« 王子駅南口で迫力写真 | Main | 上野駅で »

Jun 22, 2010

残された時間 ?

誠 Biz.ID:結果を出して定時に帰る時短仕事術:残された時間を価値あるものに

基本的な考え方には同意できるんですけれど、ひとつだけ「?」と思ったのが、平均寿命を尺度にしてしまったところ。平均は、あくまで平均。誰もがその年齢まで生きられると保障するものじゃないのです。

つまり、残された時間がどれだけあるかは誰にも分からないし、突如としてお出迎えが来てしまうかもしれない。だから、残された時間をカウントダウンするというよりも、「今を後悔のないように」という方が、個人的にはしっくり来るなあと思いました。

そういう意味では、「永遠の生命」って、実は案外と有り難くない一面があるのかもしれないなあ、と思ってみたり。

|

« 王子駅南口で迫力写真 | Main | 上野駅で »

Comments

細かい話ですけど、平均寿命って言うと0歳児の平均余命のことですが、コレは若死にする人が含まれるので、既に50年とか生きた運のいい人達の集団からみると小さい数値になりますです。

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life08/index.html
↑の厚生労働省のデータですと男の平均寿命は79.29年だそうですが、男の60歳時点における平均余命は22.58年となっております。約3年の差です。
まあ長生きするかも知れないので資産を予想寿命ピッタリで食い潰す計画は止めたほうが良いですよ程度の事ですが。

元記事における人生を有意義に過ごす話とは全く関係なかった事をお許しください。

Posted by: まひわり | Jun 23, 2010 12:28 AM

そういわれてみれば、そうですね。となると、年をとるほど誤差 (というよりギャップか) が縮んでくることになるでしょうか。

いつ頃からか、私は「社会人になってからの十数年だけでも大変化があったのに、この先、何十年も先のことまで気にしてられっか」と居直ってしまったのでありました。

Posted by: 井上@Kojii.net | Jun 23, 2010 07:04 AM

本筋からはずれる、同じよな誤解を含む言葉

病気して直った後に「予後がよかった」などと表現する場合がありますけど、これも本来なら誤った使用例です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%88%E5%BE%8C
予後の予は予測の予なんですけど終わった後に使われるのはねえ。
じゃなんて言うのといわれてもねえ、遠隔成績がそれなんですけど、堅すぎますので、経過くらいで言うのが妥当なんでしょうけど。

残された時間ならぬ過ぎた時間でした。

Posted by: bgaisha | Jun 23, 2010 10:19 AM

一般的な表現なら「事後」なんでしょうけれど、病気したときに使うには、なんだかしっくりこないですね。難しいところです。

リンク先には書いていなかったですが、どうして「予後」というようになったのか、ちょっと興味が芽生えました。

Posted by: 井上@Kojii.net | Jun 23, 2010 12:47 PM

「予後」と言う言葉は、もともとは中国から来ているようです。占い師が病気のその後を予測させられたのが発端とのこと。
http://www.riumati.com/blog/touyouigaku/post-50.html

Posted by: 観音旭光の両刀使い | Jun 23, 2010 05:49 PM

なるほど、それで「予後」ですか。ストンと納得しました。言葉って面白いなあ…

Posted by: 井上@Kojii.net | Jun 23, 2010 10:27 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 王子駅南口で迫力写真 | Main | 上野駅で »