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Jun 11, 2009

我孫子駅の分岐

常磐快速線の我孫子駅は、取手方で成田線が分岐する構造になっています。

IMG_5222

成田線は単線で、現状では上り副本線と直結する構造になっています。ですから、下り線から成田線に直通する列車は、まず下り副本線に入って、さらに渡り線を通って成田線に入る形になります。そのため、分岐側の速度制限がかかります。

成田線は単線ですが、複線化する構想が存在しているみたいで、我孫子駅の先で常磐線をまたぐ部分は複線分の幅を確保してあります。現時点では (複線化した場合の) 下り線側だけ使用しているため、配線は以下のようになります。

Image1

冒頭の写真でも分かるかもしれませんが、成田線の線路は真っ直ぐではなく、S 字カーブを描いてから上り副本線につなぐ形になっています。真っ直ぐ伸ばして下り副本線につなぐ方が自然に見えるけれど、どうして ? と思ったのですが…

でも、下り副本線につなぐと、上り副本線に進入する側が分岐側になって、そっちで速度制限がかかります。出発側で速度制限がかかるよりも、進入側で速度制限がかかる方が、ダイヤへの影響が大きそうです。

そして、朝のラッシュ時に上り線に直通させることを考えると、上り線にスムーズに入れる方が合理的。それで、わざわざ S 字カーブを入れて上り副本線につないだのだと推測しましたが、真相やいかに。

複線化した場合、上の図で点線になっているところに線路を敷いて、赤線になっている S 字カーブの部分を撤去すれば、スムーズに上下副本線とつながるだろうと推測しました。でも、現時点で成田線の複線化計画は進展がないみたいなので、実現するかどうかは分かりませんけれど。

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Comments

本気で複線化するなら、東我孫子を廃止にして天王台から分岐したほうが、市街地での用地買収の必要がなくなって楽かも知れませんね。
国鉄でもある時期までなら結構ルートの付け替えをしてたわけですが、今となってはもめそうですね

Posted by: 憑かれた大学隠棲 | Jun 11, 2009 02:14 PM

東我孫子がまた、単線区間としては珍しい「片面ホーム×2 面の駅」なんですよね。

あの手の形ってたいてい、最初は島式だったところに後から増設したパターンですが、東我孫子の場合はどうなんでしょうか。もっとも、需要増が原因かなあと思った一方では、天王台に出てしまう近隣住民がいるという話もあって、謎です。

Posted by: 井上@Kojii.net | Jun 11, 2009 06:09 PM

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