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Aug 27, 2013

最近読んだ本 : 「レアメタル」の太平洋戦争

タイトルとは裏腹に、初っ端に出てくる銅の話など、ベースメタルの話もけっこう多い本。でも、ベースメタルと、それに添加する金属素材を併せて、初めて合金素材ができるのだから、タイトルに偽りありというわけではないのですけど。

親切なのは、産地や戦争との関わりの話に加えて、ちゃんと素材や精錬方法などの話も書いてあること。戦争と資源の関わりという観点から見るも良し、戦史をとっかかりにして資源や金属素材について知るも良し、と二方面から楽しめる一冊。

意外と見落としがちな話で、「銃弾や砲弾をこれだけ撃つと、こんなに金属素材が消えていく」という記述が印象的。軍艦や車両や航空機で使う素材は注目されやすいですけど、弾は意外と忘れられがちかも。

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Comments

ちょうどどこぞの女の子がボーキサイトをバクバク喰いまくるゲームが人気な訳ですが、どうやらボーキサイトを架空物質と思ってるプレイヤーもいるらしく

Posted by: だむ | Aug 27, 2013 at 09:40 PM

それってダイヤモンドとダイナモンドを間違えるのと同レベルじゃあ (´д`)

Posted by: 井上@Kojii.net | Aug 27, 2013 at 09:48 PM

アルミナならともかく、ボーキサイトじゃあ最終製品のイメージがつかめないですからねえw。

今月の航空ファンに載っている、He219の記事でドイツが真鍮薬莢を使っていないという記述を見て、ちょっと驚きました。

第二次大戦で日本から送った物資を見ると、資源の偏在がけっこうあったんだなと実感します。

Posted by: いーの | Aug 28, 2013 at 09:05 AM

史実の日本は資源輸送の船舶まで前線で食い潰していましたけど
作家さんの中にはそういう事を考えないで小説を書く人も居るみたいです(´・ω・`)

Posted by: メリッサ | Aug 28, 2013 at 09:26 AM

そのドイツ軍の薬莢の話も、アジア方面からドイツへの資源輸送の話も、この本には載ってました。「いやはや、薬莢ひとつとっても奥が深いものだ」と再認識しました。

ただ、大事な話ではありますが、小説というエンターテイメントの話になると、兵站とか資源とかいうのは地味すぎてウケないんだろうなあ、と思いました。だから、その種の話が出てこないのは仕方ありませんが、あまりにもその手の話を無視したシナリオを組み立てられると、それはそれで興ざめですよね。

Posted by: 井上@Kojii.net | Aug 28, 2013 at 04:39 PM

 ここはひとつ、そのような非現実的な設定をする作家を非難する前に、そもそもそのような現実を想定もせず、実際に戦争をおっ始めてしまった連中を非難すべきかと!

Posted by: えいじ | Aug 28, 2013 at 08:20 PM

そこはそれ、「事実は小説よりも奇なり」なんてこともいいますし (フォローになってない)

Posted by: 井上@Kojii.net | Aug 29, 2013 at 11:33 AM

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