恋するタイマー
富士フイルムのデジカメ「FinePix Z200fd」には、「恋するタイマー」なるメカが付いているという話。
なんじゃそりゃ、と思ったら、顔認識技術を応用したもので、2 つの顔が設定した条件に見合った距離まで接近するとシャッターが落ちる、とのこと。条件は 3 段階で、お友達 → 仲良し → ラブ の順に、シャッターが落ちるために求められる接近距離が短くなるんだとか。
うーん。
「ラブ」に設定したのにシャッターが落ちなかったのは、愛が足りないからだ、とかいって別れるカップルが出たらどおすんの。なんて思っちゃったのは、私の取り越し苦労 ?
(逆に、これを利用して口説くやつも出るかもしれんなあ)
なんか、ここまで来るとテクノロジーの暴走という感が否めず。
Comments
ボーガスニュースのかなり前の記事にスマイルショットについて似たような記事がありましたね
愛想笑いなのが機械のせいでバレて閑職に送られたとかって
Posted by: BELL | Jul 03, 2008 12:19 PM
これを軍用の光学センサーに応用できないか、なんて考えちゃった私は、違った意味で「終わってる」わけですが…
多少の心得があれば、センサーから入ってきた信号をどう認識するかというアルゴリズムの問題だ、ってすぐに理解できますけれど、それが分からなくて勘違いする人がいないかと、本気で心配しています。はい。
Posted by: 井上 | Jul 03, 2008 01:02 PM
軍用機の編隊を民間機に見せたり、民間機を軍用機と誤認したり機械と人間の対話にも思い違いが起きますが、オヤジの飲み会で多用される様を想像してしまいました。
Posted by: やのちゃん | Jul 03, 2008 08:00 PM
>オヤジの飲み会で多用される様
あるあるある! 絶対にありますよ、それ !
「どれどれ、ちょっと貸してごらん」とか何とかいって。
なんにしても、「エビ売り」しているデジカメじゃないと使えないネーミングですね、これ。
Posted by: 井上 | Jul 04, 2008 12:30 AM
恋するタイマー・・・機能的には携帯式プリクラですから、確かに飲み会仕様ですね。
物作りでの「付加価値」とは思いますが、この機能を聞いて物欲を刺激するかと聞かれると、正直なところ魅力に感じない機能としか思えない。
それとの単純に「対象年齢」の範疇外からくる感覚のズレ? とすると何か悲しい気持ちに・・・
Posted by: azuv25 | Jul 04, 2008 12:53 AM
やはりこれは、「愛されるお洋服とは何か」とかいうあたりに日々、神経を使っている人でないと、喜ばない機能ではないかと思われます。
Posted by: 井上 | Jul 04, 2008 08:17 AM
根拠はまるでないんですけど、技術屋さんが「オブジェクト二つを同時認識できるんだぞ。スゲエだろ、驚けおまいら!」
みたいなノリで、無理矢理入れた機能なんじゃないかと。(笑)
Posted by: H@tokara | Jul 04, 2008 10:16 AM
そしてマーケティング担当者が「エビ売りでアピールすれば完璧ィィィィ !」とノリノリになった…
本当にありそうです。
実際、ヨドバシカメラの店頭では、この機能をアピールする「エビちゃんビデオ」を流してるんですから。
Posted by: 井上 | Jul 04, 2008 10:18 AM
すいません。 書いてからつらつらと各社のデジカメ広告等を見てたんですが、どこのデジカメでも同時に5人~10人程度を認識するのが普通みたいで、オブジェクトの同時認識数は、あまりアピールになってないみたいでした。 orz
やはり、携帯式プリクラを広告力で売るという事でしょうか。(笑) ちょっと価格が高い感じしますが。
Posted by: H@tokara | Jul 04, 2008 10:46 AM
>携帯式プリクラ
その発想はなかったですが、いわれてみれば、まさにその通りのノリですね。この機能は。
デジカメに限ったことではありませんが、本来の部分で機能付加競争が飽和状態に近付いてくると、意味不明な付加機能が出てくる一例、といえるかもしれません。
そこで、他の応用例を考えてみました。
・新聞記者向けに「怒り顔になると自動的にシャッターが落ちるデジカメ」
・プロ野球の取材向けに「乱闘になると自動的に連写するデジカメ」
・コアラの撮影向けに「被写体が動くとシャッターが落ちるデジカメ」
Posted by: 井上 | Jul 04, 2008 05:56 PM