国家航空警備隊 !?
Blue Coat、米国家航空警備隊に Blue Coat ProxySG アプライアンスを導入 - ITmedia エンタープライズ
Blue Coat Systems (Blue Coat) は 9 月 10 日、アメリカの国家航空警備隊が管轄する 200 カ所以上の基地に、Blue Coat ProxySG アプライアンスを選定したことを発表した。
えーと、「国家航空警備隊」って何だろう… Air National Guard かあー !
念のために元ネタを当たってみたら、これみたいですね。
あのねえ。Air National Guard は「州兵航空隊」と訳すんですよ。これはひどい。
ちなみに、陸軍にも州兵がありますが、こちらは National Guard といいます。州名を頭につけて「○○州兵」とするのが普通です。州兵航空隊だと、めんどくさいんで「○○ ANG」と書くことが多いみたいです。
Comments
Air force reserveを「控えの航空隊」と訳した本呼んだ記憶が……
レッドオクトーバー(映画版)ではEmergency Blowを「緊急ベル」と訳してたり音響デコイを「対抗策発射」とか言ってたり壮絶でした
Posted by: なかた | Sep 11, 2007 09:36 AM
blow と bell を取り違えるような人は、どこか遠くに blow してしまいましょう (マテ)
私は最初、「国家航空警備隊」という字句を見て「ウルトラ警備隊」みたいなのを想像してしまいましたw
Posted by: 井上 | Sep 11, 2007 10:10 AM
あっそうそう。訳語がすごいといえば「トム・クランシーの海兵隊」は壮絶です。Ada を「アダ」と書いてるぐらい。
Posted by: 井上 | Sep 11, 2007 10:10 AM
「ベアが来た」(言うまでもなくベア=Tu-95)というセリフを直訳して「熊が来た」とやったのは、そのレッドオクトーバー(映画版)でしたっけ?
Posted by: KWAT | Sep 11, 2007 10:14 AM
(ノ∀`) アチャー
原作の方はまともなのに。
ちなみに、
"国家航空警備隊" に一致する日本語のページ 17 件中 1 - 17 件目 (0.30 秒)
ですって。
Posted by: 井上 | Sep 11, 2007 10:17 AM
昔ジェームススチュアートが主演の
「戦略空軍命令」っていう題名の映画があったような
原題は「Strategic Air Command」でしたねぇ
(^_^;
Posted by: B-36 | Sep 11, 2007 11:16 AM
Command の訳は難しいです。いろいろなところで、いろいろな使われ方をしていますから。米空軍メジャーコマンドの場合、私も含めて「軍団」と訳す人が多いですけど、異論も多いんですよね。
にしても、「命令」はあんまりです。
Posted by: 井上 | Sep 11, 2007 11:57 AM
くっつき爆弾とか・・・
Posted by: にゃんこ | Sep 11, 2007 12:16 PM
> トム・クランシーの海兵隊
まる一章分くらい「ワスプ」→「ワプス」とか書いてあってクラクラしたです。
「M20五口径機関銃」って何なんだ、とか。
Posted by: | Sep 11, 2007 12:30 PM
>くっつき爆弾
えーと、すみません。それって原語は…
>M20五口径機関銃
.50cal を「50mm」と訳すならともかく、この発想はなかったです。はい。
Posted by: 井上 | Sep 11, 2007 01:43 PM
ちなみに、アメリカには CAP (Civil Air Patrol) という制度があって、志願した民間人が軽飛行機に乗って、パトロール飛行するんです。災害対策なんかに役立ってるそうで。
むしろ、こっちの方が「国家航空警備隊」に相応しいんじゃないかなあ、なんて思ってみたり。
Posted by: 井上 | Sep 11, 2007 01:53 PM
> くっつき爆弾
Sticky Bombかな? それともLimpet Mine?
Posted by: H@tokara | Sep 11, 2007 03:57 PM
>Command の訳は難しいです。
小学生のころ、軍事評論家が書いた小中学生向けの「軍事本」では
SACは戦略空軍
TACは戦術空軍
MACは輸送空軍
と訳されていたような気がします
でずーとそう使っていましたが
高校くらいから
「軍団」派になりました
どれも今ではありませんが...
Posted by: B-36 | Sep 11, 2007 06:30 PM
>くっつき爆弾
いわゆる吸着地雷・吸着爆弾ですね。
ヨーロッパ戦線で用いられた磁力吸着の対戦車爆弾だったと思います。
Posted by: にゃんこ | Sep 11, 2007 06:33 PM
納得です。
ググってみると原語のドイツ語ばかりなんですけれど、英語だと "attach hollow charge" でいいんですかねぇ。これだと、「付着空白請求書」なんて訳をやらかす人が出そうです。
Posted by: 井上 | Sep 11, 2007 06:50 PM
>空軍
そうそう。numbered Air Force との区分がややこしくなるので、「空軍」より「軍団」の方がしっくり来ると思います。でも、陸軍では「軍団 = Corps」ですから、それとの絡みで「軍団」を嫌がる人もいるようです。(しかし米海兵隊は… もおええ !)
そういえば、サンケイの赤本の中には米陸軍航空軍の Fighter Group を「戦闘機聯隊」って訳しているのがあるんですが、ソ聯軍じゃないのに「聯隊」といわれてもピンと来ません。
Posted by: 井上 | Sep 11, 2007 06:52 PM
軍事関係に詳しくない私が言うのもアレなんですが、翻訳された字幕でたまに見る「時速○○ノット」って表現ってどうなんですかね。
km/hなのかknotなのかハッキリしていただきたいと思ったり。
Posted by: kamo | Sep 11, 2007 10:02 PM
確かに… knot って、ノーティカルマイル/時 っていう意味ですからねえ。Meiji-dori Avenue と同じですね。
Posted by: 井上 | Sep 11, 2007 10:09 PM
タイトル失念したけど傭兵ものの洋画で、主人公の経歴で「LRRP」と発音しているのに、字幕が「ラーク」だったことが。タバコかよ!w
Posted by: 奇妙な青 | Sep 11, 2007 10:11 PM
楽をしてばかりいると、いい翻訳はできないということですね (殴)
Posted by: 井上 | Sep 11, 2007 10:16 PM
ベアが来た、はちょっと自信がありませんが(劇中ベアが魚雷投下するシーンはある)、warship(O.H.ペリー級)を戦艦です、と訳してはいました。まあこれはよくある話ですか。
Posted by: なかた | Sep 11, 2007 10:53 PM
きっと、war と battle の区別がつかない人が訳したんでしょうねぇ。って、そういう問題じゃありませんか (汗)
Posted by: 井上 | Sep 11, 2007 11:13 PM
軍事映画で翻訳が戸田奈津子だった場合、監修が居ない限り翻訳は絶望的だと思っています
Posted by: | Sep 20, 2007 09:58 AM
それ、十何年も前からいわれ続けているのに改善されないのが、にんともかんとも。本人、気にしてないんですかねぇ。少しは伏見威蕃氏を見習っていただきたいものです。
Posted by: 井上 | Sep 20, 2007 10:10 AM