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Dec 09, 2014

最近読んだ本 : 暗号に敗れた日本

主として、太平洋戦争の開戦前、ミッドウェイ海戦、それと天一号作戦を引き合いに出しつつ、帝国海軍が暗号解読で窮地に追い込まれる様についてまとめた一冊。

この本のハイライトは、D 暗号を初めとする帝国海軍の数字暗号が解読された経緯についてまとめたくだり。そのあたりの話を読みたい人なら、買って満足できる内容だと思います。

改めて痛感するのは、「強力な暗号システム」を構築することだけでなく、「暗号システムを適切に運用すること」の重要性。エニグマにもいえることですけど、運用側の手抜かりが原因で解読のきっかけを敵方に与えてしまったところがあったよなあ、と。

これ、暗号に限った話ではなくて、何にでもいえる話でしょうけれど。 たとえば戦闘機だって、カタログ データが立派な機体を買えば済むって話ではなくて、運用側の手抜かりや不備が原因で足元をすくわれる可能性があるのでは。

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Comments

丸に昔でていた手記に、ガ島空襲の帰路にブインあたりの海岸に不時着(飛行場整備中)した人だったと思いますけど、そこで陸戦隊・設営隊に入電した電文がどうにも解けなかったが通信員と二人で暗号の原則に従って解いたら大体判ったって話があったかも。暗号表が替わったのが伝わっていなかったという。

Posted by: bugaisha | Dec 13, 2014 at 08:41 PM

それじゃあ、何のための暗号だか分からないんでは…

帝国海軍の場合、暗号表はそのままで乱数表だけ頻繁に変えることが多かったようですが、それで効果があったのか、なかったのか。その辺の検証は必要じゃないかと思いました。実のところ、多数の電文が飛び交うと、たちまち乱数表を一巡して重複使用が多発した、なんてこともあったようです。

Posted by: 井上@Kojii.net | Dec 14, 2014 at 04:34 PM

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