GPS-CS3K + GPS Image Tracker の不可思議な挙動
「ソニーの GPS レシーバー・GPS-CS3K」の続き。
買ってみたら癖になっちゃって、「乗り鉄」でも「ドライブ」でも連れて行くことが多いのですが、当然ながら GPS の原理上、トンネルや地下では測位できません。
常識的に考えると、測位できないところはすっ飛ばして、その前後をショートカットする形になると思うのです。実際、そうなることが大半です。ところがどういうわけか、たまに、トンネルの前後などでトンでもないところにすっ飛ぶケースがあります。
たとえば、長野の近く・上信越道の某トンネルを通ったときに、その手前の測位ポイントからいきなり埼玉県の新座あたりにすっ飛んで、トンネルを出たところでまた正しい位置に復帰した、とか。
もっとも、これらは GPS Image Tracker にログを取り込んで地図上にプロットしたときの話ですから、ログの問題なのか、それ以外の別の問題なのか、まだ確認はできていませんが。
Comments
カーナビのGPSでもたまにある現象です。
受信しているGPS衛星が非常に少なくて、なおかつ、トンネル内などで反射波を受信してしまう場合に起きます。要は、GPS衛星からの直接波を受信できれば、その行程は直線と見なせるのですが、反射波を受信してしまうと、その行程は直線ではなくなるので、それを直線のつもりで計算してしまうとトンでもない誤差になってしまうと言う話かと。
Posted by: 観音旭光の両刀使い | Apr 26, 2010 12:46 PM
あー、マルチパスですね。都市部のビルの谷間だとよくある現象だそうですが、トンネルでも部分的に電波が入り込むとあり得ますね。納得納得。
軌跡の表示に限定して考えれば、表示する際に極端にすっ飛んでいるデータをスキップする手も考えられますけれど、その辺のアルゴリズムや、閾値をどの程度に設定するかが難しそうです。
Posted by: 井上@Kojii.net | Apr 26, 2010 12:56 PM
もてぎで走って帰ろうとするとGPSとスピードメーターパルスのズレが発生して帰途必ず首都高から皇居のお掘りに落ちます。
ああグリップ走行に勤めたつもりでも滑ってんねんなあ、と思います。
あと時々側道に落ちるのもなんとかしてほしい。
Posted by: なかた | Apr 27, 2010 01:07 AM
ふと、雪道を走ると似たような現象が発生するのかなあ、と思ってしまいました。もろに滑った経験はほとんどありませんが、タイヤの空転ぐらいは起きますし。
もてぎといえば、十数年前に ASTP に行ったことがあります。あれはいい経験ができる施設なので、万人にお勧めしたいところであります。
http://www.twinring.jp/astp/
Posted by: 井上@Kojii.net | Apr 27, 2010 10:39 AM