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Mar 07, 2010

寄付金控除

素人の暴論:寄付全額控除 (Hi-Low-Mix)

えーと。一応、今の日本の税制でも「寄付金控除」というのはあります。国税庁の解説ページはこちら。ただし、「全額」ではないのと、対象に限りがあるところが制約事項。

でも、元記事にもあるように、いい加減な団体を対象にしても問題があるので、認定したところだけ、とするのは致し方ないと思います。

阿川尚之氏が「アメリカが嫌いですか」(新潮文庫) の中で書いておられましたけれど、アメリカだとこの辺、もっと柔軟というか、広範に運用しているようですね。

つまりは、政府に税金を納めて再分配も政府に任せるか、寄付した分を所得から控除することで行き先を自分でコントロールするか、それなりに選択できると。

ただ、これが有効に機能するには寄付とかチャリティとかいった文化が定着することが必要なので、一気にワーッとやるよりも漸進的に事を運ぶ方がよいのではないか、なんてことを感じました。

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Comments

卵が先か鶏が先かじゃないのですが、
そういう柔軟さが無いから育たないのか、
育たないから柔軟さが無いのかというのは難しい問題ですね。

Posted by: あかさたな | Mar 07, 2010 10:28 PM

まずは始めてみないと始まらないのですが、いきなりドカーンと始めると、きっと弊害が目立って逆噴射することになると思うのです。ちょっとずつ段階を踏んでやった方が無難かなあと。

Posted by: 井上@Kojii.net | Mar 07, 2010 11:35 PM

こんにちは。
アメリカでは寄付文化の弊害も周知されておりますが、日本では知られていますかね?
大きな博物館や美術館なんて、閉館後に大がかりなパーティーを開いて関心を引くとか、クラシックオーケストラは才能なんて関係なく、大口寄付者の意向で指揮者(非組合員)が馘首されるとか。
日本では寄付文化を育成する前に、一般市民がそれぞれ「友の会」に入ることから始めた方がいいのではないでしょうか?

Posted by: てんてけ | Mar 07, 2010 11:36 PM

そう言えば、ちょっと前に議論になった「ふるさと納税」なんて言うのもありますね。

一応、地方自治体へ「寄付」を行った後、確定申告をすれば、一定額まで控除があると言うスキームです。ただ、(毎年必ずされている方には申し訳ないのですが)「確定申告」を行う時点で、サラリーマンには使い辛いような。

Posted by: 観音旭光の両刀使い | Mar 07, 2010 11:54 PM

私はサラリーマンも確定申告するようにするべき、と考えている人ですが、その辺の話まで含めた上で、寄付と税制の関係を見直す必要がありますよね。

確定申告する個人事業主ばかりが寄付金控除の恩恵を受けたのでは、これはこれでもめそうですし。

Posted by: 井上@Kojii.net | Mar 08, 2010 07:40 AM

外資系のかたなど確定申告するようですねえ(保険会社とか)。
うち?ツレは勤め人なのでしませんけど、医療費控除10万チョイの還付申告、私と父の分のついでにしてあげたら1000円くらいだったかなあ?二度としないらしい(爆)
私のとか書きか詰めればもう少し行くけど放置(おい)。

寄付金ですか?母校校舎新築(高校)の関係で大学名義(付属なんです)の寄付しましら受領証明書(?)に領収書、公益法人(学校法人)の証明書(写し)の3点セットがきましたけど、後の2つを申告時に提出で再発行は出来ないそうな・・・
(で写しなだけにただのコピーなんですけど、最後の・・・)

今は国税庁のホームページからネット上で還付だったら簡単に作れるから(とくに源泉票1枚の人のA票とか)、敷居は昔より低いと思いますけどねえ。電子申告(これの登録の方がメンドクサそう:やる気無いからです)しなくても従来通り郵送でいいし。電卓たたかなくていいし、ワープロ使いと同じで、悪筆の披露もいらんし(アレ?)

証明書が昨年度なので理事長が替わったため、領収書と証明書で違ってるけどいいのか???

Posted by: bugaisha | Mar 08, 2010 10:50 AM

理事長が替わっても、対象となる組織が同じなら問題ないんじゃないでしょうか。

私は未だに不信感が抜けなくて、紙の書類を持って行って目の前で収受印を押させないと納得できないので、電子申告はやらないと思います。面倒かどうかに関係なく…

Posted by: 井上@Kojii.net | Mar 08, 2010 10:47 PM

医療費控除のあった年についでに寄付金控除もリストしてみあたら、「こんなの節税になりませんよ」と嫌味を言われたんで寄付は続けてたけど控除申請は出さないことにしてました。今は不便な場所を選んだとしか思えない税務署まで行かなくて良いのでe-Tax使ってますが、Webの申告コーナーはまともなのに、インストールする帳表形式のソフトは帳表をまたいだ自動計算すらできないただの清書ソフトで気が遠くなりました。

Posted by: AL | Mar 09, 2010 12:43 AM

控除の範囲もすこしかわったようですね(普段しないので知らない)。
web上では出来ないんですか?あれって。選択するとソフトインストールになってしまうのでしょうか?
私の家は白の所為か、仕訳帳から申告書B票へはハードコピーネットワーク(ザベあたりの古いネタ)ですけど、青だと仕訳帳(?:青知らない)読んでくれるんですか?

市役所が資産税!って張り切って聞きに来たとき、税金還付になって元気なく帰って行ったっけ・・・

Posted by: bugaisha | Mar 09, 2010 11:53 AM

それってつまり、申告書がペーパーから PC の画面になっただけ、っていうイメージなんでしょうか。

物書きで収入発生源が多岐にわたると、収入の内訳書なんかを書くのがクソ面倒くさいので、私はここ何年か、いちいち手書きするのを止めて、Excel で作った集計データを印刷して出すようにしてしまいました。要は数字が分かればいいのですから。

Posted by: 井上@Kojii.net | Mar 09, 2010 03:19 PM

収支仕訳書(一般)を例にとりますと裏側の売り上げとか減価償却の部分を書き込む項目で
収支仕訳書のとおり
(注:各種特定業種向けな手書き(pdfファイル)しかお役所に用意のない仕訳書ってのがこのまた先にあるんです、世の中には)
とか別紙明細のとおり
となる部分を選んで金額書けばそこと表のほうに反映されます。
(仕入れの方はせっかく5カ所以上の部分はその他合計とあるのでそのまま利用、もっと行数少ないとうれしい、誤記して一行減らしたことも)
で素の後は表に戻って集計帳から必要経費等の項目埋めれば計算はしてくれて仕訳書のできあがり。
ただそれを申告書に書き込むときは手で入力になります。

以上、白色の場合です。
(もっとも今年は全部手書きで清書:悪質もとい悪筆)

Posted by: bugaisha | Mar 09, 2010 04:54 PM

あ、・・・
ですので、エクセルとかで別紙明細、たとえば、減価償却の別紙 などの表題でつくればいいのは同じですねえ。
(lotus-123でつくってる私、昔々出先のマルチプランでつくって家の123に変換した日計表、あらためて今年から使おうかと考え中)

Posted by: bugaisha | Mar 09, 2010 05:01 PM

うちでは、確定申告書と同じ項目・同じ並びで (そうしないと間違える) Excel で計算用のシートを作ってあります。
貸倒引当金の計上や戻入なんかは、前年・翌年のファイルにリンクさせればいいので、これはけっこう便利かもしれません。

Posted by: 井上@Kojii.net | Mar 09, 2010 09:43 PM

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