武器の銘板
25 日の横監一般公開で、個人的には面白いなと思ったネタ。
艦上に搭載してある武器類に銘板がついているだけなら驚くことはありませんが、米軍の場合、制式名称やシリアルナンバーだけじゃなくて、御丁寧にも発注時の Contract Number まで書いてあるんですね。
たとえば、USS John S.McCain の両舷に搭載してあった Mk.88 mod.1 銃架 (25mm 機関銃 M242 Bushmaster を装備) の場合。(ややこしいですが、機関銃単体の名称は M242、銃架の名称は Mk.88 mod.1、両方合わせて Mk.38 MGS (Machine Gun System) となります)
クリックして拡大しないと分かりにくいですが、「NAVAL SEA SYSTEMS COMMAND」と書いてある下に、Contract Number が書いてあります。だから、これでググれば発注時の契約情報を追いかけることができます。といっても、同じ Contract Number で modification を重ねていることも多いので、そうなると簡単じゃないですが。
ちなみに、某護衛艦のチャフロケット発射器も同じでした。SAM 発射機ならともかく、チャフロケット発射器が FMS 案件の輸入品って、ちょっと意外。
Comments
何だかシリコンシーラントみたいなのでゴテゴテと銘板周辺部をモールドしてますけど、アメリカっぽい感じですね。
海自の護衛艦だと、こういう細かいところも小綺麗に仕上げてそうですが、どうなんでしょう?
Posted by: H@tokara | Aug 29, 2007 01:32 PM
「きっちり、きれいに、ミリミリと」の自衛隊ですから、そりゃあもう…
Posted by: 井上 | Aug 29, 2007 05:52 PM
細かいところでも、やっぱりお国柄が出るんですね。(笑)
Posted by: H@tokara | Aug 30, 2007 09:56 AM
始めまして。
初歩的な質問で申し訳ありませんが、写真の銘板はどうやって固定してあるのでしょうか?
接着剤?コンクリート?
Posted by: GR3 | Sep 02, 2007 02:49 AM
多分、最初は普通にリベットで止めてあったのだと思います。海自のチャフロケット発射機はそんなでしたから。それが、剥がれそうになってきたとか何か事情があって、後になってシーラントで周囲を固めたのではないかと推測します。
Posted by: 井上 | Sep 02, 2007 09:15 AM