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Nov 12, 2005

地名の英語表記

軍事関連のニュースにつきものなのが、平素はあまりなじみのない海外の地名です。特に海外のニュースソースにあたっていると、英語で書かれた地名を見て「はて、これってなんだっけ」ということになります。Baghdad 以外のイラクの地名がさんざん報じられるなんて、イラクで戦争がなければあり得なかった話でしょう。

たとえば、さまざまな騒擾やイスラエル軍の撤退でおなじみの「ガザ地峡」と「ヨルダン川西岸地区」。それぞれ、Gaza Strip と West Bank といいます。特に後者は、日本語とは微妙に言葉の雰囲気が違います。

もうちょっと厄介なのが Gulf。一般名詞としては「湾」ならなんでも gulf ですが、頭を大文字にした Gulf だと、ペルシア湾を意味する場合と、メキシコ湾を意味する場合があります。the Gulf conflict なら前者 (湾岸戦争のこと)、Gulf hurricane relief なら後者の意味になります。湾岸協力会議も GCC、Gulf Cooperation Council (またたは Cooperation Council for the Arab States of the Gulf) ですね。

地名の頭文字を取った略語というのもありますね。たとえば、最近では死語ですが、GIUK ギャップというのがあります。Greenland - Iceland - United Kingdom を結ぶ、大西洋上の阻止線のことです。ソ聯海軍の潜水艦が進出してくるのを防ぐ拠点ということで、冷戦期には馴染み深い言葉でした。

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