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Sep 06, 2005

正しい位置に乗っていないと… (止め方 3)

前回、「横滑り」について書きました。真横を向いたままでもできないことはないのですが、基本となるのは、身体をフォールライン方向に開いた状態でやる方法です。
ところが、実際にやってみると、なかなかうまくいかないことがあります。私も経験があるんですが、角付けを緩めても板が均等にずれてくれないで、テール側だけズリズリと下がってしまうんですね。あわてて、板の向きを直してストップ、ということになります。

その原因は、正しい位置に乗れていないことにあります。
普通にまっすぐ立った状態だと、重心位置はやや後ろ寄り、カカトのあたりになります。つまり、足の前の方には重量がかかっていません。その状態で横滑りをやろうとすると、トップ側よりもテール側に多く荷重がかかるので、当然、テール側のほうが多くずれます。そのため、テール側だけがズリズリと落ちていってしまい、横滑りのハズが、トップを中心にして回転してしまう、ということになります。

ではどうすればいいかというと、まっすぐ棒立ちになるからいけないので、足裏全体に荷重がかかるようなポジションを取る必要があります。具体的には、脚を下の方から順番に曲げます。すなわち、「足首→膝→股関節」。これらを曲げた状態で、なおかつ、骨盤の位置がバインディングの真上に来る位置を外さないように注意します。

ついつい、姿勢を低くとろうとすると、お尻が後ろに出てしまいやすいのですが、それはますますカカト荷重を加速する、いわゆる「後傾」になってしまうのでバツです。常に足裏の感覚に注意して、足裏全体に荷重がかかるように意識しながら横滑りできるようにします。

ちゃんと横滑りできるようになったら、次は、それを左右どちら向きでもできるように練習します。また、もし余裕があれば、足裏の荷重をコントロールして、"意識的に" トップ側を落としたりテール側を落としたりできると格好いいかも。といいつつ、私もなかなか、そこまではできませんけど。

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