保護モードと blog
雑誌の記事にするには小さいネタなので、ここで書いちゃうことにしました。
Windows Vista の IE7 で blog を使っているときの話です。
ココログでは問題ないのですが、blog サービスによっては、記事を投稿する際のフォーム画面で入力・編集のキー操作がおっそろしく遅くなることがあります。ところが、同じ blog サービスでも IE7 以外のブラウザを Windows Vista で動作させたり、あるいは Windows XP SP2 で IE7 を動作させたりすると、問題ありません。遅くなるのは Windows Vista と IE7 を組み合わせたときだけです。IME の種類も関係ありません。
実はこれ、Windows Vista と IE7 を組み合わせたときだけ作動する、保護モードが原因です。このモードでは IE7 からアクセスできるローカルドライブの範囲が制限されるため、IME のユーザー登録辞書を使えない (つまり、自分で登録した単語を使えない) という有名なトラブルがあって、mixi の Vista コミュでは何度も何度も出てくる FFAQ (Frequently FAQ) だったりします。その保護モードが原因で、フォーム画面のレスポンスが悪化します。理由はまだ調査中。
ではどうすればいいかというと、保護モードを使わなければいいのです。ただ、この機能を全面的に殺してしまうとセキュリティリスクが増すので、自分が利用する blog サービスを「信頼済みサイト」に登録してしまうのがよいでしょう。
ちなみに、この操作を行うと、「信頼済みサイト」に登録した URL の blog を表示するときに、別プロセスの IE7 が起動します。これは、同一プロセスの IE7 が、異なるセキュリティゾーンの間を遷移しないようになっているためです。リンクをたどって表示させた場合でも、[お気に入り] を使って表示させた場合でも、別プロセスで起動するのは同じです。
Comments