金持ちと貧乏人の法則
金持ちと貧乏人の法則:アルファルファモザイク
(via 障害報告@webry)
よく貧乏な DQN が宝くじ当たって人生持ち崩す話
聞いたことあるだろ。金持ちはたぶん宝くじ当たっても
いつもと同じ感覚で生活続けるよ。その人にとっては
たいしたことない額だから心は平穏なまんまだと思う。
予定外の大金が転がり込んできたときに、それで舞い上がってしまうかどうかは、個人差が激しい分野。そこでマイペースを維持できる人の方が、カネに振り回されない、といえると思います。それがそのまま「金持ち」と「貧乏人」の違いに直結するかどうかについては、なんともいえませんけれど。
ずいぶん前に TBS の某アナが自分の Web で書いていたことですが、宝くじで高額の奴を当てると、当選金を渡す際に銀行の別室か何かに呼ばれて「心得」みたいなものを聞かされるとか何とか。私は当てたことがないので、これが本当かどうか知らないんですけれど。
でも、こういうのって個人の生き方の問題だから、ちょっと説教されたぐらいで変わりはしないんじゃないかなあ…
知り合いの会社の会長が、ある日取っ手の壊れたヤカンをもってきて
直してくれと言ったらしい。
知り合いは、「金持ってるんだから買えよ」って思ったが、
しばらく考えて、そこまで金にシビアだから、一代で会社を
デカクできたんだろうと思ったとの事。
「金持ちほどケチ」というのは、実際、よくいわれる話。最近は知らないですけど、「世界一の資産家」といって名前が知られるようになった頃の BillG なんか、けっこう質素だったみたいですよ。某イベントの基調講演に来たときに、特上のお弁当よりも「ハンバーガー」といった話は有名ですし、飛行機でもファーストクラスなんて乗らなかったし。
そういえば、私がいた頃の MSKK の開発部隊では、みんな T シャツや G パンで仕事をしていて、ちょっと年を食った学生バイトの集合体みたい。その中に株長者が何人もいるなんて、とてもじゃないけど信じられないような風景でしたっけ (参考)。
ともあれ、「金持ちの方がカネの使い方がうまい」とはいえるかも。使うときと使わないときのメリハリがはっきりしているというか、無駄のない使い方ができるというか。
Comments
小田嶋隆さんの本だったと思うんですが、貧乏人はスーパーで10円安いの高いのとやってる時には真っ当な金銭感覚を持っていられるが、100万、1000万の単位になるとまるでダメで、ちょっと粘れば10万20万と値切れる時でも値切れない。 逆に金持ちはスーパーでは細かな値段の差に頓着しないが、高価な買い物の時にこそ金銭感覚が正しく働いてしっかり値切れる... みたいなことを書いてあったような覚えがあります。
Posted by: H@tokara | Dec 06, 2007 08:22 PM
前に本館で書いたネタですけれど、その「10 円安いの高いの」とやる際に、安いのを買いに行くためのコストをちゃんと計算に入れられるかどうかも、分岐点になりそうに思えます。
Posted by: 井上 | Dec 06, 2007 08:48 PM
>お金の使い方
スーパーどケチで有名な愛知県人は、超一点豪華主義で有名だったりしまして。ど派手な結婚式も、結納の品も実は裏では相当シビアに駆け引きをするようで。
商売の方もセットならまとめて安くしますが、と応戦するのが普通だったりします。
以前までやっていた仕事も目のくらむような金額になってしまいましたが、実は工事や作業などは単価計算などそれなりにきっちりやっているわけで、ソフトウェアなどが非常に特殊な例外だったりします。
実際、ソフトウェア開発の人工の算出はやってみないと分かりませんし、バグフィックスやサポートなどの方の費用が高く付きますからね。
ハードよりソフトの方の値段がどんぶり勘定、というのは知られざる常識だったりしますです。
Posted by: へぼ担当 | Dec 07, 2007 12:53 AM
> 安いのを買いに行くためのコスト
向こうのSSが5円/L安いけど遠いんだよなぁ... というシチュエーションですね。(笑) 最近切実ですもんね、燃料価格問題。
Posted by: H@tokara | Dec 07, 2007 09:11 AM
>「金持ちほどケチ」
我が大学の総長は、これを学校経営で実践してますね。
大学経営の場合、人件費や施設費・研究費で結構お金を消費しますから
国からの補助金は有っても、結果として授業料が高くなってしまうんですけど
自分の所は他大学より年間10万も授業料が安いんですね。
私立なのに。
Posted by: SCARFACE1 | Dec 07, 2007 09:35 AM
>愛知県人
そういえば、コメ兵って名古屋が本拠ですよね。不要なものはとっとと売り払うという考え方にも、愛知的金銭感覚に通じるものがあるのかも (超適当)
>燃料価格問題
特に燃費の悪いクルマだと、ちょっと遠くに行くと差額分が吹っ飛ぶ、というのはありそうな話です。
>学校経営で実践
経営状態が悪くなってから節約を始めるのではなくて、調子のいいときでも無駄な支出に目を光らせるのが本物、なのかもしれません。マイクロソフトもそんなところがありますが。
Posted by: 井上 | Dec 07, 2007 12:48 PM
通勤に使っている軽自動車の燃費は約20km/l
多少遠くても、安いトコロへ行こうと思うこの頃。。
でも通勤経路にあるGSが近所で一番安かったりして…。
ただ、点火時期をいじってハイオク仕様にしているので、余計に燃料費を支出しているのは間違いないんですが。
Posted by: 二枚橋 | Dec 07, 2007 03:09 PM
お金は無駄遣いするときこそがもっとも光り輝くんだと思ってます。
無駄遣いできる経済状態にはありませんが(笑
臨時収入は瞬間的に使ってしまいます。
そうか、だからお金が溜まらんのか・・・orz
Posted by: あるくびゅーず | Dec 07, 2007 05:56 PM
人間の金銭感覚ってのはダイナミックレンジが狭いってことですよねえ
あと水害で問題になるのが、安いからって危ないところに家を求めてしまうこと
短期的に見ればお買い得であっても長期的に見れば損をしてしまうし、掛け替えのない生命財産もリスクに晒される
数億円持ってる人が3000万円の危険な家と4000万円の安全な家だとちゃんと後者を買うんでしょうけど、一生かけて3000万円を捻出することが精一杯の普通の人は安い家を買ってリスクに晒されるわけです。
お金を上手に使うには情報もお金の余裕も必要なわけで、やはりそこで差がつくのではないかと
Posted by: 憑かれた大学隠棲 | Dec 07, 2007 08:08 PM
>調子のいいときでも無駄な支出に目を光らせるのが本物、なのかもしれません。
もしかしたら、ISO14000導入もゴミ処理経費削減の為の技の一手なのかも知れませんね。
はぁ、そんなことよりも、うちの大学の先生が東芝に訴訟を起こしてしまったようです。
詳しくは、↓に書いたんですがどうしましょうか・・・・・?
http://blog.goo.ne.jp/usea-sq_scarface1/e/7ea356e00a1c957ff64f12152ff5eb0f
まあ、特許関連のやつだから、井上さんにも先生にアドバイスとか
送ってみて頂けないでしょうか?
Posted by: SCARFACE1 | Dec 07, 2007 11:20 PM
>GS
うちの場合、ちょっと足をのばしてセルフのガススタに行くと、いくらか安くなります。でも、そのためだけに往復して引き合うかというと微妙なので、出動する際に、あるいは帰ってきたところで入れるようにしています。
>無駄遣いするときこそがもっとも光り輝く
それは正しいと思いました。もちろん、収支のバランスが取れずに支出超過になるのは問題ですが、ケチってばかりでも人生に潤いが欠けますし。要はバランスということですね。
>安い家を買ってリスクに晒される
NAF 厚木の近所にある物件を、うるさいのを知らずに買っちゃったとか… でも、大きな買い物をするのですから、可能な限りの情報を自分で集めることは必要じゃないの、と思っております。
>東芝に訴訟
えー、私は特許のことは分かりません。税務訴訟ならともかく (爆)
Posted by: 井上 | Dec 08, 2007 07:52 PM
この本ですね。>心得
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%80%90%E3%81%9D%E3%81%AE%E6%97%A5%E3%80%91%E3%81%8B%E3%82%89%E8%AA%AD%E3%82%80%E6%9C%AC
一生に一度は読んでみたい…
Posted by: shaul | Dec 08, 2007 10:59 PM
おお、それです、それ。
特に「冷静になって落ち着く」は、いうは易く、行うはなんとやら、かもしれませんねぇ…
Posted by: 井上 | Dec 09, 2007 09:57 AM