Apple に絡めて二題
このへんのコメント欄でボコボコにいわれている UMPC ですが。果たして、Apple が、あるいは SONY が同じようなものを出したら同じ展開になったでしょうかね。あるいは OS が Linux だったら。
個人的には「原稿が書けないマシン」は買えないので、よほど何か強力なドライブがかからなければ UMPC に手を出すことはないと思います。でも、それは物書きという (どちらかといえば) マイノリティに属する稼業の視点に立脚した話。立ち位置が変われば、UMPC が凄く魅力的に見えるケースというのもある… かもしれません。
この手のニュースにパッと飛びつく人は、いってみればコアなユーザー層が多数派を占めるわけですが、そういう人ほど個人的な思い入れが強いというか価値観が固まっているというか、(私にとっての「原稿を書けること」みたいな) 譲れない判断基準があるものです。そして、それに合わないと見るとボコボコにこき下ろすのが常。でも、それってある種の視野狭窄なのかも知れません。それに、好き者に受ける製品が広く一般受けする製品とは限りませんし。
それはそれとして。
次期 MacOS X のコードネームが "Leopard" だという話がチラチラ出てきているようですが、「案の定」という感じです。でも、その次はどうするんでしょうね。"Leopard 2" さらに "Leopard 2EX" とでもするのかしらん。あと、カタカナ表記が「レパード」だと売れ行きが悪そうだから、是非とも「レオパルト」と表記していただきたく。
Comments
>UMPC
ハンディーターミナルじゃないか?と思います。レジもXP化しているけど、RFIDリーダーと無線LANがあれば棚卸しやウエイトレスさんは楽でしょう。
>その次
10.6はOcelot(オセロット)で決まってます。オセロといってもモノクロ学園の生徒ではありません。Coplandのようにコードだけで終わるかは判りません。
Posted by: sionoiri | Apr 06, 2006 11:52 AM
>ハンディーターミナル
戦闘機のパイロットがニーボード代わりに使うのには、いいサイズじゃないかという気がしてきました。Lockheed Martin が、民間航空向けの携帯コンピュータを軍用に転用して売り出すとかいう話もありますし。
あとはFBCB2 の端末とか (まてこら)
>Ocelot
なるほど。一応、ネコ科からは外していないのですね。なんか日本人には馴染みのない単語ですけれど。
ちなみに、マルダーの後継になるドイツ陸軍の装軌 IFV は Puma で、これまたネコ科。
Posted by: 井上 | Apr 06, 2006 12:07 PM
↑のコメントで書いたのはこれのこと。UMPC 向きかも…
http://www.cmcelectronics.ca/En/Prodserv/Commav/commav_fds_efb_pilotview_en.html
Posted by: 井上 | Apr 06, 2006 01:52 PM
>ハンディターミナル
ジェリー・パーネルが昔日経バイトの連載記事「混沌の館」で原子力潜水艦の紙で書いた整備マニュアルの代わりにHTMLで記述したマニュアルをサーバに入れてハンディターミナルで参照しながらメンテを行うというアイデアを出していたのを覚えています、まあ、軍用になるとそこそこのスペックを要求されはするでしょうが、UMPCはその安価な叩き台になる可能性はありますな。
ただ、パナソニックが出してるタフブッククラスの耐久性とお値段になってしまう危険性はありますが(^^;
Posted by: ooi | Apr 06, 2006 08:00 PM
その手の電子化されたマニュアルは、もう米軍では案外とよく使われているみたいですね。もっとも、砂漠のフライトラインでも空母のフライトデッキでも使えないといけない、てことになると、確かにそこそこの防塵製や耐候性は要求されるでしょう。
軍用だと、パイロットや艦艇乗組員にコンパクトな情報端末を持たせたい、なんてときに使えそうです。そういうシチュエーションなら、バッテリ持続時間が短いことも大きな問題にならないでしょうし。
Posted by: 井上 | Apr 06, 2006 08:51 PM