雑談用 (V)14
雑談用 (V)13 が満タンになりましたので、新エントリに移動します。引き続き、御利用ください。
えらい遅くなってしまいましたけど…
まず「Jships」。「水上戦闘艦メカニズム図鑑」と題する特集の中で、「マストとレーダー」「上部構造物」「ソナー」を書きました。あと、この特集の他の項目について、監修を少々。といっても、私が口を出して直してもらったところはなかったのですが、別視点からの確認役という感じでしょうか。
ただ、海自の護衛艦も水上戦闘艦のひとつですから、どうしても内容が似てきちゃうんですよね。海外の艦に独特のメカニズムがいっぱいあれば、ネタに困らないんですけれど。
「Jwings」では欧州のカナード付きデルタ翼戦闘機の特集が組まれていますが、戦闘機は吊るしものあっての存在。その吊るしものといえば忘れちゃいけない MBDA の話をサラッと書きました。紙数の関係で、あまり突っ込んだことを書くには至らなかったのと、MBDA 以外の欧州メーカーに言及する余地がなかったのが、惜しまれるところではあります。
5 月にボストンに行ったときには、帰国してから何日か、あまり仕事にならなかったような気がしてます。でも、先日のスウェーデン行きでは、時差ボケとはまったく無縁。これ、フライトの時刻設定がすごく絶妙なんですね。(プーのやらかしのせいで、以前と比べて 4 時間ばかり余計にかかるのはまた、別の問題)
往路の JL47 は HND 2250 - HEL 0635。つまり、「飛び立ってメシを食ったら寝て、起きてちょっとしたら、朝に現地到着」。一方、復路の JL48 は HEL 1640 - HND 1255。「飛び立ってメシを食ったら寝て、起きてしばらくしたら、昼過ぎに現地到着」。機内での行動サイクルが現地時刻とシンクロする絶妙なダイヤ。
しかも、衛星がつながりにくくなるせいで機内 WiFi サービスが使えなくなる北極圏通過は、ちょうど寝ている間。完璧じゃないの。
スウェーデンに行っている間に、いろいろスタックしてしまった (汗
「Jwings」は「月刊 F-35」、「航空ファン」と「丸」はいつもの海外ニュース欄。と、ここまではレギュラーですね。
あと、「世界の艦船」では原子力推進艦の特集が組まれておりまして、そこで「原子力推進艦のメカニズム」。もちろん原子炉を初めとする主機の話は欠かせないわけですが、潜水艦ならではの特殊仕様ということで、環境制御システムの話、そして勢いでゴミ処理の話も書いてみました。
たまたま 2000 年の秋にワシントン DC で「ゴミを捨てる缶」の現物を見ているので、その写真を置いておきますね。サイズが小さすぎて、誌面で使ってとはいえなかったやつです。
イカロスさんの「世界の名機シリーズ」、新刊は P-3 オライオン。よくぞこの地味なテーマを取り上げてくれたものです。で、主要な解説パートは富永さん・宮永さんの担当で、うちで担当したのは最後の方で出てくるミッション ストーリー。
いやはや、どういう状況を設定しようか、そこでどうストーリーを展開しようかというところで悩み。そして、具体的な話に踏み込んでくると、今度はフライトマニュアルと首っ引き。その他の資料も探し回り、悪戦苦闘して書き上げた次第。面白くもあり、大変でもあり。どんなお仕事でもそうですけど、いろいろ調べ回って「字」にすると、その過程で自分の勉強にもなるのがよいですね。
なお、紙数の関係もあって書けませんでしたけど、ハープーンの撃ち方も一応は調べました。
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