反・最初に結論ありき
「制作会社員は放送前に捏造を告白していた あるある問題」(asahi.com)
このディレクターは、関西テレビの聞き取り調査に対し、米国の大学教授から期待した内容のインタビューがとれなかったため、「どうしようかな、やばいな」と思ったが、日本語訳のコメントを「ボイスオーバーでかけてしまえばいいや、とどこかで思っていた。
TV に限ったことではないでしょうが、事前に記事や番組の方向性や結論が決まっていて、それに合わせて制作を進めるのはよくある話です。途中で「話が違う」となったときに軌道修正できれば問題ないのですが、最初に設定した結論にストーリーを合わせてしまうとなると、大問題。
突き詰めると、「捏造」とか「意図的編集」とか「改ざん」とかいった話の多くは、この「最初に結論ありき」が根本原因なのかなあと思いました。前のエントリで書いた杉さまの与太発言にしてもしかりで、最初に「とにかく批判的な結論に持って行かなければならない」という前提があって、それに合いそうな話をかき集めてつぎはぎしたんだろうなあと。
自分が同じ轍を踏まないように、気をつけないといけませんね。
Comments