先手必勝
中国軍機による自衛隊機への接近について (防衛省)
すでにニュースでさんざん報じられているので、いまさら内容について説明する必要はないと思うのですけれど、この件で改めて思ったのは「先手必勝だなあ」ということ。
この発表を受けて、中国側があれこれと反論していますけれど、端から見ると「後手に回った」感は拭えないところ。
だいたい、ニュースって第一報の印象がその後の印象を左右するところがあるように思えますし、それが本当なら、先に発表した方の言い分が広く受け入れられやすい傾向があるかも、と。
この手の発表をするか、するならどういうタイミング・どういう内容で、というのもレッキとした情報戦の一環ですから、中の人はいろいろと考えていることでありましょう。日本に限らず、どこの国でも。
Comments
だからといって中国が先に「自衛隊機がなんたら」と言ってたとしても「どうせまた中国が…」とか「本当かよ中国」なんて
思う人(国)も多いだろうなぁ。
普段の素行も肝心かと。。
Posted by: き~よ | May 27, 2014 at 10:32 PM
確かに、平素から「あの国はああだから」と思われていると、いざというときに何か主張しても信じてもらえない可能性は高そう。新兵器ネタを濫発するイランなんか、最近だともう、何かやっても「ああ、また吹かしてるよ」と思われていそうです :-p
Posted by: 井上@Kojii.net | May 28, 2014 at 07:20 AM
なんていっていたら、こんなニュースが。
中国逆非難、自衛隊機は「昨年10mまで接近」
http://www.yomiuri.co.jp/world/20140529-OYT1T50171.html?from=ytop_main2
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中国国防省の耿雁生報道官は29日の記者会見で、東シナ海で中国戦闘機が自衛隊機に約30メートルまで異常接近したことに関連し、昨年11月に自衛隊機が中国軍機に「10メートル前後」まで接近したと主張、「日本が危険な接近をし、我々の正常な飛行活動を妨害している」と反論した。
耿氏によると、中国が東シナ海に防空識別圏を設定したと発表した昨年11月23日、識別圏内をパトロール中の中国空軍の偵察機Y8に対し、空自の戦闘機F15が2機で追跡監視した際に起きたという。中国は11月23日の接近について、これまで発表してこなかった。
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それならどーして、その場で発表しないで今までダンマリを決め込んでいたのさ、と突っ込まれるのは確実ですね :-p
Posted by: 井上@Kojii.net | May 29, 2014 at 11:00 PM