F-35A の音速突破
次の本館の更新に入る話ですが、とりあえず先行して。
Lockheed Martin F-35 Lightning II Flies Supersonic (Lockheed Martin)
Edwards AFB で実施していたエンジン再始動試験などを終えてテキサスに戻った F-35A (AA-1) が、やっとこさ、超音速飛行を達成しました。高度 30,000ft でマッハ 1.05 を達成、加減速を繰り返して、合計 8 分間にわたって超音速飛行を実施したとのこと。
音速突破そのものが目的というよりも、兵装満載状態で超音速飛行を行い、ハンドリング特性などを検証する狙いも。なので、イナート弾やダミー弾を 5,400lb、機内兵器倉に搭載していたという話です。何を積んでいたかは書いていませんが、2,000lb 爆弾×2 発とスラマー×2 発で、おおむね符合するでしょう。
この後はさらに段階的に飛行領域を拡大して、兵装満載状態での想定最高速度・マッハ 1.6 まで引き上げていく予定とのことです。
Comments
以前はどれだけAB噴かしても、まるでイェーガー以前の壁が如く超えられなかったようですが、どうやって超えたのでしょうか?
機体形状が悪くて空気が吸えなかったのが原因らしいですが、再設計して作り直したわけではないですよね?
Posted by: きっど | Nov 20, 2008 12:24 AM
そこまでプレスリリースには書いていなかったのですが、ハード的な話に加えて、案外と飛行制御用のソフトウェアをいじったのかも知れませんね。
なにせ、コンピュータがまともに動かないと飛べない飛行機で、しかもソースコードの分量が F-22A の 6 倍。それだけ、バグを仕込む確率も増えるでしょうし。
Posted by: 井上 | Nov 20, 2008 12:32 AM
きっと、主翼の幅が一番ある部分の胴体を細くしたんですっ、ていつの話だw
Posted by: | Nov 22, 2008 09:23 PM
そういえば、X-32 が X-35 より速かったらしい、という話があったような記憶があるのですが、あの厚ぼったい主翼でどうして… と不思議です。
Posted by: 井上 | Nov 22, 2008 10:54 PM