戦死者の重み
しばらく前のニュース。
時代背景が違うといってしまえばそれまでですけれど、45 名で「過去最悪」といってニュースになってしまいました。
アフリカあたりの内戦で亡くなっている人の数はずっと多いですし、同じアフガニスタンでも、爆弾事件に巻き込まれて亡くなっている民間人の方がずっと多いだろうに。それをさしおいて米軍の「45 名」の方がニュースになるなんて。
もっとも、そういうことをいいだすと、第二次大戦中の独ソ戦なんていうのは、もうなにがなんだか。昨日、電車の車内液晶 TV で流していたニュースで「5,000 万人ともいわれる第二次世界大戦の犠牲者が云々」ってやってましたけれど、独ソ戦における両軍の戦死者だけで千何百万人だかのオーダー。
なにせ、ソ聯軍が作戦初日に出した戦死者が万単位、なんてことを、殊更に強調するでもなく書いてある戦場。独ソ戦について書かれた本って、読んでいると気分が「どよーん」としてきます。「詳解 独ソ戦全史」の巻末についている死傷者の統計なんていったら、もう (´・ω・`)
Comments
こんな時にスターリングラード冬景色を思い出した自分は・・・(ry
Posted by: にゃんこ | Sep 03, 2009 02:33 PM
そのスターリングラード防衛戦で、ソ聯軍の戦死者は 32 万人だそうです。ちょっとした「市」の人口がまるまるなくなっちゃった計算だ…
Posted by: 井上@Kojii.net | Sep 03, 2009 07:15 PM
一方モスクワ防衛戦では、ソ連側の戦死者は51万人・・・
あ、政令指定都市が消えた。
Posted by: 整備兵 | Sep 03, 2009 10:12 PM
そしてレニングラードでは一般市民まで巻き込んで… いや、もうこれぐらいにしておきましょう。
Posted by: 井上@Kojii.net | Sep 03, 2009 10:42 PM