Windows Vista の妙な挙動
昨夏から投入した VAIO SZ では、他の PC とデータをやりとりするために、プロファイル フォルダ (%UserProfile%) に共有設定を行っているのですが、無線 LAN 経由だと接続がブチブチ切れるトラブルがあり、仕方なくイーサネット接続で使ってました。
この件が気になり、最近になっていろいろ調べてみたのです。
最初は Windows ファイアウォールが怪しいかと思ったのですが、ファイアウォールを止めても変わらないのでシロと決定。無線 LAN アダプタのデバイス ドライバを更新しても変化なし。
そこでハタと思い当たったのは、MacBook で動作する Windows Vista では問題ないこと。その MacBook では、MacOS X と同じ共有名に揃えるために、隠し共有にしていません (関連記事)。
そこでいろいろ実験してみて分かったこと。
- ブチブチ切れるのは、Windows XP から Windows Vista の共有フォルダに接続したときだけ
- この問題が発生するのは、Windows Vista 側で無線 LAN を経由している場合に限られる。イーサネットでは問題ない
- かつ、共有名の末尾に「$」を付けて隠し共有にしたときだけ発生する
- 別の Windows Vista から接続すると、隠し共有でも無線 LAN 経由でも問題ない
- Windows Vista のバージョンは、SP1 でもそれ以前でも無関係
整理すると、「Windows Vista で隠し共有を作成して」「無線 LAN を使っていて」「そこに Windows XP から接続すると」、接続に成功しても、すぐにブチブチ切れてしまうということです。
でも、以前に ThinkPad T42 (Pro/Wireless 2200BG 使用) でも無線 LAN で接続してましたけれど、こんな問題は出なかったはず。問題の VAIO は 3945ABG なので、そこが相違点。3945ABG を積んだ別の PC でも試してみましたが、結果は同じ。
なんにしても気持ち悪い話です。隠し共有にしなければ問題ないので、とりあえずその状態で使ってますけれど。(もちろん共有アクセス権は設定済み)
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