい妄想ですからね

Posted by: | Feb 08, 2013 at 11:52 PM

それに、あのクラスのフリゲートって SAM がクロタルもどきで、あとは SSM と艦載砲でしょう。エリア ディフェンス SAM 用の多機能レーダーとは話が違うと思うんですよねえ。

海自関係者の話で「砲がこちらを向いていないので撃たないと判断した」というのがありましたけれど、この発言が本当なら、砲射撃管制レーダーだというところまでは分かってたのかも。

Posted by: 井上@Kojii.net | Feb 09, 2013 at 05:57 AM

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