KC-X の最終版 RfP リリース
…です。まだいろいろ情報が出てくると思うので、明日ではなく、その次の本館の更新分でまとめたいと思います。
ドラフト版からの変更項目は 230 ぐらいあるという話ですが、基本的には技術的な内容の変更であり、Northrop Grumman/EADS 陣営が求めていた内容にはならなかった様子。
そのため、議会筋も含めて Boeing が有利では、という観測になっている模様。しかも、国防長官は「2 機種平行調達は不経済だからやらない」といってます。「他の要素も勘案して決める」といっているものの、コストの問題は重視されている由。
確かに、大型の機体の方が給油能力や輸送力は増えますけれど、ある程度は「数」を揃えないといけないのも軍備の宿命。いくら給油能力に優れた給油機でも、離れた 2 ヶ所に同時にいることはできませんし。
興味深いのは、Boeing のプレスリリースで「Airbus に対する欧州諸国の補助金問題」に言及しているところ。これまで、Boeing は比較的、この手の攻撃は控えめだったように感じられるのですが。
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