ウイスキー・ア・ゴーゴー !
Diesel Sub Commander Recalls Historic Soviet Sub Chase (Navy.mil)
米海軍の Tench 級潜水艦、USS Grenadier (SS-525) が、1959/5/28 にソ聯のズールー型潜水艦 (SSG) を追い立てた話は「潜水艦諜報戦」の上巻でチラッと触れられていましたが、その一部始終について書かれているのがリンク先の記事。
いかにもアメリカらしいと思うのは、この件に先立ち、大西洋艦隊司令官の Jerauld Wright 提督が「アメリカや友好国ではない国の潜水艦 - 早い話がソ聯の潜水艦 - を見つけて、とっちめた艦長に対して、Jack Daniels Old No. 7 black label Tennessee を 1 ケース進呈する」という檄文を自分のオフィスの外に張り出していたこと。当然、USS Grenadier の艦長はウイスキーをゲッツ。
この件の前に、ソ連の近海で情報収集任務に就いていた米潜水艦が何回も、ソ聯海軍に見つかって追い立てられていたので、仕返しの機会を窺っていたのですな。
もっとも、酒を賞品にするのはこの件に限った話じゃなくて。第二次大戦中にドイツ海軍の某戦艦では、ネズミ退治の賞品にブランデーを出したことがあるのだとか。
Comments
どこぞの国では宝くじの予約券を功労賞に使った将校殿がいたとか…
Posted by: にゃんこ | May 30, 2009 11:36 AM
褒章じゃあないですけど「ネルソンの血」とか海軍は酒関連の話題が多いですね。
Posted by: BELL | May 30, 2009 12:10 PM
戦艦ならともかく、Uボートなら酒貰っちゃうと反乱が起きそうですね。
飲めや踊れやは宿題が終わってからの方が楽しいでしょうし(え
Posted by: 名無しBMP神信者 | May 30, 2009 01:02 PM
>予約券
ええー、当たりくじじゃないんですか (´・ω・`)
でも、当たりくじを福利厚生費や装備調達費に使うよりはマシだと思いますけれど (こら)
>酒関連の話題が多い
>Uボート
特に、今の日本やアメリカだとドライ・ネイビーなので、効果が大きいかもしれません。
そういえば、U47 がスカパ・フローから帰ってくる途中で、ブランデーか何かの特配 (確かコップ 1 杯分) があったみたいです。ドイツの場合、普段はビールらしいですから、特別なお酒は別の種類ということでしょうか。
Posted by: 井上@Kojii.net | May 30, 2009 07:15 PM
>特に、今の日本やアメリカだとドライ・ネイビーなので、効果が大きいかもしれません。
あー、日本は第2次世界大戦までは酒積んでましたよね?そのあたり詳しくないのですが、やはり現在の海自がそうなのはアメリカの影響でしょうか?
Posted by: とおりすがり | May 30, 2009 09:58 PM
多分、そうだと思います。というか、それ以外の原因を思いつきませんし。戦後になってドライ・ネイビーに転換して、そこだけ「伝統墨守」ではなくなっているのです。
Posted by: 井上@Kojii.net | May 30, 2009 10:34 PM