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Mar 24, 2013

まだ手放しでは喜べない話

海自飛行艇 印へ輸出 中国牽制、政府手続き着手
(MSN 産経ニュース)

「中国牽制」云々に突っ込むのはやめておくとして。

インドの場合、「採用するよ」という話になっても、その後が長いので、実際に契約を調印してモノをデリバリーするまでは安心できないなあ、というのが正直なところ。

それは、Dassault Aviation の中の人が骨身にしみて実感しているはずのこと。

それに、オフセットはどうするのか、訓練やサポート体制はどうするのかなどなど、解決しなければならない課題はいろいろ。本気で海外輸出するなら、そういうところまで含めて体制や制度を整備していかないと。

逆にいえば、そういうところをどこまでキチンとやっていくかで、日本側の「本気度」が問われるんじゃないかと。

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Comments

>訓練やサポート体制はどうするのかなどなど

鉄道の輸出といっしょですね。
US-2は軍事用民生用問わず、世界に広まってほしいところです。
これからの日本の武器輸出の戦略ってどこのセクターが管理していくのでしょうか。興味があります。

武器輸出の世界戦略や共同開発やサポート体制・制度を俯瞰・解説した本はないですね(チラッ

Posted by: しまだ | Mar 25, 2013 at 12:41 PM

「防衛産業ウォッチング」を加筆・修正して単行本化する機会があれば、そういう話も盛り込んでみたいですね。元記事を連載していたマイナビ自身で書籍化する状況ではないので、ちと作戦を考えてみたいところです。

Posted by: 井上@Kojii.net | Mar 25, 2013 at 12:51 PM

 数多の国産武器の中で、もっとも取り扱いが難しく、もっともメンテコストが高く付くのが、たぶんこの飛行艇だろうことを考えると、これを武器輸出の第1号とするのは、チャレンジャーやな、というのが正直な所です。

 国もメーカーさんも、何処まで面倒見る覚悟があるかですよね。

Posted by: えいじ | Mar 25, 2013 at 10:04 PM

これ、「救難飛行艇なら社会的な抵抗は少ないだろうし、競合も少ないのでは」という思惑が先行したのではないかと推測しますが、真相やいかに。

Posted by: 井上@Kojii.net | Mar 26, 2013 at 03:48 PM

思惑先行以前に、XC-2 が開発中で、売るタマが US-2 しか無いと言う事情もあるように思います。

実は、新明和が海外へ売りたくて売りたくてしょうがないらしく、2010/4/23の「第2回防衛省開発航空機の民間転用に関する検討会」でも新明和からペーパーが出ています。
http://www.mod.go.jp/j/approach/agenda/meeting/kaihatsukokuki/sonota/sonota.html
http://www.mod.go.jp/j/approach/agenda/meeting/kaihatsukokuki/sonota/pdf/01/005-1.pdf

上のペーパーや下の記事を知っている立場としては、US-2 が輸出へ動いている点は余り疑問には思いません。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20100317/213423/?P=2&mds

もっとも、手放しでは喜べず、先は長いと言う点は同意です。一方で、動かないことには現状打破は出来ませんし・・・。

Posted by: 観音旭光の両刀使い | Mar 26, 2013 at 08:20 PM

売りたいのは大いに結構な話なんです。でも、現実は現実として見ないと痛い目に遭うし、「モノがいいから売れる」なんて言ってたら、売れるものも売れなくなりますし。
とにかく動いてみて、成功しても失敗しても、そこから教訓を汲み取って次につなげていただきたい。ということに尽きると思います。はい。

Posted by: 井上@Kojii.net | Mar 26, 2013 at 08:53 PM

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