職場の後輩がベン リッチで困っています
ケリー ジョンソン 1975/9/1
うちの職場ではアメリカ空軍が使う秘密の飛行機を秘密の予算で開発していい事になっています
(もちろんおカネを出す将軍が欲しいといっている機体でなければダメですが)
過去には高く飛ぶ U-2 偵察機とか速く飛ぶ SR-71 偵察機とかいった機体を作りましたが、わたしより年下の新しいボス (たしか 50 才くらい) は、ステルス技術とやらのおたくで、ロシア人が考案した計算式を使ってデザインした、"絶望のダイヤモンド" を作るといって聞きません
四角くて至るところが角張っていて、空飛ぶボルテックス ジェネレータみたいな機体です
他の人は何も言わないのですが、わたしはとても非常識だと思いました
私は昔、「あの男には空気が見えるに違いない」といわれたぐらいで、流麗な飛行機を作るのが伝統だというのは常識なのに、
そんなスカンクワークスで、あんな角張ってゴツゴツした飛行機を作りたいとか言ったりしているのが信じられません
休憩時間に部下の男性社員と RCS や回折や RAM の話で盛り上がっている時もあり、尻を蹴飛ばしてしまったことも有ります
社長に言ったら「問題ない、売れる機体ができるのならあれくらい個人の自由」と言われました
本人にやめて欲しいし、ステルス機なんて飛べるはずがないと言ったら、
「レーダーが有るから外国に抵抗される、安全に敵地に侵入するにはレーダーに映らない機体が必要だ、
飛行制御コンピュータさえあれば自由の女神にだって曲芸飛行させられる、
外見だってあなたの好みで変える必要はない」
とキレられてしまいました
しかも、TTR に出入りしていて、もうすぐ拠点を構えると先日知りました
自分の職場にあんな考えの人がいたなんてとてもショックです
あんたみたいな人と同じ職場で働きたくないと言ったら、会長に告げ口されて呼び出されました
わたしが悪いのでしょうか ?
Comments
ハブ・ブルーw
激ワロスwwww
Posted by: ゆきかぜまる | Sep 11, 2008 10:39 PM
ベン・リッチの本を読んだことがある方なら、クスリと笑ってもらえること請け合いです :-)
Posted by: 井上 | Sep 11, 2008 10:56 PM
一時期原書房の書籍にはまった時代、シニアトレンドについて読んでましたが・・・(笑)
今読み返すと時代を感じます。
Posted by: にゃんこ | Sep 12, 2008 06:20 PM
いまどきの高校生から下は、もう「ソ聯」を知らない世代ですしね…
たまに、トム・クランシーやラリー・ボンドの初期の作品を引っ張り出して読んでみると、ものすごく「時代」を感じます。
Posted by: 井上 | Sep 12, 2008 11:16 PM
西ドイツとヤグアルを知らない高校生が増えたのは悲しいなぁ。
そのうち北朝鮮とか南オセチア、サンダーチーフを知らない高校生も現われるのかな・・・
Posted by: にゃんこ | Sep 13, 2008 07:58 AM
「昔は西ドイツという国があって、首都がボンでね…」なんていったら、「うっそー、ほんとー、しんじらんなーい」(超古) なんていわれそうで、ゲンナリします。
北朝鮮の場合、周囲がみんな「暴れると困る、でも、なくなっても困る」という状態なので、滅ぼしてしまうよりも、ほどほどのところで押さえ込みながら体制存続、というのが落としどころのように思えます。そこに住んでいる人民にとっては不幸なことですが。
Posted by: 井上 | Sep 13, 2008 09:19 AM