初心者・初級者向けの板の買い方
自分のスキー板を買おう ! パート 5(2007 年版) (ski jam)
上のサイトは、私がいつも巡回しているサイトのコンテンツなんですが、「ふむふむ、それで ?」というところで話が切れちゃってる感じがしたので、自分で書くことにしました。
全くの初心者、あるいは「とりあえずレンタルで済ませてきたけど、そろそろ自分のマテリアルが欲しい」という人が板を買おうと思ったときの話です。
これがパソコンだったら、予算が許すのであれば「長く使えるように良いものを買ってもよい」というところですが、スキー板はちょっと事情が違います。なんでかといえば、あまり背伸びをして上級モデルを買うと、却って上達を妨げる可能性が高いから。
# 板にかけるカネがあったら、むしろ自分の足に合うブーツを探す
# ために使ってください
私は「横滑りマンセー」な人ですが、この横滑りも、板によって、容易だったり難しかったりします。上級モデルの方がエッジの食いつきがいいので、横滑りやずらす滑りは難しくなります。そんでもって、まずはちゃんとずらせるようにしないと、スピードが出過ぎて危険です。自分だけでなく、まわりの人にとっても。
それに、初心者・初級者のうちはよく転ぶので、すぐ傷だらけになります。これも、あまり高いものを買わない方がいい理由のひとつ。
もっとも、安いからといってみてくれが貧弱だったりすると、それはそれで気勢が上がらないので、どこで妥協するか、って話になっちゃうんですけれど。
型落ちも含めて視野に入れて、2-4 万円台ぐらいで、あまりサイドカーブがきつくなくて (R=14m 程度かな)、テールが丸みを帯びている板、ぐらいの基準で探してみると良いと思います。長さは、身長マイナス 10-15cm ぐらいが基準でしょうか。
ちなみにテールの形状とは、こういう意味です。
テールが丸みを帯びている板 (FISCHER AMC776)
テールが角張ってる板 (SALOMON DEMO 9 3V)
角張っている方がテールがずれにくくなる傾向があるので、コントロールが難しくなります。カービングを覚えるぐらいになると、ビュンビュン切れて快感になるんですけれど。 :-)
多分、これで 2 級を取るぐらいまでは通用するはずです。2 級では基本的にスピードは求められませんし。でも、2 級を狙う頃には何十日か滑りこんでいるでしょうし、そうなると最初に買ったやつでは物足りなくなって、新しいのが欲しくなっちゃいますよね。多分。
2 級が射程内に入る頃には、それなりにいい板を買っても乗りこなせると思います。自分の脚前よりちょっと上のレベルを基準にして、体重や脚力が少なければ 1 ランク落とす、って感じでしょうか。でも、2 級レベルではズレのコントロールが重要ですから、あまりずらしにくい板は買わん方がいいです。
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