手ぶれ防止とノイズの闘い
書籍の校正が片付いたので、ちょいと思うところがあって外出、有楽町~銀座~有楽町~東京駅八重洲口 とウロウロしてきました。 途中で日が暮れてビルの照明がきれいでしたが、さらにクリスマスに備えて (?) イルミネーションをやっているところも。
で、μ770SW を持っていたので撮影してみました。μ770SW は、背面の「撮影モード」ボタンを押すその都度、通常モード、 手ブレ防止モード、シーンモード選択が順番に切り替わります。ただし、手ブレ防止といってもミノルタのやつとは意味が違っていて、 μ770SW に手ブレ補正機能はありません。単に、フラッシュ強制発光をオンにして、ISO 感度を上げるだけです。
ISO400 かそこらでもノイズが出やすいのに、max の ISO1600 まで引き上げたら、そりゃあもうノイズだらけです。 「とりあえず写ればいい」という場面向けのモードで、画質をどうこういっちゃダメです。それでも、 画質は度外視してでもちゃんと写しておきたいという場面はあるでしょうから、存在価値はありますが。
これぐらいのサイズだと、それでもまだノイズは目立ちません。これがオリジナルの画像を表示させた日には、もう…
こっちの方が、ちょっとノイジーですね。オリジナルはもっとすごいノイズです。
やっぱり、夜景を撮るには DiMAGE A2 かα-sweet Digital が要るようです。
Comments
725を持っていると前に書いたファンファンです.
725も暗い所は弱いですね.ま,レンズの大きさやCCDの大きさを考えれば仕方がないかなと言う所です.使えば使うほど野外の明るい所に向いているなと感じます.いかにも夏の海向きって感じです.さらに動きのある被写体にも弱いですし.画素数の多いとその分被写体に対して設定がシビアになってしまう様ですね.35mmサイズのCCDならよいのでしょうけれど.
さて一眼デジでも買うかな.でもポケットに入れて撮りたい時に撮れる気軽さは一眼にはなくとても素晴らしいものがありますね.
Posted by: ファンファン少佐 | Nov 05, 2007 01:10 PM
そうなんです。画質や使い勝手にはチョコチョコと不満があるんですけれど、タフでコンパクトだから気軽に持ち歩けるメリットがあるので、それで相殺できているかなあと。
うちの場合、画質が欲しい場面では別のメカを持ち出すので、サブ機としてはμ770SW でも良いかなと思っています。少なくとも、PowerShot S50 を使っていたときよりも確実に、デジカメを持ち歩く頻度は上がりましたし。
Posted by: 井上 | Nov 05, 2007 01:34 PM
どうしても気になるのであれば、後から補正をかけるのも一つの手かと。
自分はneatimageのDemo版を使ってます。
http://www.forest.impress.co.jp/article/2006/05/23/neatimage.html
Posted by: hide | Nov 07, 2007 02:56 PM
ひたすらにノイズフィルターを掛けるという手もあるけど、最近のデジカメならばソフトウェアビニング(≠リサンプリング)処理もお勧めできますよっと。要は2x2とか3x3ピクセルの平均値をもって1ピクセルとして縮小を掛ける方法ですけど。
最近のならばふつーに10Mピクセルだのといってくれるので、とにかく取り込める空間情報は最大限以上に取り込んで、後は情報を減らす、均す方に行くと。当然の事ですが2x2ビニングでは輝度揺らぎが1/4に、3x3ビニングでは1/9になります。
後は、ブラック、グレイ、ホワイトリファレンスを予め取得しておくことも重要です。各素子毎の素子-アンプ-ADCの出力特性を取得しておくことでカットオフ、オフセットの修正ができます。
オイラはPaint.netのcodelab使って、そういう趣味領域の事をしてますが、ここまで本格的というか、趣味というか半分業務のような事をするのはやり過ぎって気もしなくはない(笑)
Posted by: あっさむ。 | Nov 07, 2007 10:21 PM
>>hide さん & あっさむさん
おお、参考になりそうな情報をありがとうございます。Yeti に滑りに行って、ノイズの塊みたいな写真をいろいろ確保してきたので、明日にでも試してみますね。結果は新しいエントリで取り上げたいと思います。
Posted by: 井上 | Nov 08, 2007 12:50 AM
>neatimageのDemo版
かるーく試してみました。設定のコツをつかめば、なかなか便利そうですね。もうしばらく、いろいろ試してみます。
Posted by: 井上 | Nov 08, 2007 12:38 PM