最近読んだ本
「最強軍団アメリカ海兵隊」(並木書房)
タイトルがちょっと厨房くさくてアレですが、海兵隊の現場について雰囲気を知るにはいいかもしれません。「トム・クランシーの海兵隊」が、すごい翻訳で中身を台無しにしてしまっていただけに…
ただ、この一冊で海兵隊の組織や全体像を理解するのは難しいかなあと。基本的なモノの考え方というか、海兵隊のやり方の根底にあるものについて知るには、「アメリカ海兵隊のドクトリン」(芙蓉書房出版) の方が勉強になりました。
そういう意味では、「機甲戦の理論と歴史 」(ストラテジー選書) も似たところがあります。書かれている史実については既知のものが多かったのですが、その背景にある事情やモノの考え方について、筋を通して話を整理する上で役立った一冊。
「ネイビー・シールズ 」(原書房) も「現場系」の一冊。選抜課程から始まって訓練・実戦と、SEAL チームの現場にいた人間の、生の声を知るにはよいです。そういう意味では、「デルタ・フォース極秘任務 」(早川書房) に通じる部分があるかも。
Comments
原書房の軍事本は結構読みました。
今じゃなかなか売ってませんね。湾岸戦争後にかなり出回っていた記憶がありますよ。
転居のどさくさにかなり処分してしまい、今じゃF117と航空戦術物しか持ってません。すっかり隠居したF117を思いながら原書房のF117本を読むと長い様で短い生涯だったのかなと思ったり・・・
Posted by: にゃんこ | Sep 11, 2009 12:04 PM
原書房のメカニックブックスというと、レオパルト 2 の本で、野木恵一さんが操縦訓練車を演習場で走らせた話が傑作です。
ところが野木さん、運転免許をお持ちではないという説があるんですけれど… 逆に言えば、免許がなくても操れるぐらいレオパルト 2 の運転は簡単ということ !?
Posted by: 井上@Kojii.net | Sep 11, 2009 12:30 PM
それはきっと農免道みたいな・・・
Posted by: にゃんこ | Sep 11, 2009 03:28 PM
そんな話は飲めんどー (うそ)
Posted by: 井上@Kojii.net | Sep 11, 2009 07:49 PM
現代の戦車は練習コースを一周すれば誰でも操縦を覚えられると、本人が書いてますからねぇ。変速機もATですし。
Posted by: 砂兎 | Sep 11, 2009 10:16 PM
ラリー・ボンドの某小説なんかひどいもので、「サルでも運転できるぐらい操作が簡単だから、レオパルト 2 には "チンパンジー" という綽名がある」なんて書いています。実際にそうなのかどうかは定かでありませんが。
そういえばラリー・ボンドは、キムチのことを「風向き次第ではハワイまで匂う、強烈な香りのナパーム弾」なんて書いてましたっけ。ヒドス。
Posted by: 井上@Kojii.net | Sep 11, 2009 10:58 PM
それは酷い。我が国のくさやを無視していることは許せません。
Posted by: 砂兎 | Sep 12, 2009 05:07 AM