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Mar 16, 2008

分類に困る本

以前に出した「戦うコンピュータ」もそうでしたが、今度の「microsoft.com 大全」も、書店では「どこの棚に置くべえか」と頭を悩ませそうな存在みたいです。OS の本って訳じゃありませんし、アプリケーションの本ともいいきれませんし。しまいには MacTopia の話まで出てきます。それも章をひとつ割いて。

どこでも、書店の PC 関連書籍は棚を対象製品ごとにカテゴライズしていますから、こういうボーダーレスな内容の本は、お店の人が扱いに困りそうな気がします。新宿の紀伊国屋では、Windows 関連書籍のところに置いてありましたが。

結局のところ、この手の「分類に困る本」は、ネット通販で買うのが分かりやすいのかも知れません。タイトルさえ分かっていれば検索できますし。もっとも、最近はリアルの書店でも検索端末を置いているところがあるので、あれは便利ですね。

特定のプロダクトにベッタリ依存した本は、そのプロダクトと一蓮托生になってしまいますから、特定のプロダクトに依存しないボーダーレスな本の方が寿命が長くなって、書き手だけでなく、版元としても美味しいかも知れない、と思っています。企画するのは難しいですけれど。

 

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Comments

自分の場合RC関係の本買いますが、これも分類が微妙な所有ります。
大体は当然の模型誌や飛行機や鉄道、軍事雑誌と一つのコーナー造ってますが、車・バイク誌はまだしも、アニメ系雑誌とかも有りますねえ。
但し最近は模型屋で買った方が早いのでそちらで買いますが(オイ

Posted by: 井上さん二人分の重さの男 | Mar 16, 2008 11:45 PM

いろんな分野において細分化が進んだ昨今、特定の分野に掘り下げたニッチな本って、書籍を扱う出版社から言わせれば、商売上の観点からすると、厄介者扱いされてしまうものでしょうか?

そんなことないですよね、と、無責任に励ましてみたり。

すいません実際の出版界のこと知りません(´・ω・`)

Posted by: kamo | Mar 17, 2008 01:14 AM

>RC
ちょっと大きい本屋だと専用のコーナーがあるようですが、小さいところだと難しそうですね。ホビー系でひとくくりにするのが一般的かも知れません。

>ニッチな本
うーん、版元からすれば売れる本がいちばんなわけでして (おい)
PC 関連書籍だと、誰でも思いつくような企画は競争も激しいので、ニッチで当ててみよう、という路線はありかと思われます。

Posted by: 井上 | Mar 17, 2008 06:59 AM

> 検索端末

日販の検索コーナーで専門書とかでてなさそうなもの検索してみて勝利したことあります。(フリーズも)

(そんなディスクベーシックも普及しとらん(誇大表記;虚偽疑惑)時代を出すな:フジの2DDのFDばら売り1枚700?円@サトームセンの2年位前、高層ビルになった頃)

>ニッチで
VZ本(ハードカバーのほう)とか

Posted by: bugaisha | Mar 17, 2008 10:14 AM

microsoft.comといえば、「必要なとき、ものに限ってそれは見つからない」と新明解的な解釈をしたいサイトの代名詞、その名前を掲げた本もまた、探したけれども見つからないのに♪となりがちだと(^_^;) サポートオンラインやMSDNはまずまずなんですけどねぇ…。

Posted by: AL | Mar 17, 2008 10:25 AM

>VZ本
ちなみに私は MIFES から秀丸に移った人です。
ヤマハルータの本も、見ようによっては、ニッチで、それでいて美味しいところを上手く当てたといえるかも知れませんね。

>必要なとき、ものに限ってそれは見つからない
そんな方のためのナビゲーションに、ちょっとでも役に立てばいいなあと思っております。というか、そういう企画趣旨ですし。

Posted by: 井上 | Mar 17, 2008 07:44 PM

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