あの CM をもう一度
マイクロソフトの恒例イベント「Tech Ed」で、MSKK のヒューストン社長が「3K 職場扱いされている IT プロの仕事を楽しいものにしたい」という趣旨の発言をしたんだとか。
書籍や雑誌の仕事をしていると、以前は個人ユーザー向けのネタも多かったのが、ここ数年は企業ユーザーばかり意識したネタが多くなったなあと感じます。確かにそっちの方が安定した商売ができそうに見えますし、月刊アスキーが看板を架け替えて「ビジネス誌」の方向に舵を切った背景も同じこと、なのかもしれません。
でも、個人で好き勝手できるのが PC のいいところなんで、「楽しい」とか「面白い」とかいうことも忘れたくないなあと思うわけです。あまり忙しくないときに、今まで手を付けていなかった「楽しい」や「面白い」を探してみるのもいいかも。
ちょうど Windows Vista の発売を控えているわけですが、いっそのこと、こんなコピーを掲げてみては。
笑って、お仕事。アゲイン。
ちょっと元ネタが古すぎ ?
「笑って、お仕事」というと Windows 3.1 発売時だから、1993 年 5 月ですね。そのころ、某誌が社員を取材した記事で、「マイクロソフトの人は、本当に笑ってお仕事してるんですか ?」という質問がありましたっけ。
Comments
>「マイクロソフトの人は、本当に笑ってお仕事してるんですか ?」
プログラミングに限れば、
楽しい仕事であって欲しいけど、
デバッグ作業の悪夢が・・・。
大学の授業でC++のプログラムを作成したことがあるけど、
単純なタイプミスでつくってしまった
エラーを修正するのに数百行のソースコードから
ミスったところを探さなければならず、
数時間もかけて修正していると疲労が蓄積して楽しむどころじゃないですね。
プログラミングより情報工学が好きなので
フローチャートを作成する方が楽しい思い出があるのですが。
自分の作成したプログラムならともかく、
マイクロソフトのような一流企業の製品になると、
ソフトウェアのソースコードが数万行超えて、
ミスったらエライことになるんじゃないですか。
でも、マイクロソフト社は自由に私服で仕事して、
疲れたら自由に職場で疲れを癒せるという
企業イメージがあるので、
ある意味では息抜きできて比較的にモチベーションが
高い状態で仕事できてるのではないでしょうか。
ところで色々と価○どっとこむでソフトの評判が悪い
ソース○○ストの職場環境がどうなっているか、
興味があるところなのですが。
Posted by: 通行人 | Aug 30, 2006 01:08 AM
追伸、「24時間働けますか」のCMも思い出してあげて下さい。(笑)
Posted by: 通行人 | Aug 30, 2006 01:10 AM
ソフトウェアに限ったことではないのですが、基本的な処理だけならともかく、そこから外れたときの処理を作り込んでいくのが大変ですよね。
今は Unicode ベースですから問題なくなりましたが、昔は英語版から日本語版に作り替える過程で、それはもういろいろと面白い現象を見られたものです。
もっとも、バグをつつき出す方も大変といえば大変なのですが。
>疲れたら自由に職場で疲れを癒せるという
うーん… 下手をすると「職場の床で」となりそうでコワイです (汗)。
外資はどこもそうですが、いろいろと気の効いた仕掛けがある一方で、それに見合った結果を出さないと厄介なことになります。だから気が抜けません。
そういえば、F-35 のソフトウェアが全部完成すると、ソースコードは 1,900 万行ぐらいになるらしいです (しぇー)。
Posted by: 井上 | Aug 30, 2006 12:00 PM
矢張り、アゲインと言えばLet's音頭の大瀧詠一じゃぁ無くって、短命に終わった『冠』の初代を忘れて戴きたくは無いと個人的には思います。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mx41/garage%20toyota%20corona.htm
Posted by: Thori-Tung | Aug 30, 2006 09:12 PM
>『冠』の初代
なにもかも、みな懐かしいです (爆)
カムリもカリーナもそうですが、最初は「走り」重視のイメージで売り出したのに、いつの間にか変質してしまったのが個人的には残念です。
昔は「カリーナがセリカの足回りで作られた」のに、最後には「セリカがビスタの足回りで作られた」になってしまったのは、なんとも…
Posted by: 井上 | Aug 31, 2006 08:20 AM