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May 07, 2010

最近読んだ本 : ロシア・ソ連海軍戦略

いわゆる西側諸国の国民目線で読んでいると、どうにもこうにも「プロパガンダ臭」を感じる部分がある本。でも、それはそれで「なるほど、鉄のカーテンの向こう側ではこういうことを考えていたのか」という意味で、意味がありそうな一冊。

それに、「ソ聯が~」とか「社会主義が~」とかいった話、あるいは戦史の解釈をめぐる話を抜きにして、一般的なシーパワーに対する論文としてみれば、納得できる話が大半ですし。

ちょいと裏読みして、ソ聯軍首脳のモノの考え方とか、(ソ聯海軍から見た) ソ聯海軍が置かれている状況について窺い知るとか、そういう視点で読んでみると、単純に字面を追うのとは違った発見がありそう。

そういえば高校生の頃、モスクワ放送の日本語放送を聴いて「おー、日本のニュースとはずいぶんと違うな」と面白がっていたことがありましたっけ。

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