軍事英語入門 V (進水と命名と洗礼)
昨日のエントリのコメ欄で出た話題にからめて。
米海軍のニュースリリースを見ると、新しい艦が進水式、あるいは命名式をやる場合に用いられる言葉は "christen" です。Microsoft Bookshelf で見ると、最初に出てくる "christen" の意味は「洗礼を施す」で、その後に「船に命名する」が出てきます。英語圏では、艦の進水が洗礼に相当する行為だと位置付けられているようです。
厳密にいうと、船台で建造してから海に滑りこませる (または放り込む) ときにやるのが進水式で、ドック建造の場合には水を満たして引き出すだけなので命名式といいます。戦艦大和はドック建造でしたが、同型艦の武蔵は船台で建造して進水させました。最近では、クレーンで吊って海に下ろす艦もありますが、これはどっちでしょうね (?_?)
ちなみに、起工は laid down または start construction、いわゆる進水は launch、艤装は fit out、引き渡し (納入) は delivery、就役は commission、退役は decommission といいます。
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