うちのレガシィはこれまでのところ、平均燃費がリッターあたり 13.4km というところです。距離比率でいうと高速が多いので、その分だけいい数字が出るのは事実ですが、それにしても予想以上の結果だと思ってます。しかも、エアコンはほとんどつけっぱなしだし。
もちろん、100km/h 走行時で 2,600rpm と、前のアルテッツァ AS200 (同 3,200rpm) と比べるとハイギアなのも効いていると思いますが、運転のコツもあります。それを書いてみようかと思いました。
◎根本理念
アクセルを踏み込んでガソリンを燃やして作り出したエネルギーを、いかに無駄にせずに使い切るか、がキモです。
たとえば、ガーッと加速したと思ったらブレーキを踏んで急減速、では、せっかく作り出した運動エネルギーをブレーキで熱エネルギーに転化してしまい、二重の意味で地球温暖化に貢献してしまいます (ぉ
◎流れは乱さない
たとえば高速で巡航するのに、ペースを抑え気味にして 80km/h ぐらいにすると数字が伸びると思いますが、一人だけノロノロ走ると社会の迷惑です。誰もいないところならともかく、他のクルマもいるところでは流れを乱さないペースを維持します。ちなみに冒頭で出した数字は、高速では 100-110km/h ペースで走ったときのものです。
◎平地では
平坦な場所では、特に加減速の必要がなければ、アクセルを軽く当てていれば速度を維持できます。先行車につっかえて追い越し加速をするときには、遠慮せずにやります。ただし、加速し続けないで、速やかに定速巡航に戻します。アクセルを頻繁に踏み込むのは燃費低下の原因になると思います。
◎登りでは
坂を登るだけで余分にエネルギーを必要としますから、登りでは速度の維持に専念して、登りながらさらに加速して追い越しをかけるような状況は、できるだけ避けます。
◎下りでは
上り坂で稼いだ位置エネルギーを利用すれば、下り坂ではその分だけ省エネ運転できます。軽くアクセルを戻し気味にしても速度を維持できますし、急な下りなら完全に離してしまってもいいぐらい。だから、加速したい場面と下り坂を合わせると、効率が良くなります。
◎E-M 理論 (違)
つまり、ガソリンを燃やして速度 運動エネルギー、あるいは位置エネルギーを稼いでおき、それを惰行気味にしながら維持する、あるいは下り坂で放出する、という考え方で走っています。戦闘機乗りの言葉じゃありませんが、「高度は速度に転化できる」というわけです。
だから、特に高速を走っている場合、地形を考慮に入れながら走ります。アップダウンの状況が頭に入っていれば、「この先の下りで加速して追い越しをかけよう」みたいな作戦を立てることもできます。
ついでに余談。
エンジンオイルの選択次第でも、燃費が違ってきます。最初のアルテッツァ AS200 (AT の方) に乗っていたとき、Mobil 1 の Race Proven (0W-40) を入れてみたら、高速でリッター 14km 以上走ったことがあります。もっともこれは、小排気量の 6 気筒エンジンということで、摩擦損失の影響が出やすいせいもあったでしょう。
ただ、いいオイルは高いので、よほど大量に走るのでもなければ、燃費向上分では元が取れない可能性が高いと思われます。
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